
先端技術ニュースプラス
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スバル新社長に大崎氏、「行き詰まったときの答えは現場にある」
SUBARU(スバル)は2023年3月3日に開催した取締役会において、取締役専務執行役員製造本部長の大崎 篤氏が、社長兼最高経営責任者(CEO)に就任する人事を内定した。現社長兼CEOの中村知美氏は取締役会長に就く。同年6月に開催予定の定時株主総会と、総会終了後の取締役会を経て就任する。
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煙突からのガスをドローンで即時分析、1.25kgのクロマトグラフの威力
センサー系スターアップのボールウェーブ(Ball Wave、仙台市)は2023年2月27日、JDRONE(東京・新宿)が運用するドローンに、ボールウェーブが開発した世界最小をうたうガス分析器(ガスクロマトグラフ)を搭載し、試験用プラントの煙突から放出されるガスの捕集と高感度な分析に成功したと発表し…
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世界初の民間月面着陸は23年4月末、ispaceの着陸船が安定航行中
民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」を手掛けるスタートアップ、ispace(東京・中央)は2023年2月28日、同4月末の月面着陸に向けて進行中のミッション1(月面着陸ミッション)の中間成果を発表した。
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コメを混ぜたプラスチックがレジ袋やクッション材に、価格は石油由来と同等
国産のコメを混ぜたプラスチックが、レジ袋やクッション材として使われるようになってきた。使うコメは古米や精米時に出るくず米といったもので、従来は飼料として使わないものは廃棄していた。プラスチックに混ぜて有効活用することで、食品ロスを減らせる。
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カシオ新社長に就任する増田専務、G-SHOCK成功経験の横展開が使命
カシオ計算機は2023年2月27日、代表取締役社長CEOに現専務執行役員時計BU事業部長の増田裕一氏が昇格する人事を決定したと発表した。同社創業家以外からの初の社長になる。現社長の樫尾和宏氏は代表取締役会長に就任する。
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BYD製バスに六価クロム、日本法人「人への影響なく法規に準拠」
中国・比亜迪(BYD)の日本法人であるビーワイディージャパン(横浜市)は2023年2月23日、同社が国内で販売する電気自動車(EV)バスに六価クロムを使用していると発表した。同物質は有毒で、日本自動車工業会(JAMA)が自主規制している。
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レゾナックが材料開発にVR導入、分子の動きを間近で観察
「ゲームの主人公のように計算科学の世界を探索して現象を理解できる」――。レゾナックは、半導体の材料や製造用資材の開発において、分子の動きなどのミクロな現象を間近な視点で観察できる仮想現実(VR)技術を導入した。分子動力学計算に基づく解析結果を可視化し、分かりやすく説明する手段としてVRを活用する。
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BYDがEVバスに六価クロムを使用か、日野自が発売凍結
日野自動車が小型電気自動車(EV)バス「ポンチョ Z EV」の発売を凍結した。日野自に同EVバスをOEM(相手先ブランドによる生産)供給する予定だった中国・比亜迪(BYD)が、六価クロム(Cr)を使用していたとみられる。日本自動車工業会(JAMA)では、同物質を自主規制している。2023年2月下旬…
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遠隔操作ロボの感覚リアルに、ドコモと慶大が無線低遅延技術で
NTTドコモと慶應義塾大学ハプティクス研究センター(以下、慶応大)は、今後商用の5G(第5世代移動通信システム)網に実装される可能性がある超高信頼低遅延技術「URLLC(Ultra-Reliable and Low Latency Communications)」を用い、人の手を動かした際に感じ取…
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パナソニックの溶接ロボット、同じ機種でも制御で動作スピード向上
パナソニック コネクト(東京・中央)は2023年2月16日、溶接ロボット「TAWERS」のコントローラー新機種「G4コントローラー」を発売した。制御の改善によりロボット動作を高速化させる他、スパッタ(火花)を低減し、FA(Factory Automation)機器向けのデータ交換標準規格「OPC …
