
先端技術ニュースプラス
目次
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スマート化するメタサーフェス反射板、NTTがユーザー追従技術
NTTとNTTドコモは2021年11月12日、電波を反射する性質を持つメタサーフェス反射板を用いて、ユーザーの動きに追従して5G(第5世代移動通信システム)基地局からの電波の反射方向を動的に変える実験に成功したと発表した。メタサーフェス反射板は、基地局から直接電波が届きにくい場所をエリア化できる手…
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モバイルPCの稼働時間28%延長、ラティスがFPGA上でAI処理
FPGA(Field Programmable Gate Array)メーカーの米Lattice Semiconductor(ラティスセミコンダクター)は、エッジ機器での常時AI(人工知能)処理を狙った「Lattice sensAIソリューション・スタック」の最新版(version 4.1、以下 …
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IoT機器向けSoC開発で、アームとシーメンスEDAが手を組む
シーメンスEDAジャパンとアームは、SoC(System on a Chip)の開発支援に向けて手を組むことを、両社が2021年11月9日に開催した共同オンライン会見で発表した。まず、日本で開発件数が多いという、IoT(Internet of Things)エッジ機器向けSoCなど、小規模なSoC…
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パナソニックが新たな近距離無線、狭い範囲でセキュアに高速通信
パナソニックは2021年11月10日、数mm~数十cmと狭い範囲で、高速通信可能な新たな近距離無線通信技術「PaWalet Link」を開発したと発表した。磁界を利用した通信方式で、実効速度が数M~数百Mビット/秒と高速通信に対応する。セキュリティーを担保するために、通信範囲を抑えられる点が特徴で…
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熱くなる機械の保全が容易に、ミリ波ベースの非接触振動センサー
米Analog Devices(アナログ・デバイセズ)の日本法人「アナログ・デバイセズ」と、同社のアライアンスパートナー「サクラテック」(神奈川県横浜市)は、新たな振動センサーの報道機関向け発表会を共同開催した。新製品は両社が共同開発したミリ波レーダーベースのセンサーで、非接触で40kHzまでの振…
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iPhone 13と新型iPadの影響を読む 2021年7~9月の中古取引市場
ネット型リユース事業を手がけるマーケットエンタープライズ(東京・中央)は2021年11月9日、2021年7~9月における中古スマートフォンと中古タブレット端末の取引数ランキングを発表した。今回も中古iPhoneと中古iPadの最新ランキング、iPhone 13と新型iPadの影響などを紹介する。
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6G時代のボトルネック解消へ、KDDI総研が高速暗号アルゴリズム
KDDI総合研究所(KDDI総研)と兵庫県立大学は2021年11月9日、Beyond 5Gや6G時代に求められる高速処理可能な新たな共通鍵暗号アルゴリズムを開発したと発表した。安全性を担保できる256ビット暗号鍵長に対応し、Intel Core i7を使ったケースで138Gビット/秒という処理速度…
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21年Q3の半導体世界売上高が過去最高に、前年比27.6%増
米SIA(Semiconductor Industry Association:米国半導体工業会)の発表によると、、2021年第3四半期(7~9月期)の半導体世界売上高は1448億米ドル(約16兆4200億円)に達した。第3四半期の売上高としては過去最高である。前年(20年)の第3四半期に比べて2…
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絶好調のルネサス3Q決算 車載が急伸、工場火災でけがの功名も
ルネサス エレクロニクスが2021年第3四半期(7~9月期)の決算を10月28日に発表した。車載製品事業の売上高(売上収益)が前年同期比52.5%増、全社売上高も同44.6%増と、まさに絶好調。3月に発生した生産子会社の主力工場の火災から完全復活した姿を見せた。火災により工場は1か月間の生産停止と…
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BMWがEVを2車種同時投入、「iX」と「iX3」 中身は“別物”
ドイツBMWの日本法人ビー・エム・ダブリューは2021年11月4日、新型の電気自動車(EV)「iX」と「iX3」を同時に発売した。いずれもSUV(多目的スポーツ車)タイプのEVだが、プラットフォーム(PF)や主要部品は“別物”だ。
