
先端技術ニュースプラス
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コマツ「原価が7上がったら売価は10上げる」、利益率重視の価格戦略
コマツは2023年1月31日、2022年度第3四半期の連結決算を発表した。主力セグメントの「建設機械・車両」では、2022年12月までに実施してきた販売価格の値上げについて、「(値上げを)もう少し早くやればよかった。効果が出るのが遅かった」と振り返った。
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デンソーがSOEC水素製造技術を初披露、30年までの実用化狙う
「グリーンファクトリーEXPO」(2023年1月25~27日、東京ビッグサイト)に出展したデンソーは、同社が開発中のSOEC(Solid Oxide Electrolysis Cell、固体酸化物形水電解)技術の詳細を初めて対外的に公表した。自動車部品開発で培われたセラミック技術や熱交換技術を転用…
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パナソニックオートモーティブが全拠点でCO2ゼロ達成、グループ初
パナソニックオートモーティブシステムズは、2023年1月に国内6拠点と海外8拠点の同社全拠点でカーボンニュートラルを達成した。同月27日に発表した。パナソニックグループの事業会社としては初。同グループは2030年までに自社のCO2排出量実質ゼロを宣言している。
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LiDARでもソフト定義、AEyeとContinentalが領域ごとに精度を変更可
LiDAR(レーザーレーダー)メーカーの米AEye(エーアイ)と1次サプライヤー(Tier1)のドイツContinental(コンチネンタル)は「第15回 オートモーティブワールド」(2023年1月25~27日、東京ビッグサイト)に出展し、ソフトウエアでスキャン性能を柔軟に制御できるLiDAR「H…
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経済的不安で消費者ニーズが変化、22年10~12月の中古スマホ取引市場
ネット型リユース事業を手掛けるマーケットエンタープライズ(東京・中央)は2023年1月31日、2022年10~12月における中古スマートフォンと中古タブレット端末の取引数ランキングを発表した。
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IntelのRISC-VコアSoC開発支援プログラム、わずか半年で終了
米Intel(インテル)は、RISC-VコアSoC(System on a Chip)の開発支援プログラム「Intel Pathfinder for RISC-V」から撤退したことが明らかになった。日経クロステックは2023年1月28日(日本時間)に同プログラムのホームページに掲載された告知を確認…
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人間に見えない光の変化を検知、パナソニックが感度10倍の技術
パナソニックは、従来比で10倍の感度を持つハイパースペクトル画像撮影技術を開発したと2023年1月26日に発表した。今回達成した高感度化によって、これまで撮影が困難であった室内照明下程度の明るさでも十分にハイパースペクトル画像を撮影できる。対応している波長は可視光域(450nm~650nm)であり…
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「ゼロエミッション化しないと生き残れない」アルファロメオCEO
「ゼロエミッション化しないと今日の自動車業界では生き残れない」。欧州Stellantis(ステランティス)の高級車ブランド「Alfa Romeo(アルファロメオ)」の最高経営責任者(CEO)、Jean Philippe Imparato(ジャン・フィリップ・アンパラト)氏は、新型車「トナーレ」の日…
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軽自動車の生き残りへ、スズキが目指すのは“適所適材”のEV
「電気自動車(EV)化は必要だと思っているし、軽自動車に限っても大事なものだと思っている」。スズキが2023年1月26日に開催した「2030年度に向けた成長戦略説明会」に登壇した同社代表取締役社長の鈴木俊宏氏は、ある記者の「軽自動車が生き残るためにEV化は必要か」との質問にこう切り出した。
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アルファロメオ初の電動車「トナーレ」、NFTで車両価値高める
欧州Stellantis(ステランティス)は2023年1月26日、高級車ブランド「Alfa Romeo(アルファロメオ)」の多目的スポーツ車(SUV)「トナーレ」を日本で発表した。同年2月18日に日本で発売する。同車はブランド初となる簡易ハイブリッド車(MHEV)であると共に、「非代替性トークン(…
