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 日産自動車は2023年3月17日、幼児などの車内への置き去り防止を支援する装置を同年6月に発売すると発表した。同社の幼児送迎用バスに後付けできるもので、取り付けは全国の販売店で行う。販売価格(取り付け費用を含む)は、国の補助金の範囲内(上限額17万5000円を想定)に設定する予定だ。

 今回の装置は、日産の小型バス「キャラバン」と同「シビリアン」の幼児通園専用車に後付けして使う。対象となる年式はキャラバンが2005年4月以降、シビリアンは2003年4月以降になる(図1、2)。

キャラバンの幼児通園専用車
図1 キャラバンの幼児通園専用車
(出所:日産自動車)
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シビリアンの幼児通園専用車
図2 シビリアンの幼児通園専用車
(出所:日産自動車)
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 同じ機能を持つ装置はトヨタ自動車が2023年4月に発売する予定であり、日産もこのたび販売を決めた。車内に置き去りにされた幼児が犠牲になる事故の防止を支援するために、同社は今回の装置を投入する。