
先端技術ニュースプラス
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ホンダ、インドで電池シェア事業 電動三輪タクシー向け
ホンダは2021年10月29日、新型の交換式電池パックのシェアリング事業を、22年前半にインドで開始すると発表した。同国の電動三輪タクシー「リキシャ(Rickshaw)」を対象にしたもので、同事業を手掛ける現地法人を21年内に設立する。リキシャのメーカーや給油所(GS)を運営する国営企業と組んで、…
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逆風に耐えるデンソー、過去と違い「予告された減産だった」
デンソーは2021年10月29日、21年度上期(21年4~9月)の決算を発表した。売上高は前年同期比24.5%増の約2兆5829億円、営業利益は同2289億円増の約1593億円と、増収増益を達成した。車両減産の影響を強く受けたものの、電動車向けのインバーター製品などが業績を支えた。
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東芝がSiCパワー半導体の1チップ制御IC開発、25年実用化狙う
東芝の研究開発センターは、SiCやGaNといった新しいパワー半導体の制御に向けたICを開発した。安価な0.5μm CMOSプロセスで造るアナログ-デジタル混在(ミックストシグナル)の1チップICで、マイコンベースの従来型制御方式に比べてモーター駆動時の電力損失を25%削減できるという。
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ホンダが新型の電動ビジネスバイク、改良電池で航続距離1.2倍
ホンダは2021年10月28日、法人向け電動ビジネスバイクの新型車「GYRO CANOPY e:(ジャイロキャノピー イー)」を、同年10月29日に日本で発売すると発表した。大型の雨風よけスクリーンと屋根を装備した3輪(前輪1個、後輪2個)タイプのっ車両である。総電力量を増やした新型の交換式電池パ…
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「空飛ぶバイク」、本当に飛んだ お値段7770万円
電動垂直離着陸機(eVTOL)を手掛けるA.L.I.Technologiesは2021年10月26日、「空飛ぶバイク」の受注を開始した。同日開催した発表会では、富士スピードウェイのコースを有人走行した。機体を約1m上昇させ、走行や旋回を実演した。
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Samsung、5層EUVの14nmプロセスでDDR5型DRAMを量産
韓国Samsung Electronics(サムスン電子)は、EUV(超短波長光)露光を5層に適用する14nm世代プロセスを使って、DDR5型DRAM ICの量産を始めたと2021年10月12日に発表した。同社はプロセス表記を従来のスタイル(D1x/D1y/D1z/D1a)から数字に切り替えている…
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M1 Pro/Maxで生まれ変わった「MacBook Pro」 10の疑問
米Apple(アップル)はノートパソコン(PC)「MacBook Pro」の新型を2021年10月26日に発売する。新しい独自プロセッサー(SoC)「M1 Pro」と「M1 Max」を搭載することで各種性能を高めた点が大きな特徴だ。そこで、M1 Pro/Maxの特徴や、両SoCを採用した新型Mac…
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ASIL-D取得をスムーズに、Cadenceが機能安全性IC開発向けソフト
米Cadence Design Systems(ケイデンス・デザイン・システムズ)は、ISO 26262やIEC 61508といった機能安全性規格に準拠したICの開発に向けた、新たなソフトウエア製品「Cadence Midas Safety Platform」を発表した。新製品を使うことで、デジタ…
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パナソニックの最新市販カーナビ、大画面と低価格で巻き返し
パナソニックは市販のAV一体型カーナビゲーション(以下、カーナビ)「ストラーダ」を刷新し、2021年12月に発売する。近年のカーナビのトレンドに合わせ、大画面のモデルと低価格帯の標準モデルを用意した。
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「自社製品とのシナジーを問わない」パナソニック巨額買収の真意
「米Blue Yonder(ブルーヨンダー)の買収では、パナソニック製品とのシナジーを問わない」。パナソニック代表取締役専務執行役員でコネクティッドソリューションズ社社長の樋口泰行氏は2021年10月22日に開催した合同取材でこのように語った。
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空飛ぶクルマへSkyDriveが海上実験、大型ドローンで海風を評価
