
先端技術ニュースプラス
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米マイクロン、エルピーダ買収後8年間で日本に1兆8200億円を投資
Micron Technology(マイクロンテクノロジー)は2022年11月16日、最先端DRAM製造プロセス「1β」(1ベータ)の量産開始を祝う式典を、その製造現場であるマイクロンメモリ ジャパンの広島工場(広島県東広島市)で開催した。
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シャープ出身者が無線ディスプレー技術、スマホがタブレットやパソコンに
リコーがスマホ用サブディスプレー「RICOH Portable Monitor 150BW」を2022年11月30日に発売する。無線かつ双方向に接続できることが特徴だ。15.6インチと大型ながら700g程度で持ち運びやすい。
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小型モジュール炉:建設コスト低く安全、原子力発電の新しい選択肢に
小型モジュール炉(Small Modular Reactor:SMR)は、モジュール化の発想を取り入れた小型原子炉の総称である。出力が小さく、簡素化した構造で建設費用を抑えられる他、安全性も高まるとの期待がある。国によってSMRの定義はさまざまだが、国際原子力機関(IAEA)によると、電気出力30…
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なぜ?ロームが東芝に3000億円出資との報道
東芝に対する日本産業パートナーズ(JIP)の買収提案を巡り、ロームが最大3000億円規模の投資額で参画を検討していると、日本経済新聞が2022年11月16日に報じた。日経クロステックがロームに確認したところ、「出資を検討していることは事実だが、金額など詳細は何も決まっていない」と答えた。
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「デスクトップ版SOLIDWORKSは無くならない」ダッソー
「デスクトップ版SOLIDWORKSは無くならない」――。フランスダッソー・システムズ(Dassault Systemes)のジャン・パオロ・バッシ(Gian Paolo Bassi)氏は2022年11月14日、「3DEXPERIENCE WORLD JAPAN 2022」でこう話した。
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5GHz帯Wi-Fiで複数スピーカーに音楽配信、100m以上にも対応
オーディオ技術を開発するミューシグナル(仙台市)は、5GHz帯のWi-Fiを用いてパソコンなどに保存した音源から10台以上のスピーカーに無線で音楽を配信する技術「ミュートラックス」を開発した。
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アイシンの自動駐車支援システム、AI処理にFPGAを活用
アイシンは2024年の量産車への搭載を目指す次世代の自動駐車支援システムにFPGA(Field Programmable Gate Array)ベースの車載SoC(System on Chip)を採用した。米AMD(Advanced Micro Devices)が2022年2月に買収した米Xili…
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ランボルギーニCEO「合成燃料車の可能性を模索」
イタリアAutomobili Lamborghini(アウトモビリ・ランボルギーニ)の会長兼最高経営責任者(CEO)であるステファン・ヴィンケルマン氏は、2030年以降にランボルギーニ車の動力源として、「合成燃料(e-fuel)の可能性を模索している」と語った。日本法人であるアウトモビリ・ランボル…
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ドローンに雷誘いインフラ守る、NTTが落雷制御技術
避雷針の代わりをするドローンを雷雲に合わせて飛ばし、高精度に雷を捕捉してインフラ設備やビルを守る。NTTは2022年11月16日~18日にオンラインで開催する「NTT R&Dフォーラム 2022」で、ドローンを活用した落雷制御技術を紹介している。
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ヤマハ発動機が2輪車の安全ビジョン、4輪車と一線を画す理由
ヤマハ発動機は2022年11月11日、2輪車の安全性を高めるビジョン「人機官能×人機安全」を定めたと発表した。合わせて要素技術として、自動ブレーキ技術「レーダー連携ユニファイドブレーキシステム」、低速時の安定性を高める「二輪安定化支援システム(AMSAS)」などについて説明した。
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パナソニックが人工嗅覚、吐息成分で個人認証・犯人特定
「におい」で個人を特定――。パナソニック インダストリーは2022年11月14日、開発した人工嗅覚システムの記者向け説明会を実施した。吐く息の成分はヒトによって異なることから、特定の信号パターンを検出して個人認証や人物特定に役立てる。「実用化までは数年かかる」(同社)と語った。
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東芝が音で機器劣化を検知するAI、うるさい中でも誤検知なし
東芝は、機器の稼働音を解析して劣化の兆候を高精度に捉える音響劣化推定AI(人工知能)「VAE-DE(Variational AutoEncoder based Deterioration Estimation)」を開発した。このAIを用いると、機器の稼働音に周囲の騒音や雑音などの音響ノイズや回路の…
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NTT島田社長が語る半導体新会社ラピダスに出資した理由、「スマホの次のデバイス」視野
「スマートフォン(スマホ)の次のXR(eXtended Reality)デバイスなどを見据えると、特定の高速チップをつくってくれるベンダーが国内にあったほうがありがたい。それが我々がRapidus(ラピダス)に出資した理由だ」――。NTT社長の島田明氏は2022年11月14日に実施した記者会見で、…
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「SDVが追い風に」、ブラックベリーがIoT事業戦略
車載OS(基本ソフト)「QNX」を手掛けるカナダBlackBerry(ブラックベリー)は2022年11月10日、同社のIoT事業戦略について説明した。自動車業界におけるソフトウエア定義車両(Software Defined Vehicle、SDV)への移行が、同社にとって追い風になるという。
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推し活で資産形成も可能、「Web3」がもたらす新たな世界
昨今話題の「Web3(ウェブスリー)」が実現することで、「推し活」による資産形成が可能になるかもしれない……もう散財と言わせない、立派な資産形成だと言い切れる世界の実現が期待される。
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トヨタとデンソー、次世代半導体の新会社に出資した狙い
次世代半導体の国産化を目指す新会社「Rapidus(ラピダス、東京・千代田)は、2022年11月11日に東京都内で初会見を開いた。米IBMなどと連携し、2nm世代のロジック半導体の技術開発を進め、2020年代後半に国内での量産化を目指す。
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日産は燃料電池であえてSOFC開発、ドローンで鍛えクルマへ
「液体で燃料を充填し、高効率に電気を生成できる固体酸化物型燃料電池(SOFC)を実用化できれば、移動体である自動車にとって有用なエネルギー源の1つになる」(日産自動車EVシステム研究所主管研究員の加藤崇氏)
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「24年末にEUV装置」「量産までに5兆円」、国産先端半導体製造会社が発足
「EUV(極端紫外線)露光装置は2024年末に導入できる見込みだ」――。記者陣の人だかりに囲まれながら、半導体新企業ラピダス代表取締役社長に就いた小池淳義氏はこう明かした。EUV露光装置の導入は日本としては初となる。
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トヨタ・NTTなどが半導体製造会社、IBM技術導入で2nm世代国産化狙う
2022年度に2nm世代半導体プロセスの要素技術獲得、EUV(極端紫外線)露光装置の導入着手――。経済産業大臣の西村康稔氏は2022年11月11日の会見で、次世代半導体の量産に向けた研究開発基盤を年内にも設立すると公表した。併せて、ソニーグループなどが出資する半導体新会社を設立し、2本柱で2nm世…
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ルノーグループ、ビジネスモデルを再構築し5分野を独立の重点事業に
「成功するためにビジネスモデルを再構築する必要がある。(中略)そこで、2つの選択肢がある」。フランスRenault(ルノー)グループのLuca de Meo(ルカ・デメオ)CEO(最高経営責任者)は、2022年11月8日にパリで開催した事業説明会でこう語った。