京セラは2022年10月13日、歩行時の姿勢を計測し、ユーザーにフィードバックするシステムを発表した(図1)。同システムはウエアラブル端末で歩行状態を計測し、自分の理想の歩き方を設定することで、リアルタイムに指導を受けることができる点が特徴だ。

京セラはここ数年、人間が持っている能力をテクノロジーによって拡張する「人間拡張」に注力している。今回の歩行システムは、身体能力を拡張する取り組みの一環として開発した。同社研究開発本部フューチャーデザインラボ所長の横山敦氏は「当社はデバイスや材料、メディカル、など人間を中心に捉える事業展開をしており、それらを支える基幹技術が強み」と語る(図2)。