「デスクトップ版SOLIDWORKSは無くならない」――。フランスのダッソー・システムズ(Dassault Systemes)エグゼクティブ・バイス・プレジデントのジャン・パオロ・バッシ(Gian Paolo Bassi)氏は2022年11月14日、同社が東京都内で開催したイベント「3DEXPERIENCE WORLD JAPAN 2022」の記者説明会でこう話した。
同社は子会社を通じて3D-CAD「SOLIDWORKS」を開発・提供するとともに、近年ではクラウドから利用できる設計アプリ群「3DEXPERIENCE Works」を展開している。ジャン・パオロ氏は「650万ユーザーを抱えるSOLIDWORKSのエコシステムを、3DEXPERIENCE Worksに広げていく」と述べ、同アプリ群の拡充に一層注力する姿勢を示した。
3DEXPERIENCE WorksはWebブラウザーからアクセスでき、パソコンやタブレット端末など、複数種類の端末で利用できるアプリ群を用意している。基本的な3D-CADの機能をはじめ、ユーザーはそれぞれの業務に必要なアプリを選んで使える。これまでのデスクトップ版SOLIDWORKSは、全ての機能を使わないユーザーにとって、一部の機能が無駄になることがあったという。