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「台数大きく減らした」、日本電産の電動アクスル事業に“変化”
「足元の(販売)台数を大きく減らした」。前回の会見から3カ月、発言のトーンが少し変わったのが、日本電産の常務執行役員で車載事業を担当する早舩一弥氏である。統括する電動アクスル(eアクスル)事業の「方針を変える」(同氏)という。
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NXPが新エッジプロセッサー「i.MX 95」、クルマや産機狙い独自AI回路など強化
オランダNXP Semiconductors(NXPセミコンダクターズ)は、エッジ機器向けアプリケーションプロセッサーの新製品「i.MX 95ファミリ」を発表した。2021年11月に発表した「i.MX 93ファミリ」の上位製品に当たる。新製品は、AI(人工知能)処理性能やセキュリティー機能が重要な…
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AGCがガラス製造プロセスでデジタルツイン技術、溶融炉内を再現
AGCは2023年1月23日、板ガラスの原料を溶融する「ガラス溶解プロセス」において、フロート窯内部の複雑な現象をリアルタイムにコンピューター上で再現・予測できる生産支援ツール「COCOA」を開発したと発表した。
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「ソフトバンクとは違う」、ドコモとスカパーがミリ波帯使ったHAPS実験
NTTドコモとスカパーJSATは2023年1月24日、上空約14kmの成層圏下層からミリ波帯である38GHz帯を使って地上の受信機に電波を送信することに成功したと発表した。高高度の無人航空機(HAPS:High Altitude Platform Station)活用を想定した実証の一環であり、ミ…
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キャディ、クラウドでの図面活用に向け紙をスキャンするサービス開始
キャディ(東京・台東)は2023年1月17日、図面をクラウドで管理して高度な検索ができるクラウドサービス「CADDi DRAWER」に関して、紙図面をスキャンしてデジタル化する「CADDi DRAWER 紙図面デジタル化パッケージ」を提供すると発表した。
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i-PROが低価格の組み込み用AIカメラ、画角や撮影距離を選択可能
i-PRO(東京・港)は2023年1月20日、検査やモニタリング、診断といった産業用途や医療用途の撮像向けに、機器組み込み用のモジュール型カメラ「moduca」を発売し。1500種類以上の仕様を構成可能で、「これまでのカスタマイズ可能なカメラよりも安価な5~6万円から」(i-PRO)供給できる。
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タブレット1つでロボット設定作業9割減、OnRobotの新システム
デンマークOnRobotは2023年1月20日、産業用ロボットや協働ロボットの動作を簡便かつ短時間で指示できる新たなプラットフォーム「D:PLOY」を発表した。プログラミングなどの専門的なスキルを必要とせず、複数の異なるメーカーのロボットの動作を同一のUIで設定できる。
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「あれほど難しい1年は初めて」アウディ日本トップ
「電気自動車(EV)の戦国時代を戦う以前に、半導体不足と戦った1年だった」。アウディジャパンは2023年1月20日に年頭会見を開き、同社ブランドディレクターのマティアス・シェーパース氏はこう語った。
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帝人と富士通がCFRPのリサイクル工程可視化、ブロックチェーンで再生材の価値向上
帝人と富士通は2023年1月19日、リサイクル素材の価値を高める取り組みの第一歩として、炭素繊維強化樹脂(CFRP)製自転車フレームのリサイクルにまつわるデータを可視化する実証プロジェクトを行うと発表した。富士通のブロックチェーン(分散型台帳)を用いたサービスを実装し、サプライチェーン(供給網)を…
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排せつの状況を自動でクラウドに記録、パナソニックが介護施設向けのセンサーシステム
パナソニックは2023年3月に、トイレの便器に設置して自動で排せつ状況を記録する介護施設向けのセンサーを発売する。具体的には、トイレへの入退室時間、便尿量、排便形状と色、排便の画像撮影を自動で実行する。1人でトイレに行ける人の排せつ状況を正確に管理することで健康状態を管理する。