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 米Sony Interactive Entertainment(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)は2022年8月22日(米国時間)、据え置き型ゲーム機「PlayStation(PS)5」向けの新しいVR(Virtual Reality)システム「PlayStation(PS) VR2」を2023年初めに発売すると明らかにした。これまでPS VR2の開発を公にしていたものの、発売時期を明言するのは今回が初めて。新型機の発売で、VR用ヘッドセットで先頭をひた走る米Meta Platforms(メタプラットフォームズ、以下メタ)の背中を追う。

「PlayStation(PS) VR2」
「PlayStation(PS) VR2」
(出所:SIE)
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 SIEが現行のPS VRを発売したのは2016年10月。それから6年以上を経てから後継機種を出すことになる。その間、VR業界は大きく様変わりした。きっかけはメタが2020年10月に発売したVRヘッドセット「Meta Quest 2(旧Oculus Quest 2)」だ。Quest 2は高性能な割に価格が安く、かつパソコンと接続することなくスタンドアロンで手軽に利用できることから人気を博し、販売台数を伸ばしていった。

 かつてVRヘッドセットで最も売れていたのはPS VRだった。ところがQuest 2の登場でその王座から陥落。香港に本社を置く調査会社Counterpoint Technology Market Researchの調べによれば、2021年末時点のPS VRの累計出荷台数は660万台。これに対してQuest 2は1.5倍超の1040万台に達する。すなわち、SIEは現在、「挑戦者」の立場にある。