
先端技術ニュースプラス
目次
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日立、台湾新型特急のデザインで地域との対話に3Dプリンター活用
日立製作所は、台湾で2021年12月から運行している新型特急電車「EMU3000」のデザイン開発過程において、3Dプリンターの造形品などを利用して初期段階コンセプト決定から最終段階まで顧客側と頻繁に議論を重ねたプロセスを明らかにした。
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CMOSアニーリングによる信号機制御で渋滞解消など、日立がデモ展示
日立製作所は2022年12月5日、同社中央研究所(東京都国分寺市)で開いた「2022年度研究開発・知財戦略説明会」で、開発を進める量子コンピュータの関連技術を報道関係者に公開した。
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ソニーGが研究開発体制を大幅刷新、中核は「センシング」「AI」「仮想空間」
ソニーグループは2022年12月6日に研究開発方針説明会を開催し、同社執行役専務兼CTO(最高技術責任者)の北野宏明氏が研究開発体制の強化に向けた組織の大幅な再編などを発表した。
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断面形状が連続的に変化する線材、モーターの占積率向上に一役
鉄や非鉄の線材などを製造・販売するナミテイ(大阪府東大阪市)は、断面形状が連続的に変化する新開発の線材「ウルトラデフォームドワイヤー」を「ものづくりパートナーフォーラム 東京2022」(主催:日経ものづくり、2022年12月1・2日、東京都立産業貿易センター)に出展した。
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「なぜだかうまくいかない」を3D計測で解決、パンチ工業の支援サービス
金型部品を製造・販売するパンチ工業は、3D計測で開発から量産までの時間短縮を支援する新サービス「3D計測パートナーズ」を「ものづくりパートナーフォーラム 東京2022」(主催:日経ものづくり、2022年12月1・2日、東京都立産業貿易センター)で紹介した。
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KDDI傘下がStarlink活用でドローン運用、レベル4解禁が利用拡大後押し
2022年12月5日、航空法の一部改正によってドローンの「レベル4飛行」、つまり「有人地帯(第三者上空)における補助者なし目視外飛行」が解禁された。期待されるのはドローン活用のすそ野の拡大だ。
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パウダーテックの曲がる磁性複合材、結合材なしでフェライトを成膜
電子写真用キャリアやフェライト系磁性粉などを製造・販売するパウダーテック(千葉県柏市)は、金属や樹脂にフェライトを複合化させた材料を「ものづくりパートナーフォーラム 東京2022」(主催:日経ものづくり、2022年12月1・2日、東京都立産業貿易センター)に出展した。フェライトをバインダーレスで基…
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三菱電機がアップグレード対応レーザー加工機、本体変えずに性能向上
三菱電機は、レーザー加工機の最上位モデルである「GX-Fシリーズ」について、性能をアップグレードする新技術を毎年提供する方針を明らかにした。ユーザーは導入済みの本体に新たなソフトウエアやハードウエアを付加するだけで最新の加工技術を利用できる。継続的に生産性を向上できる製品設計で差異化を狙う。
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タンゲのSPCC製インサートナット、形状を見直し強度アップ
タンゲ製作所(茨城県那珂市)は、従来製品に比べて高い引抜強度と回転トルク強度をプレス成形で実現したインサートナット「ハードグリップインサートナット」を、「ものづくりパートナーフォーラム 東京2022」(主催:日経ものづくり、2022年12月1・2日、東京都立産業貿易センター)に出展した。
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ルネサスがITインフラ機器向けクロック発生器、0.15psと低位相ジッター
ルネサス エレクトロニクスは、プログラマブル・クロック・ジェネレーターIC/アッテネーターIC「VersaClockファミリー」の新製品「VersaClock 7」を2022年11月29日に発表した。HPC(High Performance Computing)やデータ・センター向けアクセラレータ…
