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 マツダは中型スポーツセダン/ステーションワゴンの「マツダ6」を部分改良し、2022年12月9日に予約受け付けを開始した。発売は同年12月下旬を予定する。今回の部分改良のポイントは、(1)走行性能の向上、(2)運転支援機能の強化――などである。

 第1の走行性能の向上では、ソフトウエアの更新によって排気量2.2Lで直列4気筒のディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 2.2」の制御方法を改良し、最高出力と、エンジン回転数が4000rpmにおけるトルク(中間トルク)を高めた(図1)。

マツダ6の部分改良車
図1 マツダ6の部分改良車
新グレードの「スポーツアピアランス」。(写真:日経Automotive)
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 最高出力は部分改良前の140kWから147kWに向上した。中間トルクは部分改良前より25N・m増加の350N・mとなった。マツダ商品本部主査の谷本智弘氏は、「燃料噴射量を増やす制御によって、高回転域までの伸びと力強さを向上させた」と話す。

 部分改良車のディーゼルエンジンは、同社の最新の駆動力制御システムを搭載する。同システムでは、運転者がアクセルペダルを踏んで加速し、一定の速度になるまでの「過渡領域」において、アクセル開度に対応する加速度の目標値を連続的に設定する。次に、設定した加速度の目標値を実現するために必要なトルクの値を決める。

 必要なトルクの値が決まると、その値を得るために必要な燃料噴射量を制御する。今回のソフト更新では前述したように、エンジンの中間トルクを高め、最高出力を向上させた。また、改良前より低いエンジン回転数(4000rpm)において最高出力が得られるようにした。

 ソフト更新によって、電動パワーステアリング(EPS)のアシスト特性も変更し、操舵(そうだ)の応答性を改善した。さらに、アクセルペダルを踏み込んだときの反力を高めることで、エンジン出力に対する応答性を向上させた。