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 ルネサス エレクトロニクスは、RISC-Vコアを中核としたASSP(Application Specific Standard Product)製品「ASSP EASYグループ」の第1弾として、「R9A02G020」を発売、量産を開始した ニュースリリース 。今回の新製品は、家電製品やビルディングオートメーション、医療機器、ドローンなどのモーター制御に向ける(図1)。

図1 新製品と応用先のイメージ
図1 新製品と応用先のイメージ
(画像:ルネサス エレクトロニクス)
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 同社は強力な独自CPUコアを持っていたため、英Arm(アーム)のCPUコア(以下Armコア)をベースにしたマイコン製品の市場投入で出遅れた。その轍(てつ)を踏まないように、大手半導体メーカーとしては初めて、Armコアの対抗と目されるRISC-Vコア製品に積極的に取り組むと宣言していた*1。まず、同社は64ビットRISC-Vコアを集積したマイクロプロセッサー(MPU)「RZ/Five」を2022年3月1日に発表した*2。このMPUに続くRISC-Vコア製品が、今回のASSPである。RZ/Fiveは台湾Andes Technology(アンデステクノロジー)の64ビットRISC-Vコア「AndesCore AX45MP」をベースにしていたが、今回のASSPはAndesの32ビットRISC-Vコア「AndesCore N22」をベースにする。なお、ルネサスは独自設計のRISC-Vコアを集積した製品が2023年ごろに登場予定と表明している*3。また、同社が2021年11月に発表した車載マイコン「RH850/U2B」は、デンソー子会社のエヌエスアイテクス(NSITEXE)が開発したRISC-Vベースの並列ベクトル・プロセッサー・コア「DR1000C」を集積する*4

関連記事 *1 ルネサスがRISC-V先行宣言、Armマイコンの失敗は繰り返さない *2 ルネサスが初のRISC-Vコア集積MPU、ArmコアMPUとピン互換 *3 『好調ルネサスの次なる一手、地味路線の電源管理ICを稼ぎ頭に』の3ページ目 *4 ルネサスが統合ECU向けマイコン、デンソー子会社製「DFP」搭載