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 2000TFLOPSの演算性能は、幅広い使い道を想定している。レベル3以上の自動運転システム(ADS)にすべて費やすことも可能だが、レベル2+の高度先進運転支援システム(ADAS)や運転者監視システム(DMS)、メータークラスター、車載情報システム(IVI)などに振り分けることもできるとしている。仮想化技術によって1チップ上で「Linux」「QNX」「Android」など、複数のOSを動かせるためだ。チップ間の接続技術「NVLink-C2C」を使い、複数のDRIVE Thorチップを動かすこともできる。

 DRIVE Thorは「Hopper」世代のGPUのほか、英ARM(アーム)の「Poseidon AE」コアを使うCPU「Grace」、次世代GPUの「Ada Lovelace」などを搭載する。Hopper世代のGPUは、「Transformer Engine」と呼ぶ推論エンジンを組み込んでいる。これにより、ニューラルネットワークの推論性能を最大で9倍に高められるという。なお、チップの半導体プロセスノードは明らかにしていない。