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「Amazon Care」の概要
「Amazon Care」の概要
HLTH 2021で展示された説明資料(写真:日経クロステック)
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 既に同種のサービスを展開してきたアマゾンがワン・メディカルを買収するのは、ヘルスケア事業の規模拡大が狙いとみられる。Amazon Careの利用者は2021年時点で数万人にとどまっていたもよう。これに対して、ワン・メディカルの会員数は2022年3月末時点で76万7000人に達する。

 アマゾンは、離れて暮らす高齢者や友人などの被介護者に向けて、サブスクリプション型の見守りサービス「Alexa Together」も手掛けている。同サービスでは、スマートスピーカー「Echo」シリーズなどのAlexa対応デバイスを通じて、介護者が遠隔地にいる被介護者の状況を知ることができる。このほかEchoシリーズ向けのアプリ(スキル)でも、ヘルスケア向けが増えているという。

 このようにアマゾンは、日常の見守りから診療、薬の処方まで対応できる素地を備える。今回のワン・メディカル買収を機に、こうした一気通貫のヘルスケアサービスを、Echoデバイスと連携させながら今後展開する可能性もありそうだ。