
先端技術ニュースプラス
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パナ系がSDV向け車載セキュリティー、第1弾は仮想化技術に照準
パナソニックオートモーティブシステムズは2023年1月16日、車載セキュリティー製品の新ブランド「VERZEUSE(ベルセウス)」の第1弾を開発したと発表した。次世代のソフトウエア定義車両(Software Defined Vehicle、SDV)で大きな課題となるサイバーセキュリティーの強化を目…
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累計71億個マイコン「RL78」、ルネサスが3mm角8ピン品で8ビット置換狙う
ルネサス エレクトロニクスは、16ビットマイコン「RL78ファミリ」の新製品として「RL78/G15」を発売して量産を始めた。3mm角と小さな8ピンパッケージに封止した品種があり、これまで8ビットマイコンが使われていたアプリケーションを狙う。少ピン小型パッケージ封止でも周辺回路が豊富なため、8ビッ…
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自動車大手らが採用、グローブ型スキャナーの独ProGloveが日本本格参入
ProGloveが開発するハンディースキャナー「ProGlove」は、マッチ箱大のリーダー端末を手の甲に装着する、グローブタイプのウエアラブルスキャナーを中心としたシステム。従来のハンディースキャナーとは異なり、作業者の両手が空くので、手元の作業を極力妨げることなくスキャン作業を素早く行える。
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工作機械受注「外需に陰り」、23年予想は8.6%減の1.6兆円
2023年の受注総額の予想は前年比8.6%減の1兆6000億円--。日本工作機械工業会会長の稲葉善治氏は2023年1月12日、工作機械メーカーをはじめ、ファクトリーオートメーション業界の企業や団体が集う「FA業界 新年賀詞交歓会」に登壇し、2023年の工作機械の受注見通しなど同業界の展望を語った。
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「GT-R」の改良型が日本仕様のみマフラーを刷新、騒音規制に対応
日産自動車は2023年1月13日、カスタムカー関連の展示会「東京オートサロン2023」(2023年1月13日~15日、幕張メッセ)でスポーツカー「GT-R」の改良型を発表した。改良型では、日本仕様のみ新構造のマフラーを採用することで、車外騒音規制に対応した。
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NXPの1チップ車載ミリ波レーダー、デンソーが次世代ADASに採用
オランダNXP Semiconductors(NXPセミコンダクターズ)は、28nm世代のRF CMOS技術を使った車載ミリ波レーダー用のIC「SAF85xx」を発表した。これまで2チップ構成だったものを今回初めて1チップ化し、ミリ波レーダーモジュールの面積を従来に比べて30%削減できる。
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キヤノンが監視用途向け新撮像素子、明暗のコントラスト強いシーンも再現
キヤノンは、画素領域ごとに露光条件を自動で最適化する裏面照射積層型の監視用途向けCMOSイメージセンサーを開発した。フレーム間の画像を比較することで、輝度情報と動きの情報を取得し、チップ内のCPUが複数の露光条件から最適な条件を自動で反映する。領域ごとに適切な条件を用いることで、148dBという広…
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オムロン12年ぶりに社長交代、制御機器事業トップの辻永氏が就任へ
オムロンは2023年1月12日、執行役員常務でインダストリアルオートメーションビジネスカンパニー社長の辻永順太氏が同年4月1日付で社長に昇格する人事を発表した。社長交代は約12年ぶり。同年6月開催予定の定時株主総会と取締役会での決議を経て辻永氏は代表取締役、現社長の山田義仁氏は取締役会長、立石文雄…
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N-BOXが4カ月連続の首位、22年12月の新車販売
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が2023年1月11日に発表した2022年12月の車名別新車販売台数(速報値、以下同じ)によると、登録車と軽自動車を合わせた総合順位で、ホンダの軽自動車「N-BOX」が4カ月連続で首位となった。
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岡山大などが“木を搾る”装置、バイオマス燃料を低コストで
岡山大学などは、バイオマス発電の燃料となる木材を、ローラー式圧搾機を用いて効率的に脱水する技術を開発した。温風を利用した乾燥機で脱水する従来方式と比べて消費エネルギーを大幅に抑えられ、木質バイオマス燃料の製造コスト削減が期待できる。
