オランダPhilips(フィリップス)の照明事業をスピンアウトして設立された、オランダSignify(シグニファイ)の日本法人は2022年9月21日、Wi-Fiセンシング機能を世界で初めて搭載したスマート照明「WiZ(ウィズ)」ブランドの日本発売を発表した。Wi-Fiセンシングは、空間内にあるWi-Fi電波の揺らぎを検知し、人の動きなどを検知する機能である。同社はこの機能を「SpaceSense」と呼んでいる。
具体的には、WiZを2つ以上使っている場合、1台がWi-Fi電波の発信機、残りが受信機となり電波の揺らぎを検知できる。それによって人の動きを検知し、人の出入りに合わせて自動で照明の点灯・消灯ができたりする。「人の動きの検知機能を応用することで、離れた場所にいる家族の見守りや不在時の監視用途など高度なソリューションの実現も目指す」(日本法人のシグニファイジャパン)としている。
新製品はこのほか、スマートフォンのアプリで直感的に操作できる、Wi-Fi接続に専用のハブが不要、使用にあたって個人情報の登録が不要などの特徴があるという。セットアップはアプリから簡単に行うことができ、初めてスマート照明を使う人でも、「Wi-Fi接続完了後30秒以内に95%の人がセットアップを完了している」(同社)という。