
先端技術ニュースプラス
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技術のソニーと美術の角川大映が融合、バーチャルプロダクションに新境地
ソニーPCLが東京都調布市にある角川大映スタジオにバーチャルプロダクションのスタジオを期間限定でオープンした。映像技術にノウハウを持つソニーと、美術に強みを持つ角川大映スタジオが手を組むことで、バーチャルプロダクションの新しい表現方式やノウハウの習得が狙いだという。
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3Q累計で業績大幅改善の三菱自、通期見通しでは販売台数と売上高を下方修正
「(2022)年末にかけて為替レートが円高で推移したが、引き続き販売の質、あるいは手取り改善活動を推進したことなどにより、前年(度)同期比で大幅に改善した」。三菱自動車代表執行役副社長〔CFO(最高財務責任者)〕の池谷光司氏は、2023年3月期第3四半期(3Q)累計(2022年4月1日~12月31…
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ソニーGの22年度第3四半期決算、イメージセンサー事業が過去最高
ソニーグループ(ソニーG)が2023年2月2日に2022年度第3四半期の決算を報告した。第3四半期の連結売上高は前年同期比13%増の3兆4129億円、連結営業利益は364億円減の4287億円と、過去最高益となった前年同期比に迫るものとなった。特に、イメージセンサー事業の売上が好調で過去最高の売上高…
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ソニーG新社長の十時氏が会見、「成長にこだわる」
ソニーグループ新社長への就任が決まった十時祐樹氏は2023年2月2日にソニーグループ(ソニーG)本社で開かれた記者会見の場で、スローガンとして「成長」を掲げた。会見の席上では吉田会長との2頭体制の狙いや、今後の会社の方向性について語った。
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コマツ「原価が7上がったら売価は10上げる」、利益率重視の価格戦略
コマツは2023年1月31日、2022年度第3四半期の連結決算を発表した。主力セグメントの「建設機械・車両」では、2022年12月までに実施してきた販売価格の値上げについて、「(値上げを)もう少し早くやればよかった。効果が出るのが遅かった」と振り返った。
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ルネサスが1200V対応ゲートドライバーIC、SiC搭載インバーターなど向け
ルネサス エレクトロニクスは2023年1月25日、xEV(電動車)インバーター搭載のSiC(炭化ケイ素) MOSFETやSi(シリコン) IGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)を駆動するためのゲートドライバーIC新製品「RAJ2930004AGM」を発表し、同日にサンプル出荷を開始した。
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LiDARでもソフト定義、AEyeとContinentalが領域ごとに精度を変更可
LiDAR(レーザーレーダー)メーカーの米AEye(エーアイ)と1次サプライヤー(Tier1)のドイツContinental(コンチネンタル)は「第15回 オートモーティブワールド」(2023年1月25~27日、東京ビッグサイト)に出展し、ソフトウエアでスキャン性能を柔軟に制御できるLiDAR「H…
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デンソーがSOEC水素製造技術を初披露、30年までの実用化狙う
「グリーンファクトリーEXPO」(2023年1月25~27日、東京ビッグサイト)に出展したデンソーは、同社が開発中のSOEC(Solid Oxide Electrolysis Cell、固体酸化物形水電解)技術の詳細を初めて対外的に公表した。自動車部品開発で培われたセラミック技術や熱交換技術を転用…
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パナソニックオートモーティブが全拠点でCO2ゼロ達成、グループ初
パナソニックオートモーティブシステムズは、2023年1月に国内6拠点と海外8拠点の同社全拠点でカーボンニュートラルを達成した。同月27日に発表した。パナソニックグループの事業会社としては初。同グループは2030年までに自社のCO2排出量実質ゼロを宣言している。
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経済的不安で消費者ニーズが変化、22年10~12月の中古スマホ取引市場
ネット型リユース事業を手掛けるマーケットエンタープライズ(東京・中央)は2023年1月31日、2022年10~12月における中古スマートフォンと中古タブレット端末の取引数ランキングを発表した。
