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 英Arm(アーム)は、メタバースのVR(Virtual Reality)グラスやスマートフォンなどの民生機器に向けて、CPUコアやGPUコアの新製品などを2022年6月28日(現地時間)に発表した 日本語版ニュースリリース 。CPUコアは民生向けハイエンド製品の「Cortex-X3」。GPUコアはこれまでの「Mali」ではなく新ブランド「Immortalis(イモータリス)」製品の第1弾「Immortalis-G715」である。日本法人のアームは、2022年6月29日(日本時間)に国内報道機関に向けた新製品などのオンライン説明会を開いた。

 新CPUコアのCortex-X3は、その名の通りCortex-Xの第3世代品である。Cortex-Xはスマートフォン向けのCPUコア「Cortex-A」の上位製品であり、民生機器向けハイエンドCPUコアと位置付けられる。いわゆるプレミアムスマホに搭載のSoC(System on a Chip)などに採用されている。Cortex-X3は前世代のCortex-X2よりもシングルスレッド処理性能を高めた。これによって、Cortex-X3集積のSoCを搭載したAndroidスマートフォンの性能は、Cortex-X2集積のSoCを搭載したAndroidスマートフォンよりも25%以上高いとする(図1)。

図1 Cortex-X3の採用でAndroidスマートフォンの性能が25%向上
図1 Cortex-X3の採用でAndroidスマートフォンの性能が25%向上
ラップトップPCでは34%の性能向上が見込まれるという。(出所:Arm)
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 今回、Cortex-Aの新製品として、「Cortex-A715」も発表した(図2)。既存の「Cortex-A710」と比べてエネルギー効率は20%、性能は5%向上しており、Cortex-X1に匹敵するという。また「Cortex-A510」の設計を最適化し消費電力を5%以上削減した。さらに今回、複数のCPUコアを束ねるための回路「DSU-110」を拡張し、12コアまで束ねられるようにした。これまでは8コアまでだった。

図2 Cortex-A715などの新製品も発表
図2 Cortex-A715などの新製品も発表
(出所:Arm)
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