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 ダイハツ工業は2022年7月5日、軽自動車「ムーヴ キャンバス」の全面改良車を、同年7月13日に発売すると発表した。約6年ぶりの全面改良となる。同社の車両設計・開発手法「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」を適用し、軽自動車としての基本性能と安全性能を強化した。

 先代車(初代)のデザインを継承した「ストライプス」と、上質さを重視した「セオリー」という2グレードを用意。若年女性という先代車からの主要顧客だけでなく、大人世代や男性という新たな顧客を開拓する(図1)。

ムーヴ キャンバスの全面改良車
図1 「ムーヴ キャンバス」の全面改良車
(画像:ダイハツ工業)
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 パワートレーンでは、自然吸気(NA)エンジン車に加えて、過給エンジン車を新たに設定した。NAエンジン車にはCVT(無段変速機)、過給エンジン車にはDNGAに基づいて開発したCVT「D-CVT」を組み合わせる。駆動方式は、2WD(前輪駆動)と4WD(全輪駆動)が選べる(図2)。

図2 DNGAを適用し、プラットフォームやパワートレーンを刷新した
図2 DNGAを適用し、プラットフォームやパワートレーンを刷新した
(画像:ダイハツ工業)
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 ボディー骨格への高張力鋼板の使用比率を増やし、骨格の強度を高めながら、車体質量を約50kg軽くした。車体の軽量化やエンジン制御の改良などによって、WLTCモード燃費は22.9km/L(CVTを搭載する2WDのNAエンジン車の場合)となり、燃費性能は先代車より約10%向上した。

 予防安全の面では、同社の最新の先進運転支援システム(ADAS)「スマートアシスト」を全車に標準搭載した。センサーにはデンソーの最新のステレオカメラを使う。主要機能である自動ブレーキは、昼間の車両や歩行者に加えて、夜間歩行者や前方を走る二輪車に対応する。

 自動ブレーキの他に、先行車追従(ACC)や誤発進抑制(前方、後方)、車線維持支援などの16機能を提供する。このうちACCは全車速に対応する。誤発進抑制では急発進を抑制するだけでなく、衝突の危険があるとシステムが判断すると自動でブレーキをかける。