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 ダイハツ工業は2022年10月3日、超背高(スーパーハイト)ワゴンタイプの軽自動車「タント」の部分改良車を発売した。今回の部分改良では、アウトドア志向の顧客の要望に応えるために、新モデル「タント ファンクロス」を追加したのが最大の特徴である(図1)。

タント ファンクロス
図1 追加したモデル「タント ファンクロス」
(画像:ダイハツ工業)
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 ダイハツが同日にオンライン開催した発表会で、同社代表取締役社長の奥平総一郎氏は、「ベースモデルのタントと上級モデルの同カスタム、アウトドアモデルの同ファンクロスという3つの異なる個性の車両を提供することで販売拡大を目指す」と強調した(図2)。

奥平総一郎氏
図2 ダイハツ社長の奥平総一郎氏
(出所:オンライン会見の画面をキャプチャー)
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 2019年7月に発売した4代目の現行タント(カスタムを含む)は、ダイハツの車両設計・開発手法「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」を初めて適用し、軽自動車としての基本性能を向上させた。今回の部分改良車もDNGAを適用しており、改良前と同様に自然吸気(NA)エンジン車と過給エンジン車を用意。駆動方式も改良前と同じで、2WD(2輪駆動)と4WD(4輪駆動)を設定した。

 ダイハツ製品企画部チーフエンジニアの秋本智行氏は同日の会見で、「部分改良に当たってタントは『シンプル』、カスタムは『上質』、ファンクロスは『タフ』を重視した」と述べた(図3)。

秋本智行氏
図3 ダイハツ製品企画部の秋本智行氏
(出所:オンライン会見の画面をキャプチャー)
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 タントでは内装と使い勝手を改良し、2段式のデッキボードを荷室に設定した。エンジン制御の改良によって、WLTCモード燃費は超背高ワゴンタイプの軽自動車でトップクラスの22.7km/h(NAエンジン・2WD車の場合)を達成した。カスタムは外観と内装の上質さを一層強調した。ファンクロスは、「日常生活の街乗りからアウトドアまで、幅広く使えるようにした」(秋本氏)と説明した。