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 「材料とか物流費の高騰がちょっと大きいなという感じになっている」。2022年7月29日、同年度(2023年3月期)第1四半期(1Q)の連結決算を発表したデンソーの松井靖氏(同社取締役・経営役員)はこう語った(図1)。

図1 デンソー取締役・経営役員の松井靖氏(左)
図1 デンソー取締役・経営役員の松井靖氏(左)
(出所:デンソー決算発表会見のオンライン画面を日経クロステックがキャプチャーした)
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 同社の同1Q連結決算は、売上高は1兆4150億円と四半期では過去最高だったが、営業利益は636億円と前年同期比40.6%減と大幅に低下した。その主な要因となったのが、車両の減産による操業度差損や部品材料費・エネルギー費・物流費の高騰といった外部環境の影響である(図2)。1Qは半導体不足や中国でのロックダウンなどによって車両の減産に悩まされた。

図2 営業利益の増減要因
図2 営業利益の増減要因
単位は億円。(出所:デンソー決算発表会見のオンライン画面を日経クロステックがキャプチャーした)
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 一方、売上高については、電動化などの注力領域を中心とした拡販や為替の良化がプラスに働いた。