
先端技術ニュースプラス
目次
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レクサス初のEV専用モデル「RZ」、航続距離より走り重視
トヨタ自動車は高級車ブランド「レクサス」で、電気自動車(EV)専用モデルの展開を開始する。その第1弾として、2022年4月20日に新型車「RZ」を発表した。トヨタブランドのEV「bZ4X」より航続距離が90kmほど短く、電力消費率(電費)の追求より高い走行性能の実現を重視した。
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量子メモリー前進へ アダマンド並木が高純度大型ダイヤウエハー
アダマンド並木精密宝石は2022年4月19日、高純度かつ大型のダイヤモンドウエハーを開発したと発表した。不純物である窒素(N)濃度が0.9ppb(parts-per-billion、10億分率)と極めて低く、直径も2インチ(約51mm)とダイヤモンドウエハーとしては世界最大クラスである。
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ルネサス、車載ソフトの開発加速へ 統合型仮想開発環境
ルネサス エレクトロニクスは、同社の車載SoCやマイコン(以下、デバイス)で稼働するアプリケーションソフトウエアの先行開発に向けて、統合型のバーチャル(仮想)開発環境「バーチャルターンキープラットフォーム」の提供を開始した。今回の開発環境を使うことで、デバイスや評価ボードがそろう前から、アプリケー…
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東芝が2023年のGaNデバイス発売に向け、差異化回路技術を開発
東芝デバイス&ストレージは、2023年にGaNデバイス市場へ参入の予定である。同市場での差異化に向けた新たな回路技術を同社が開発した。この回路技術を使うことでGaNトランジスタベースの電源回路に必要な部品点数を減らせるため、SiCデバイスに比べて電源を小型化できるというGaNデバイスの特徴を際立た…
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パナソニックコネクト発足 ブルーヨンダーが中核、M&Aも示唆
パナソニックホールディングス(HD)子会社で、サプライチェーンソフトウエアなどの事業を手掛けるパナソニックコネクトは2022年4月4日、新会社発足の記者会見を開催し、ブルーヨンダーに対してさらなる経営資源を投入していく姿勢を鮮明にした。ブルーヨンダーはサプライチェーンソフトウエアを手掛ける企業で、…
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TSMCが製造、IntelのノートPC向け単体GPU第2弾
米Intel(インテル)は、ノートPC向け単体GPU「Arc A-シリーズ ディスクリート グラフィックス ファミリー フォー モバイル」を2022年3月30日に発表した。XeアーキテクチャーのノートPC向け単体GPUの第2弾製品である。20年10月に発表された第1弾製品よりも処理異能が1.5~2…
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AMD、初の3Dキャッシュ搭載サーバー向けMPUを出荷開始
米Advanced Micro Devices(AMD)は、3次元キャッシュメモリー「3D V-Cache」を搭載した、初のサーバー向けMPU「第3世代AMD EPYCプロセッサーwith AMD 3D V-Cacheテクノロジー」の出荷を始めたと、2022年3月21日(現地時間)に発表した。同社…
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Intel、約20年ぶりにデスクトップPC電源仕様のATXに新版
米Intel(インテル)は、デスクトップPC向け電源仕様の新版「ATX 3.0」を2022年3月23日(現地時間)に正式発表した。2003年にATX 2.0が発表されて以来、約20年ぶりのメジャーアップデートだという。PCI Express 5.0の拡張カードに向けた新電源コネクター規格などが追加…
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戦略投資6000億円 パナソニックHD、新型電池事業化「最速」で
「実現すべき未来に向けて6000億円を戦略投資に充てる」──。2022年4月1日に発足したパナソニックホールディングス(以下、パナソニックHD)。同社を率いる代表取締役社長執行役員グループCEOグループCSOの楠見雄規氏(以下、楠見社長)は、成長に向けて思い切った投資に出ると宣言した。
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NVIDIAのデジタルツイン急拡大、利用者3倍 専用ハードも不要に
デジタルツインに向けた米NVIDIAのツール基盤「Omniverse(オムニバース)」のエコシステムが急拡大している。2021年夏時点で5万人以上だったユーザー数は、22年3月時点で15万人を突破。同年3月にオンライン開催した自社イベント「GTC」では、ヘビーユーザーなどに対して新たな専用コンピュ…
