
先端技術ニュースプラス
目次
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Jパワー・東電・中電・川崎汽船、ベンチャーの新型浮体式風車を共同研究
Jパワー、東京電力ホールディングス、中部電力、川崎汽船、ベンチャー企業のアルバトロス・テクノロジー(東京・中央)は2023年5月30日、「次世代(浮遊軸型)風車の海上小型実証研究のための共同研究契約」を締結したと発表した。
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IC間を光で結合、Intelが2024年についに製品レベルに
米Intel(インテル)は、同社の実装技術ロードマップを世界の報道機関向けに説明するオンラインイベントを2023年5月17日(米国時間)に実施した。同イベントでICパッケージ間光接続する技術(Co Packaged Optics:CPO)を2023年にサンプル出荷を開始し、2024年中に製品レベル…
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日野自と三菱ふそうが経営統合、電動化で規模のメリット狙う
ドイツDaimler Truck(ダイムラートラック)と三菱ふそうトラック・バス、日野自動車、トヨタ自動車の4社は2023年5月30日、三菱ふそうと日野自の統合で基本合意したと発表した。CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)領域のうち、特に電動化の分野で規模のメリットを生かすのが…
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ispaceの月面着陸失敗、想定外だった落差3kmクレーターの影響
民間初の月面着陸を目指していたispaceは2023年5月26日、同年4月26日(日本時間)に実施した月面着陸ミッションの失敗について、解析結果を説明する記者発表会を開催した。同社は既に、ランダー(月着陸船)が把握する高度情報に問題が生じたことが原因としていたが、その詳細を説明した。
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TDKが独自のデータ分析プラットフォーム、MI推進で材料開発を加速
TDKは、材料開発のためのマテリアルズ・インフォマティクス(MI)向けに、AIを活用した分析プラットフォーム「Aim(エイム)」を開発し、社内で運用を開始したと発表した。解析にかかる時間を短縮し、実験の回数を減らせる効果があり、材料開発を効率化できる。
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クボタが発電機向け水素エンジンを国内初披露、排気量3.8L
クボタは2023年5月24日、開発中の産業用水素エンジンを国内で初めて公開した。デンヨーが開発を進める「水素専焼発電機」への搭載を想定する。
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積水化学がEV電池向け放熱材で売り上げ倍増目指す、欧米で拡販
「全社の成長をけん引していくのは、(自動車向け製品を中心とした)高機能プラスチックス事業だ」――。積水化学工業が2023年5月23日に開いた、2026年3月期(2025年度)までの3年間の中期経営計画発表会の冒頭で、同社社長の加藤敬太氏はこう力強く発言した。
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「東京モーターショー」改め「ジャパンモビリティショー」、スタートアップ育成の場へ
日本自動車工業会(自工会)は、2023年10月26日から11月5日まで開催する「JAPAN MOBILITY SHOW 2023(ジャパンモビリティショー)」をスタートアップ育成の場として拡張することを発表した。ジャパンモビリティショーはこれまで「東京モーターショー」という名称だった。開催は201…
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都市部の大気汚染・騒音問題、ダイソン流解決策は「空気清浄ヘッドホン」
大気汚染と騒音という都市部の生活者にとっての2つの課題に取り組むために設計した――。英Dyson(ダイソン)は2023年5月23日、空気清浄機能が付いた世界初のヘッドホン「Dyson Zone」を、日本で同日より発売すると発表した。
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三井化学と三洋化成がポリウレタン事業でLLP設立、生産協力で安定供給目指す
三井化学と三洋化成工業は、自動車や建築向けなどに使われるポリウレタンの主原料であるポリプロピレングリコール(PPG)の生産で協力する。2023年5月22日に共同で会見をひらき、2社で50%ずつ出資する有限責任事業組合(LLP)を設立したと発表した。