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人間に見えない光の変化を検知、パナソニックが感度10倍の技術
パナソニックは、従来比で10倍の感度を持つハイパースペクトル画像撮影技術を開発したと2023年1月26日に発表した。今回達成した高感度化によって、これまで撮影が困難であった室内照明下程度の明るさでも十分にハイパースペクトル画像を撮影できる。対応している波長は可視光域(450nm~650nm)であり…
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IntelのRISC-VコアSoC開発支援プログラム、わずか半年で終了
米Intel(インテル)は、RISC-VコアSoC(System on a Chip)の開発支援プログラム「Intel Pathfinder for RISC-V」から撤退したことが明らかになった。日経クロステックは2023年1月28日(日本時間)に同プログラムのホームページに掲載された告知を確認…
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「ゼロエミッション化しないと生き残れない」アルファロメオCEO
「ゼロエミッション化しないと今日の自動車業界では生き残れない」。欧州Stellantis(ステランティス)の高級車ブランド「Alfa Romeo(アルファロメオ)」の最高経営責任者(CEO)、Jean Philippe Imparato(ジャン・フィリップ・アンパラト)氏は、新型車「トナーレ」の日…
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軽自動車の生き残りへ、スズキが目指すのは“適所適材”のEV
「電気自動車(EV)化は必要だと思っているし、軽自動車に限っても大事なものだと思っている」。スズキが2023年1月26日に開催した「2030年度に向けた成長戦略説明会」に登壇した同社代表取締役社長の鈴木俊宏氏は、ある記者の「軽自動車が生き残るためにEV化は必要か」との質問にこう切り出した。
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アルファロメオ初の電動車「トナーレ」、NFTで車両価値高める
欧州Stellantis(ステランティス)は2023年1月26日、高級車ブランド「Alfa Romeo(アルファロメオ)」の多目的スポーツ車(SUV)「トナーレ」を日本で発表した。同年2月18日に日本で発売する。同車はブランド初となる簡易ハイブリッド車(MHEV)であると共に、「非代替性トークン(…
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「台数大きく減らした」、日本電産の電動アクスル事業に“変化”
「足元の(販売)台数を大きく減らした」。前回の会見から3カ月、発言のトーンが少し変わったのが、日本電産の常務執行役員で車載事業を担当する早舩一弥氏である。統括する電動アクスル(eアクスル)事業の「方針を変える」(同氏)という。
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NXPが新エッジプロセッサー「i.MX 95」、クルマや産機狙い独自AI回路など強化
オランダNXP Semiconductors(NXPセミコンダクターズ)は、エッジ機器向けアプリケーションプロセッサーの新製品「i.MX 95ファミリ」を発表した。2021年11月に発表した「i.MX 93ファミリ」の上位製品に当たる。新製品は、AI(人工知能)処理性能やセキュリティー機能が重要な…
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AGCがガラス製造プロセスでデジタルツイン技術、溶融炉内を再現
AGCは2023年1月23日、板ガラスの原料を溶融する「ガラス溶解プロセス」において、フロート窯内部の複雑な現象をリアルタイムにコンピューター上で再現・予測できる生産支援ツール「COCOA」を開発したと発表した。
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「ソフトバンクとは違う」、ドコモとスカパーがミリ波帯使ったHAPS実験
NTTドコモとスカパーJSATは2023年1月24日、上空約14kmの成層圏下層からミリ波帯である38GHz帯を使って地上の受信機に電波を送信することに成功したと発表した。高高度の無人航空機(HAPS:High Altitude Platform Station)活用を想定した実証の一環であり、ミ…
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キャディ、クラウドでの図面活用に向け紙をスキャンするサービス開始
キャディ(東京・台東)は2023年1月17日、図面をクラウドで管理して高度な検索ができるクラウドサービス「CADDi DRAWER」に関して、紙図面をスキャンしてデジタル化する「CADDi DRAWER 紙図面デジタル化パッケージ」を提供すると発表した。