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TSMCの3次元実装採用で40%性能向上、英社のAI学習プロセッサー
英Graphcore(グラフコア)は、DNN(Deep Neural Network)処理に向けた同社独自プロセッサー「IPU(Intelligence Processing Unit)」の第3世代IC「Bow IPU」を2022年3月3日(現地時間)に発表した。Bow IPUは第2世代のICを3…
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パナソニック、コバルトフリー電池を25年までに量産へ
パナソニックが、希少金属(レアメタル)のコバルト(Co)を使わない「Coフリー」のリチウムイオン電池を2025年までに実用化する意向を明かした。ロシアの供給不安で価格が高騰したニッケル(Ni)の使用量も減らしていく計画。電池開発において、資源の調達リスクの抑制が重要なテーマになってきた。
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EV向け試験設備に積極投資 三菱ふそう喜連川研究所の「変身」
三菱ふそうトラック・バスは2022年3月15日、喜連川研究所(栃木県さくら市)の電気自動車(EV)の試験設備を報道関係者に公開した。同社は39年までに国内の全ての新車を電動化する方針で、EV向けの試験設備の拡充も進めている。
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アウディ、“第3”のEV専用PFで「A6」ワゴン 800V対応
ドイツAudi(アウディ)が、“第3”の電気自動車(EV)専用プラットフォーム(PF)の適用を加速させる。同社は2024年にワゴンタイプのEV「A6 Avant e-tron」を投入する計画を明かした。EV専用PF「PPE(Premium Platform Electric)」を使う。
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Microsoft、Intel、Google、MetaなどがSoPのダイ間通信を標準化
複数のチップレット(小さなダイ)を1つのパッケージに収容するSoP(System on a Package)におけるチップレット間通信の標準化を目指し、業界10社が新たなコンソーシアムを立ち上げたと、2022年3月2日(米国時間)に発表された。同時にチップレット間通信の規格「Universal C…
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MediaTekの5Gスマホ向けSoC、3製品を同時発表
台湾MediaTek(メディアテック)は、5Gスマートフォン向けSoC「Dimensity」の新製品3つを、2022年3月1日(現地時間)に発表した。3つのうち2製品は台湾TSMC(台湾積体電路製造)のN5プロセスで、残り1製品はTSMCのN6で製造する。これら3つの新製品を搭載したスマートフォン…
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アップル「Mac Studio」搭載の新SoC、M1 Max2基つなぎ超高性能
米Appleは2022年3月8日(米国時間)、オンラインイベントを開催し、さまざまな新製品を発表した。目玉は、新しい高性能プロセッサー(SoC)「M1 Ultra」と、それを搭載した新機種「Mac Studio」である。
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日野自動車が排出ガス・燃費不正、何が起きたのか 10の追究
日野自動車で排出ガスおよび燃費不正が発覚した。日本市場向けのトラックやバスに搭載するディーゼルエンジン(以下、エンジン)である。同社は2022年3月4日夕刻に緊急会見を開催し、同社の小木曽聡社長と下義生会長が謝罪した。同社に何が起きたのか。いま知りたい10の疑問を追究した。
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量子コンピューターによる暗号破りに備える、Infineonが新TPM
独Infineon Technologies(インフィニオン テクノロジーズ)は、新世代のTPM(Trusted Platform Module) IC「OPTIGA TPM SLB 9672」を発表した。新製品は従来に比べて強力な暗号化が可能で、2035年ごろに登場するであろう量子コンピューター…
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EVをきちんと知りたい人のための10の疑問
あふれるほどの電気自動車(EV)に関する情報を整理したい——。こう考える人は多いだろう。本当にEVはカーボンニュートラルに有効なのか。ガソリン車と同じデザインでいいのか。用途によってメリット、デメリットが異なるのか。ところで乗り心地は?——
日経クロステック Special
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