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マツダの次世代安全技術、運転者の体調急変による事故防止に軸足
マツダは2021年11月4日、新たな予防安全システム「MAZDA CO-PILOT」のコンセプトを発表した。現行の先進運転支援システム(ADAS)「i-ACTIVSENSE」に追加するもので、運転者の体調の急変による事故を防ぐのが最大の狙いである。
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数十兆円の経済圏を構築、「FacebookからMetaへ」10の疑問
米Facebookは2021年10月28日(米国時間)、同日開催のオンラインイベント「Facebook Connect 2021」で社名を「Meta(メタ)」に変えると明らかにした。今後10年以内に、メタバース人口(利用者)を10億人にし、数千億米ドル(数十兆円)規模の経済圏の構築を狙う。そんな壮…
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「愛が重い」海賊版漫画サイトを味方に、小学館らの違法対策とは
「なぜ違法にアップロードされている海賊版サイトで漫画を読むのか」――。その問いに対し、日本語以外の言語を使用する多くの人は「正規版の翻訳が存在しないから」「正式な翻訳の公開が遅いから」と回答する。漫画に特化した機械翻訳技術の開発を手掛けるスタートアップMantra(東京・港)は、自社で開発する漫画…
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日の丸主義脱却し海外メーカー巻き込み、産総研らが半導体拠点
「(これまで国が主導する半導体プロジェクトは)日の丸自前主義で、他国と比較して国家支援が薄かったという反省がある。このプロジェクトではグローバルで連携を進め、国が必要な支援を担う。企業からの意見を受けて、課題を乗り越えていきたい」。経済産業省 商務情報政策局 情報産業課デバイス・半導体戦略室長の荻…
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ホンダ、インドで電池シェア事業 電動三輪タクシー向け
ホンダは2021年10月29日、新型の交換式電池パックのシェアリング事業を、22年前半にインドで開始すると発表した。同国の電動三輪タクシー「リキシャ(Rickshaw)」を対象にしたもので、同事業を手掛ける現地法人を21年内に設立する。リキシャのメーカーや給油所(GS)を運営する国営企業と組んで、…
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逆風に耐えるデンソー、過去と違い「予告された減産だった」
デンソーは2021年10月29日、21年度上期(21年4~9月)の決算を発表した。売上高は前年同期比24.5%増の約2兆5829億円、営業利益は同2289億円増の約1593億円と、増収増益を達成した。車両減産の影響を強く受けたものの、電動車向けのインバーター製品などが業績を支えた。
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東芝がSiCパワー半導体の1チップ制御IC開発、25年実用化狙う
東芝の研究開発センターは、SiCやGaNといった新しいパワー半導体の制御に向けたICを開発した。安価な0.5μm CMOSプロセスで造るアナログ-デジタル混在(ミックストシグナル)の1チップICで、マイコンベースの従来型制御方式に比べてモーター駆動時の電力損失を25%削減できるという。
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ホンダが新型の電動ビジネスバイク、改良電池で航続距離1.2倍
ホンダは2021年10月28日、法人向け電動ビジネスバイクの新型車「GYRO CANOPY e:(ジャイロキャノピー イー)」を、同年10月29日に日本で発売すると発表した。大型の雨風よけスクリーンと屋根を装備した3輪(前輪1個、後輪2個)タイプのっ車両である。総電力量を増やした新型の交換式電池パ…
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「空飛ぶバイク」、本当に飛んだ お値段7770万円
電動垂直離着陸機(eVTOL)を手掛けるA.L.I.Technologiesは2021年10月26日、「空飛ぶバイク」の受注を開始した。同日開催した発表会では、富士スピードウェイのコースを有人走行した。機体を約1m上昇させ、走行や旋回を実演した。
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ASIL-D取得をスムーズに、Cadenceが機能安全性IC開発向けソフト
米Cadence Design Systems(ケイデンス・デザイン・システムズ)は、ISO 26262やIEC 61508といった機能安全性規格に準拠したICの開発に向けた、新たなソフトウエア製品「Cadence Midas Safety Platform」を発表した。新製品を使うことで、デジタ…
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