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スマホで完結のソニーのお手軽モーキャプ、コスト・使い勝手と精度に苦慮
「開発において難しかったのは、装着するセンサーの個数とモーション計測の精度のバランスを取ること。VTuberや映画・アニメーションの制作に携わるクリエイターが要求するレベルの精度を実現する必要があった」(ソニー新規ビジネス・技術開発本部通信技術開発部門モーション事業推進室室長の相見猛氏)
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大村製作所が低空気圧で噴射できる微粒化ノズル、電力8分の1
大村製作所(埼玉県東松山市)は「ものづくりパートナーフォーラム東京2022」で「環状液膜微粒化」方式による「JOノズル」を出展した。通常のスプレーノズルに比べて10分の1程度の空気圧で動作するのが特徴で、使用電力も8分の1程度に低減できる。
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車内置き去り検知センサーで先行するルクセンブルクIEE、「新型は現在の60GHzより高周波を想定」
子どもの車内置き去りによる熱中症事故が後を絶たない。現在、国内外の自動車部品メーカーが置き去り検知センサーを開発中だ。多くのメーカーは、欧州で自動車アセスメントを手掛けるEuro NCAPの評価基準が厳しくなる2025年を量産の照準に合わせる。そんな中、ルクセンブルクIEEは、2020年に乗用車向…
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TSMCが大阪に新拠点、新卒も積極採用で26年に国内社員を400人に倍増
台湾TSMC(台湾積体電路製造)は2022年11月30日、大阪市に新オフィスを開設したと発表し、報道機関向けに施設を公開した。半導体の設計ソリューションを担う海外拠点としては8番目、日本では2番目となる.
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業務用発電機の廃熱を冷房に、パナソニックとヤンマーが協業
パナソニック空質空調社(東京・港)とヤンマーエネルギーシステム(大阪市)は2022年12月1日、分散型エネルギー事業で協業すると発表した。パナソニック製の吸収式冷凍機(業務用空調機)とヤンマー製のマイクロコージェネレーションシステム(業務用発電機)を組み合わせた商品を、両社の販売網を通じて顧客に提…
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警備ロボのugoがプラットフォーム開放、安川電機や川重製ロボと協働
業務改革を支援するロボットの開発を手掛けるスタートアップのugo(ユーゴー、東京・千代田)は2022年11月30日、自社イベント「ugo go! 2022」を開催し、新型のロボットや他社製ロボットとの連携機能などを披露した。
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図研プリサイトがCADから原価を見積もるツール、資材高騰でニーズ
図研プリサイト(横浜市)は、3D-CADの部品データを基に原価を見積もるツール「COSTLink Qeep」を2022年11月30日に発売した。3D-CADデータを軽量データ形式「XVL」に変換して、ツールの画面にドラッグアンドドロップすると、見積書を作成できる。
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NECが100億人を区別できる生体認証など最新技術を多数披露
NECは2022年11月30日、同社の研究開発と新規事業創出の取り組みを紹介する「NEC Innovation Day」を開催し、人工知能(AI)やIoT(Internet of Things)を活用したデジタルトランスフォーメーション(DX)や生体認証などに関する最新技術を披露した。
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レベル4の自動運転EVで工場内物流を無人化、夜間も屋外もOK
eve autonomyは2022年11月30日、自動運転の電気自動車(EV)による自動搬送サービス「eve auto」の提供を開始すると発表した。EVは工場や倉庫など一定範囲内の敷地であれば、周辺環境を認識してドライバーの運転が不要なレベル4での自動運転を実行する。
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スバルが「脱ホットスタンプ」を検討、CO2削減対策の一環
「(製造工程からの)二酸化炭素(CO2)削減は自動車メーカーにとって重要な課題だ。ロードマップを作成して検討を進めている。現時点で決定はしていないが、検討項目の中には、ホットスタンプ材(高張力鋼板の熱間プレス材)から高張力鋼板の冷間プレス材への切り替えも含まれている」──。SUBARU(スバル)執…