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省面積で生産性向上、ヤマハ発動機が2系統生産対応のはんだ印刷機
ヤマハ発動機は、クリームはんだ印刷機の新製品「YRP10」を2023年8月1日に発売する。プリント基板搬送用のコンベヤーを2つ搭載するデュアルレーン生産に対応する。高速・高精度な印刷を実現する機能に加えて、段取り替えの自動化機能も採用している。
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リコーと東芝テックが複合機の開発生産を統合、共通エンジン開発へ
リコーと東芝テックは2023年5月19日、複合機の開発と生産を手掛ける合弁会社を組成すると発表した。2024年度第1四半期中に新会社を発足させ、共通エンジンの開発に乗り出す。複合機としての製品販売とサービスの提供は、両社がそれぞれのブランドでそれぞれの顧客向けに継続する。
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日立アステモがエンジン部品でも検査不正、国内11工場と海外4工場で
自動車部品や輸送・産業用機械の開発・製造などを手掛ける日立製作所の子会社、日立Astemo(日立アステモ、東京・千代田)は2023年5月19日、エンジンやブレーキ、サスペンションなど一部の構成部品における、定期検査の未実施や仕様の無断変更などの不正行為に関する報告書を公表した。
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ソニーG、イメージセンサーなどで「次元の異なる投資」視野
ソニーグループは2023年5月18日、2023年度の経営方針説明会を開催した。会長CEO(最高経営責任者)の吉田憲一郎氏や社長COO(最高執行責任者)兼CFO(最高財務責任者)の十時裕樹氏が登壇し、グループの経営方針や各事業の成長戦略を説明した。デバイス分野の稼ぎ頭であるイメージセンサーでは車載や…
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ホンダの一般向け電動バイク、中国向けベースで電池交換式に
ホンダが電動バイクの一般向け販売を日本で開始する。これまでは法人向けに限定していた。低価格なモデル「EM1 e:(イーエムワンイー)」を開発し、2023年8月24日に発売する。価格は29万9200円(税込み)で、年間3000台の販売を目指す。
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Infineonが世界初のLPDDR4型NORフラッシュ、ゾーンアーキのクルマ向け
ドイツInfineon Technologies(インフィニオン テクノロジーズ)は、外部インターフェースがLPDDR4(Low-Power Double Data Rate4)のNORフラッシュメモリー「SEMPER X1」を2023年4月20日(現地時間)に発表した。LPDDR4型のフラッシュ…
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TIがSiC MOSFET向けゲートドライバー、EV満充電時の航続距離が7マイル延伸
米Texas Instruments(テキサス・インスツルメンツ、TI)は、SiC MOSFETに向けた絶縁型ゲートドライバーIC「UCC5880-Q1」を2023年5月9日(現地時間)に発表した。電気自動車(EV)のトラクションインバーターをSiC MOSFETと新製品などで構成することで、満充…
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ヤマトが大型FCトラックの実証走行、基幹輸送の実用性を検証
ヤマト運輸は2023年5月17日、大型トラックタイプの燃料電池車(FCV)の実証走行を開始した。同トラック(以下、大型FCトラック)を用いて、主に宅配便で扱う荷物の基幹輸送を行う。実際の業務に使うことで、基幹輸送における大型FCトラックの実用性を検証する。
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住友化学「ディスプレー材料事業の改革はもう一段階」、体質転換・合理化の一環
「ディスプレー材料事業の見直しは道半ば。もう一段階進める必要がある」。2023年5月15日に開催した「2022年度決算および経営戦略説明会」で、住友化学代表取締役社長・社長執行役員の岩田圭一氏は、2024年度に進める低収益事業の体質転換・合理化についてこう語った。
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「部品不足で青ざめた」危機乗り越え、Thinkerが近接覚センサーの量産開始
Thinker(大阪市)は2023年5月16日、「近接覚センサーTK-01」の受注を2023年5月23日から開始すると発表した。既に導入評価用デバイスの提供を2023年2月に開始しており、これを量産化した。