電動垂直離着陸機(eVTOL)を開発するSkyDriveは2021年10月22日、大阪港の海上で大型ドローンの実証実験飛行を実施した。大型ドローンで海上での風の影響などを調べ、25年の大阪・関西万博に向けてサービス化を進める「空飛ぶクルマ」(eVTOL)の開発へ、分析結果を活用していくのが狙いだ。
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WHILLの新型モビリティーは折り畳み式、前モデル比で重さ半減
WHILLは、3世代目となる新型機「WHILL Model F」を2021年10月19日に発表、同年11月1日から発売する。価格は26万8000円(非課税)。同社初の折り畳み式を採用し、収納時のコンパクトさと軽量化を実現した。Model Fでは日額レンタルサービスを開始し、旅行中など短期利用のニー…
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「東京五輪で4.5億回のサイバー攻撃」NTTらが語る大会運営の裏側
「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の期間中に、約4億5000万回ものサイバー攻撃とみられるシグナルを検知した。しかし攻撃をブロックするなどして、大会運営に支障を来すインシデントは発生しなかった」。NTT執行役員でCISO(Chief Information Security Off…
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サントリーHD新浪社長、脱炭素に向け「“レーダー”を揚げる」
「(脱炭素に向けて)“レーダー”をもっと揚げていく」――。サントリーホールディングス(HD)社長の新浪剛史氏は「NIKKEI 脱炭素プロジェクト 第1回シンポジウム(2021年10月19日、主催:日本経済新聞社)」に登壇してこう意気込んだ。同氏が“レーダー”と表現するのは、脱炭素の実現に不可欠な技…
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ドコモも歓迎、ノキアが4年ぶりにルーター向け新プロセッサーIC
ノキアソリューションズ&ネットワークスは、プライベートイベント「Nokia Connected Future 2021」を2021年10月12日~15日に東京のフィンランド大使館で開催し、会期中の13日に報道機関向け会見を開いた。会見の中で、フィンランドNokia(ノキア)が21年9月21日(現地…
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「楽天5G、上り下りとも国内最高速」、英Opensignalがリポート
独立系調査会社の英Opensignalは2021年10月14日、日本の通信事業者4社のモバイルネットワークをユーザーエクスペリエンスの観点で調査した「JAPAN モバイル・ネットワーク・ユーザー体感レポート」、および、5Gにフォーカスした「JAPAN 5G体感レポート」を発表した。5Gダウンロード…
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トヨタ大型SUV「レクサスLX」、プラットフォーム刷新 盗難防止
トヨタ自動車は2021年10月14日、レクサスブランドの新型SUV(多目的スポーツ車)「LX」を、サウジアラビアとアラブ首長国連邦で世界初公開した。プラットフォーム(PF)を刷新することなどで、オフロードタイプの大型SUVとしての基本性能を高めたのが特長である。盗難が多いとされる同車のセキュリティ…
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ホンダジェットに新型機構想、航続距離延長で米大陸横断
ホンダの航空機事業子会社である米Honda Aircraft Companyは米国時間2021年10月12日、ビジネスジェット機「HondaJet(ホンダジェット)」シリーズのコンセプト機「HondaJet 2600 Concept」を発表した。
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5Gの真の性能を引き出すミリ波 サブ6、SA、O-RANとペアで新展開
米Qualcomm(クアルコム)は2021年10月4日、5Gの真の性能を引き出すためには、ミリ波の活用が不可欠だとするコラム「What is the missing piece of the 5G puzzle? How to plan for the future.」を自身のブログに掲載した。
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携帯電話網の温暖化ガス排出量はどこから?ノキアが考える脱炭素
ICT産業はあらゆる産業の中でも特に電力消費量が大きく、カーボンニュートラル(脱炭素)に向けた取り組みが求められている業界だ。ICT産業の中でも中心的な存在である携帯電話ネットワークにおいて、温暖化ガス排出量はどんな部分から生じているのか。フィンランドの大手通信機器ベンダーであるNokia(ノキア…