日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が2023年2月6日に発表した同年1月の車名別新車販売台数(速報値、以下同じ)によると、登録車(乗用車)と届出車(軽自動車)を合わせた総合順位で、ホンダの軽自動車「N-BOX」が5カ月連続で首位となった。
2023年1月も車載半導体を含む部品不足は続いたが、N-BOXの1月の販売台数は2022年12月より3000台以上増えた。前年同月比でも3.0%の増加となり、同年12月に続いて首位を守った(図1)。
総合順位の2位はトヨタ自動車の小型車「ヤリス」シリーズ、3位はトヨタの中型車「カローラ」シリーズ、4位はダイハツ工業の軽自動車「タント」、5位はトヨタの小型ミニバン「シエンタ」だった。
ヤリスシリーズは12月の4位から2位に、シエンタは12月の6位から5位にそれぞれ順位を上げた。一方、12月の総合順位で2位だったタントは、1月の順位は4位だった。
ただ、タントの1月の販売台数は前年同月比79.4%増の1万4330台であり、12月に比べても2000台以上増えた。2022年10月に発売した新グレード「タント ファンクロス」などが好調な販売に寄与した(図2)。