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SkyDriveが語る、「空飛ぶクルマ」社会実装で見えてきた6つの難所
「これまでは空飛ぶクルマの認知を高めるような活動が多かった。それが2022年夏ごろからは、夢物語ではなく、どうやって社会実装をしていくのか、より具体的なテーマに議論が移行している。
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東レが大型CFRPパネルを5分で一体成形、自動車ルーフ部材などを想定
東レは2023年2月16日、炭素繊維複合材料(CFRP)製のモビリティー向け部材を高速に成形する製造技術を開発したと発表した。例えば、実証用に製作した自動車ルーフの大型パネルでは、汎用のプレス成形機を使っておよそ5分で成形できる。
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エアコンの新省エネ基準で「商品づくりが激変」、富士通ゼネラル
経済産業省が経済産業省が2022年5月末に告示を公布し、同年6月1日から施行した家庭用エアコンの新たな「基準エネルギー消費効率(省エネ基準)」によってエアコンの商品作りが大きく変わると富士通ゼネラルのエアコンの開発に関わる関係者が語る。省エネ法の改訂内容のポイントの要約と、今後の開発方針についてま…
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BMWが小型SUVタイプのEVを日本に初投入、航続距離は465km
ドイツBMWの日本法人であるビー・エム・ダブリュー(東京・港)は2023年2月17日、小型SUV(多目的スポーツ車)「X1」の全面改良車を発売した。納車は同年2月下旬からの予定である。3代目となる新型X1(以下、新型車)は従来のガソリンエンジン車に加えて、電気自動車(EV)モデル「iX1」を設定し…
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ルネサス、Dialog由来の抵抗変化型メモリー技術をGlobalFoundriesへ売却
米GlobalFoundries(グローバルファウンドリーズ)は、ルネサス エレクトロニクスから抵抗変化型メモリー(ReRAM)である「Conductive Bridging Random Access Memory:CBRAM」の技術を取得したと2023年2月9日(現地時間)に発表した。ReRA…
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東芝が24年ぶりに、産業機器モーター向けパワーMOSFETの新製品
東芝デバイス&ストレージは、インテリジェントパワーMOSFETの新製品を2つ発売した。産業機器のモーターやソレノイド、ランプといった、いわゆる誘導性負荷の駆動・制御に使う。この用途に向けて1999年に発売した製品の後継であり、24年ぶりの新製品となる。
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卵の殻を食器にリサイクル、福井の老舗漆器メーカーが試作
卵の殻が食器に生まれ変わる――。漆器メーカーの福井クラフト(福井県鯖江市)が卵の殻をリサイクルした食器を外食産業向け展示会で披露した。生物由来の卵の殻を51%配合することで、熱硬化性樹脂のメラミン樹脂の食器と比べ、石油由来の成分を40%以上抑えた。
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TDKが厚さ約100μmの「マイクロ磁石」、超小型モーターを試作
TDKは、厚さ約100μmの「マイクロ磁石」を開発した。サマリウムコバルト磁石の薄膜を、コバルト(Co)基材の表面に形成したという。
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「半導体・電子材料は日本が勝てる最後の分野」、レゾナックHD決算で髙橋CEO
「半導体・電子材料に経営資源を集中投入する」と表明していたレゾナック・ホールディングス代表取締役社長 社長執行役員CEOの髙橋秀仁氏。2022年12月期の決算説明会では、2023年第1四半期は半導体・電子材料が赤字の業績予想だが「投資に関してはブレーキを踏むつもりはない」と改めて強調した。
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SIEが発売前に「PS VR2」分解動画、初代にない冷却ファンをあえて搭載
ゲームを手掛ける米Sony Interactive Entertainmentは2023年2月15日、据え置き型ゲーム機「PlayStation(PS)5」向けの新しいVR(Virtual Reality)システム「PlayStation(PS) VR2」の分解動画を公表した。軽量化にこだわりなが…