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アズビルがMEMSセンサー開発強化と生産拡大、新実験棟で
アズビルは、同社の中核的な研究開発拠点「藤沢テクノセンター」(神奈川県藤沢市)内に新設した2棟の実験棟「第103建物」と「第104建物」の施設内を報道陣に一部公開した。いずれも2022年5月に竣工した。投資額は2棟でおよそ70億円強。
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日本では「ありがとう」の声が聞こえてこない、自工会の豊田会長
自動車関連5団体は2023年1月5日、東京都内のホテルで賀詞交歓会を開いた。日本自動車工業会(自工会)会長の豊田章男氏は、新型コロナウイルスのPCR検査で陽性反応が出たため欠席。自工会副会長の永塚誠一氏が、豊田氏のメッセージを代読した。
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ボルボ採用品の“次”、アルプスアルパインが子供置き去り防止センサー
スウェーデンVolvo Cars(ボルボ)から子供の置き去り防止センサーを受注したアルプスアルパインが、次の一手を準備中だ。搭載数を半分以下に減らせる次世代品を、2023年第2四半期にサンプル出荷する予定である。早ければ2025年ごろに量産を開始する見込みだ。
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「AIは論理合成に匹敵する革命を設計にもたらす」、SynopsysのCEO
半導体設計に使うEDA(Electronic Design Automation)で業界最大手の米Synopsys(シノプシス)。同社の会長兼CEOのAart de Geus氏に話を聞いた。同社が開発・実用化した論理合成と呼ばれるEDA(製品名はDesign Compiler)はロジック半導体の設…
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東京大学などが鉄シリコン化合物の磁気メモリー技術、室温で磁化反転
東京大学と理化学研究所、東北大学の研究グループは、鉄シリコン化合物(FeSi)内の電子の磁気的性質(スピン)を室温下において電気的に操作できる手法を発見したと2022年12月20日に発表した。特定の絶縁体を接合させることで、希少な重元素を使わなくてもFeSi表面の磁気状態を制御できることを確認した…
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ホンダの新型SUV「ZR-V」、「シビック」とPF・パワトレ共用でコスト減
ホンダは2023年4月21日、日本で新型SUV(多目的スポーツ車)「ZR-V」を発売する。同社の車両設計・開発手法「ホンダ・アーキテクチャー」を適用し、プラットフォーム(PF)やパワートレーンを中型車「シビック」などと共用する。部品の共通化や装備を絞ったことによって、コストを低減した。
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冷凍マグロの鮮度を世界初の非破壊評価、富士通が超音波AIで実現
富士通と東海大学の共同研究グループは2022年12月21日、冷凍マグロの品質を非破壊で評価する手法を世界で初めて開発したと発表した。超音波検査で取得したデータをAI(人工知能)で処理することによって、死後硬直が進んだ状態である鮮度不良を検出する。
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遠方の高齢者をエアコンや冷蔵庫で見守り、三菱電機が家電の定額サービス
三菱電機は2023年2月3日より、家電を活用して一人暮らしの高齢者を遠隔で見守るサービス「MeAMOR(ミアモール)」を開始する。料金は定額制で月額1080円(税込み)。カメラを使用しないため、プライバシーに配慮した見守りが実現できる点が特徴である。
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VWの新型EV「ID.4」の標準版、ブレーキの改良で航続距離延ばす
ドイツVolkswagen(フォルクスワーゲン、VW)の日本法人、フォルクスワーゲン グループ ジャパンは2022年12月22日、電気自動車(EV)「ID.4」の標準版の受注を開始したと発表した。2022年11月に発売した限定版から、「ブレーキ関連を改良することで、航続距離を延ばした」と同社営業本…
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毎秒10mで流れる部材捉える測長計、キヤノンが製紙業界のムダ削減に注目
キヤノンは、生産ライン上を毎秒10mで流れる部材の移動量や速度を高精度に測れる非接触測長計「PD-710」を2023年1月上旬に発売する。新しいレンズの採用などにより、測定できる速度範囲を従来機種の2.5倍に拡大。トイレットペーパーを高速で搬送する製紙業界のほか、高速でプレス加工をするEV用モータ…