
先端技術ニュースプラス
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東レが大型CFRPパネルを5分で一体成形、自動車ルーフ部材などを想定
東レは2023年2月16日、炭素繊維複合材料(CFRP)製のモビリティー向け部材を高速に成形する製造技術を開発したと発表した。例えば、実証用に製作した自動車ルーフの大型パネルでは、汎用のプレス成形機を使っておよそ5分で成形できる。
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エアコンの新省エネ基準で「商品づくりが激変」、富士通ゼネラル
経済産業省が経済産業省が2022年5月末に告示を公布し、同年6月1日から施行した家庭用エアコンの新たな「基準エネルギー消費効率(省エネ基準)」によってエアコンの商品作りが大きく変わると富士通ゼネラルのエアコンの開発に関わる関係者が語る。省エネ法の改訂内容のポイントの要約と、今後の開発方針についてま…
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パナソニックの溶接ロボット、同じ機種でも制御で動作スピード向上
パナソニック コネクト(東京・中央)は2023年2月16日、溶接ロボット「TAWERS」のコントローラー新機種「G4コントローラー」を発売した。制御の改善によりロボット動作を高速化させる他、スパッタ(火花)を低減し、FA(Factory Automation)機器向けのデータ交換標準規格「OPC …
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SkyDriveが語る、「空飛ぶクルマ」社会実装で見えてきた6つの難所
「これまでは空飛ぶクルマの認知を高めるような活動が多かった。それが2022年夏ごろからは、夢物語ではなく、どうやって社会実装をしていくのか、より具体的なテーマに議論が移行している。
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BMWが小型SUVタイプのEVを日本に初投入、航続距離は465km
ドイツBMWの日本法人であるビー・エム・ダブリュー(東京・港)は2023年2月17日、小型SUV(多目的スポーツ車)「X1」の全面改良車を発売した。納車は同年2月下旬からの予定である。3代目となる新型X1(以下、新型車)は従来のガソリンエンジン車に加えて、電気自動車(EV)モデル「iX1」を設定し…
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ルネサス、Dialog由来の抵抗変化型メモリー技術をGlobalFoundriesへ売却
米GlobalFoundries(グローバルファウンドリーズ)は、ルネサス エレクトロニクスから抵抗変化型メモリー(ReRAM)である「Conductive Bridging Random Access Memory:CBRAM」の技術を取得したと2023年2月9日(現地時間)に発表した。ReRA…
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東芝が24年ぶりに、産業機器モーター向けパワーMOSFETの新製品
東芝デバイス&ストレージは、インテリジェントパワーMOSFETの新製品を2つ発売した。産業機器のモーターやソレノイド、ランプといった、いわゆる誘導性負荷の駆動・制御に使う。この用途に向けて1999年に発売した製品の後継であり、24年ぶりの新製品となる。
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TDKが厚さ約100μmの「マイクロ磁石」、超小型モーターを試作
TDKは、厚さ約100μmの「マイクロ磁石」を開発した。サマリウムコバルト磁石の薄膜を、コバルト(Co)基材の表面に形成したという。
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卵の殻を食器にリサイクル、福井の老舗漆器メーカーが試作
卵の殻が食器に生まれ変わる――。漆器メーカーの福井クラフト(福井県鯖江市)が卵の殻をリサイクルした食器を外食産業向け展示会で披露した。生物由来の卵の殻を51%配合することで、熱硬化性樹脂のメラミン樹脂の食器と比べ、石油由来の成分を40%以上抑えた。
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「半導体・電子材料は日本が勝てる最後の分野」、レゾナックHD決算で髙橋CEO
「半導体・電子材料に経営資源を集中投入する」と表明していたレゾナック・ホールディングス代表取締役社長 社長執行役員CEOの髙橋秀仁氏。2022年12月期の決算説明会では、2023年第1四半期は半導体・電子材料が赤字の業績予想だが「投資に関してはブレーキを踏むつもりはない」と改めて強調した。
