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 アシックスは2022年9月15日、温暖化ガス(カーボンフットプリント)排出量が世界最小のスニーカー「GEL-LYTE III CM 1.95(ゲルライトスリーシーエム1.95)」を発表した。排出量はCO2換算で1.95kgと、これまでのスニーカーの最小量である4.3kgと比べ50%以上削減した。アシックスは2050年までに温暖化ガス排出量実質ゼロを目指しており、今回の取り組みを実現に向けた第一歩としている。

図1 CO<sub>2</sub>排出量が世界最小のスニーカー「GEL-LYTE III CM 1.95(ゲルライトスリーシーエム1.95)」
図1 CO2排出量が世界最小のスニーカー「GEL-LYTE III CM 1.95(ゲルライトスリーシーエム1.95)」

 同社は製品ライフサイクルの4つの主要段階(材料調達と製造・輸送・使用・廃棄)のそれぞれにおいて、温室効果ガス排出の削減策を特定し、材料調達や工程を改善することで、品質を損なうことなく、CO2排出を減らせる技術を磨いてきた。

 特に今回、最も温暖化ガス削減に貢献した取り組みが、スニーカーのミッドソールと中敷きに使用するフォーム材の開発である。サトウキビなどを原料とした複数のバイオ素材を使用した。サトウキビが成長過程で吸収するCO2量が、フォーム材製作時に排出するCO2量より多いため、排出量の削減に貢献したとしている。

図2 新フォーム材に使われているバイオ素材
図2 新フォーム材に使われているバイオ素材