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 「売上高、営業利益ともに、四半期業績として当分野(イメージング&センシング・ソリューション分野、I&SS分野)で過去最高」(ソニーグループ(ソニーG) 代表執行役副社長 兼 CFOの十時裕樹氏)。

図1 決算説明会に登壇したソニーG 代表執行役副社長 兼 CFOの十時裕樹氏
図1 決算説明会に登壇したソニーG 代表執行役副社長 兼 CFOの十時裕樹氏
過去最高となった前年同期に迫る、4287億円の連結営業利益を達成した(写真:日経クロステック)
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 ソニーGは2023年2月2日、2022年度第3四半期(同年10月1日~12月31日)決算の説明会を開催し、同期の連結売上高は前年同期比13%増の3兆4129億円、連結営業利益は364億円減の4287億円になったと発表した(図1)。特に営業利益は、過去最高益となった前年同期比に迫るものである(図2)。特に好調な事業として、G&NS分野(ゲーム&ネットワークサービス分野)、I&SS分野、音楽分野がある。

図2 各セグメントの業績
図2 各セグメントの業績
G&NS分野、音楽分野、I&SS分野の業績が特に好調だった(出所:ソニーグループ)
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 G&NS分野はハードウエアの販売増と為替の影響で前年同期比53%増の1兆2465億円となった。PS5ハードウエアの販売台数は当四半期で710万台、12月末までの累計販売台数は3200万台を突破している。この結果を受け、2022年度の通期販売台数目標を1800万台から1900万台に引き上げた。オペレーションを最適化することで、ハードウエアの供給を増やし、事業成長を再加速させていくという。音楽分野は、ストリーミングでの売り上げの増加により、前年同期比23%増の3637億円となった。