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SIEが発売前に「PS VR2」分解動画、初代にない冷却ファンをあえて搭載
ゲームを手掛ける米Sony Interactive Entertainmentは2023年2月15日、据え置き型ゲーム機「PlayStation(PS)5」向けの新しいVR(Virtual Reality)システム「PlayStation(PS) VR2」の分解動画を公表した。軽量化にこだわりなが…
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ヤマハ発動機決算で「サプライヤーとの値上げ交渉には必ず応じる」
ヤマハ発動機代表取締役社長の日髙祥博氏は2023年2月13日、2022年12月期の本決算の発表に際して、資材や部品の価格高騰に関して「どの取引先企業(サプライヤー)に対しても原材料のコストアップ分は100%当社が引き受けるスタンス」(同氏)などと説明した。
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有言実行に進むオリンパス決算、円高でも営業利益率20%超見込む
企業変革プラン「Transform Olympus(トランスフォームオリンパス)」を実行中のオリンパスが、「有限実行」に向かって進みつつある。2023年2月10日に2023年3月期(2022年度)通期の見通しを発表。営業利益率を22.7%と予想した。実現すれば過去最高の営業利益率となる。
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ホンダの第2世代燃料電池、写真で細部を見る
燃料電池(FC)システムの外販を決めたホンダ。説明会で同システムを披露したが、部品配置や従来システムからの改良点など踏み込んだ説明を避けた。それでも、開発担当者への取材や展示品の観察などから特徴が見えてきた。
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エネチェンジのEV充電器、自動車メーカー発行の充電カードで利用可能に
ENECHANGE(エネチェンジ)とe-Mobility Power(以下eMP、東京・港)は2023年2月9日、業務提携契約を締結したことを発表した。電気自動車(EV)用の充電インフラの速やかな整備、EV・プラグインハイブリッド車(PHEV)の所有者の利便性向上、持続的な設備投資とサービス提供に…
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2022年12月期最終赤字のAGC、目指すは「戦略事業」の営業利益50%超
半導体関連部材など戦略事業*の伸びもあって売上高は過去最高だが、ディスプレーの大幅な需要減少などの影響で営業利益は前期比減。ロシアからの製造拠点の撤退を含む大幅な減損損失の痛手で最終損益は赤字に--。AGCが2023年2月8日に発表した2022年12月期の連結決算の結果だ。
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アマダ社長に技術畑の山梨専務が昇格、磯部現社長は会長として管理面を担当
アマダは2023年2月9日、山梨貴昭取締役専務執行役員が2023年4月1日から社長に就任すると発表した。山梨氏は発表の場で「顧客に技術力をもっと訴求して理解してもらい、ともに成長していけるようにしたい」などと語った。
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「給与と利益率に相関あり」DMG森が賃金改定に手応え
DMG森精機は2023年2月8日、2022年度本決算(1~12月)を発表した。連結受注は前年度比19%増の5424億円、売上収益は同20%増の4748億円、営業利益は同79%増の412億円と増収増益だった。
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プリファード系が家庭向け搬送ロボ発売、食器や本など20kgまで運べる
AIベンチャーのPreferred Networks(PFN)の子会社が、物を運ぶロボットを家庭向けに発売する。専用の棚をけん引して運ぶタイプで、音声で指示すると棚に入った食器や本などを所定の場所に運ぶ。こうした搬送ロボットはこれまで、物流倉庫で商品を入れた棚を運んだり、飲食店で料理を配膳するとい…
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アマダの曲げ加工機新型、熟練要する突き当て動作を映像で支援
アマダは2023年2月3日、新型電動ベンディングマシン「EGB」シリーズを発表するとともに、作業者支援の新機能などの詳細を明らかにした。作業者から見えにくいワークと治具の位置関係を加工機内のカメラでモニターする機能、音声で装置を操作する機能などを設けた。