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 米Intel(インテル)は、イスラエルの拠点で2022年9月11~14日(イスラエル時間)にプライベートイベント「Intel Technology Tour 2022」を開催した。イベントの主な狙いは、同社のクライアント向け(PC向け)製品の開発を担っているハイファのIDC(Israel Development Center)、およびキリヤット・ガトの工場「Fab 28」を紹介することである。このイベントの中で、PC向けMPU(マイクロプロセッサー)「Coreプロセッサー」の次世代品「Raptor Lake」(開発コード名)や次々世代品「Meteor Lake」(開発コード名)に関して、新しい情報がいくつか明らかになった。

 まずRaptor Lakeに関して。今回のイベントにおいて、Raptor Lakeが「第13世代Coreプロセッサー」になることが公の場で明らかにされた。その仕様も一部が発表になった。例えば、外付けDRAMはDDR5-5600型をサポートする。液体窒素などで冷却した場合、最大8GHzのオーバークロック動作が可能である(図1)。スライド上にはなく口頭での説明だったが、Raptor Lakeのシングルスレッド性能は第12世代Coreプロセッサー(開発コード名Alder Lake)の15%増し、マルチスレッド性能は同41%増しとのことである。

図1 ハイファのIDC(Israel Development Center)で開発してきた製品一覧
図1 ハイファのIDC(Israel Development Center)で開発してきた製品一覧
右端が第13世代Coreプロセッサーになる「Raptor Lake」(開発コード名)である。登壇したのはIsic Silas氏(Corporate VP, Client Platform Office GM, CCG)である(写真:大原 雄介、スクリーン画像:Intel)
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 開発期間についての説明もあった。Alder Lakeは30カ月というプロセッサーとしては非常に短い期間で開発されたが、Raptor Lakeはそれよりさらに半年短い期間で済んだという(図2)。Raptor Lakeの製品投入順序はAlder Lakeと同じである。すなわち、デスクトップ向け製品が最初に発売され、モバイル向け製品がそれに続く(図3)。

図2 第12世代Coreプロセッサー(開発コード名:Alder Lake)開発の流れ
図2 第12世代Coreプロセッサー(開発コード名:Alder Lake)開発の流れ
30カ月はプロセッサーの開発期間としては短い。Raptor Lakeはさらに6カ月間短縮したという(画像:Intel)
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図3 プロセッサー製品の出荷時期と出荷遅れ期間
図3 プロセッサー製品の出荷時期と出荷遅れ期間
横軸は製品ごとの実際の出荷時期を、縦軸は出荷遅れ期間(出荷予定時期と実際の出荷時期の差)をそれぞれ表す。右下のRPL DTがデスクトップ向けRaptor Lake、RPL MBはモバイル向けRaptor Lakeである(画像:Intel)
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