
先端技術ニュースプラス
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スズキ、自動運転EVプラットフォームをApplied EVと共同開発へ
スズキは2023年3月30日、オーストラリアApplied Electric Vehicles(Applied EV)と、自動運転に対応する電動車両向けプラットフォーム(PF)の開発に関する覚書を締結したと発表した。Applied EVは、自動運転車向けの電動化技術やソフトウエア技術などに強みを持…
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パナソニックが高い色再現を持つ撮像素子、有機材料で混色対策
パナソニックホールディングスが、光源の種類によらず高い色再現性を実現した有機CMOSイメージセンサー技術を開発した。今回、光電変換層の薄膜化や、電気的な画素分離技術によって、混色成分を抑え、正確な色再現が実現できたという。
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NTTが生体器官の運動を模倣できるハイドロゲル、疑似体内環境で実験可能に
NTTは2023年3月29日、腸のような筋肉を持つ生体器官の動きを再現できる「光駆動型オンチップ運動素子」を開発したと発表した。
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レクサス初のEV専用車「RZ」は880万円から、冬場の航続距離は?
世界初公開から約1年、トヨタ自動車の電気自動車(EV)「RZ」が2023年3月30日にようやく日本で発売となった。RZは高級ブランド「レクサス」初のEV専用モデルで、世界150カ国に投入する予定。販売目標は、世界で月間2700台である。
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ドローン普及の課題「騒音」、JAXAとACSLが新形状プロペラで低減
宇宙航空研究開発機構(JAXA)とACSLは、ドローンの普及に向けた課題の1つとされている飛行時の「騒音」を低減するプロペラを共同開発し、その効果を確認した。
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東レ13年ぶりの社長交代で営業出身の大矢氏、日覺氏は会長に
東レは2023年3月27日、13年ぶりとなる社長交代人事を発表した。繊維の営業畑を歩んできた副社長執行役員の大矢光雄氏が新社長に昇格する。同年6月に開催する株主総会後の取締役会での正式決定を経て就任する。2010年から社長を務めてきた日覺昭廣氏は代表権のある会長に就き、同社を引き続き経営面で支える…
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ソフトバンクがリチウム金属電池の成層圏動作実証、「空飛ぶ基地局」向け
ソフトバンクは、同社のR&D部門である先端技術研究所による技術展「ギジュツノチカラ ADVANCED TECH SHOW 2023」(2023年3月22~23日開催)で、空飛ぶ基地局「HAPS(High Altitude Platform Station、成層圏プラットフォーム)」の実用化に向けた…
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三菱重工が沿岸監視の無人母艦、無人航空機/潜水艇を搭載
三菱重工業は防衛・セキュリティーの総合展示会「DSEI Japan」(2023年3月15~17日、幕張メッセ)で、水上無人機(USV: Unmanned Surface Vehicle:USV)の試作機を披露した。沿岸警備や自国の領海への不法侵入、海賊行為、密輸などのリスクを監視する。自律航行だけ…
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リコーのリサイクル用プラ判別センサー、「意外な用途」で製造業でも引き合い
リコーは、プラスチックの種類を瞬時に判別できるセンサー「RICOH HANDY PLASTIC SENSOR B150」を「第1回サーキュラー・エコノミーEXPO」に出展、「プラスチックを出す際の検査だけではなく、部品や部材を受け入れる際の簡易検査用途に製造業からの引き合いが多い」と明らかにした。
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使用済み樹脂の素材を判別、リコーが受光素子1つにした低価格センサー
リコーが使用済みプラスチックの素材を判別するセンサーを発売した。ハンディータイプのもので、樹脂に近赤外線を照射し、その反射波の波長を計測することで素材を判別する。受光素子は複数個設けるのが一般的だが、リコーはこれを1つの受光素子で実現しコストを削減した。価格は98万7800円(税込み)。
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「Ninja H2R」エンジンベースの固定翼無人機、Kawasakiが防衛展で構想披露
川崎重工業傘下のカワサキモータースは、防衛・セキュリティーの総合展示会「DSEI Japan」(2023年3月15~17日、幕張メッセ)で、同社の二輪車「Ninja H2R」用のエンジンをベースに開発した航空機用エンジンを搭載する無人航空機(UAV、ドローン)の開発構想を披露した。
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「昨日決めた」自工会の豊田会長が辞意から一転、続投へ
日本自動車工業会(自工会)は2023年3月23日に開いた会見で、辞意を表明していた豊田章男会長の続投を発表した。今回の続投で豊田氏は、2024年5月の任期満了まで会長職を続けることになる。会見で豊田氏は「続投は昨日決めた」と話した。副会長には新たにトヨタ自動車の次期社長となる佐藤恒治氏(現・同社執…
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置き換えるだけでパワー半導体の損失49%低減、東大が新型ゲート駆動IC
東京大学 生産技術研究所 教授の高宮真氏、助教の畑勝裕氏、東京大学 大学院工学系研究科 電気系工学専攻 修士課程 大学院生の張狄波氏らの研究グループは2023年3月23日、スイッチング損失を大幅に低減可能な新しいゲート駆動ICチップを開発したと発表した。
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防衛装備庁が新型除染装置をDSEIに出展、従来型もアジアなどから関心
防衛装備庁は放射能や化学物質の除染に水と気体の両方を使える新型の「除染装置I型」を、防衛関連の展示会「DSEI Japan」(2023年3月15~17日、幕張メッセ)に出展した。
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電源入れればひとりぼっちじゃない、ロボットとおしゃべりできるサービス
ロボットにボタンを押して電源を入れたら話しかけるだけ。24時間、365日いつでも、話しかけた内容に対応した返事が返ってくる――。セコムとディー・エヌ・エー(以下、DeNA)は2023年4月3日から、そんなサービス「あのね」を開始する。
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トヨタ「ミライ」の8倍貯蔵、豊田合成がトラック用水素タンク
トヨタ自動車と豊田合成は、展示会「第19回 FC EXPO(春)」(東京ビッグサイト、2023年3月15~17日)に燃料電池(FC)トラック向けの水素タンクを出展した。
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高校生が人工衛星開発、2023年秋に打ち上げへ
クラーク記念国際高等学校、東京大学、Space BDは2023年3月17日、クラーク国際の高校生を対象とする宇宙教育の一環で開発していた人工衛星が完成したと発表した。人工衛星は2023年に宇宙航空研究開発機構に引き渡し、2023年秋に国際宇宙ステーションに向けて打ち上げる予定。
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コニカミノルタがカーボンマイナス実現を2025年に前倒し、製品で他社のCO2削減
コニカミノルタは2023年3月15日、「Konica Minolta Day」と題した、経営方針や重点事業に関する説明会を開催した。その中で、自社外での二酸化炭素(CO2)削減量が、自社製品の製造過程で発生するCO2を上回る「カーボンマイナス」を実現する時期を従来の2030年から2025年に前倒し…
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まるでSF、レーザーでドローン撃墜を三菱重工と川崎重工が競演
SFの世界から飛び出したような兵器が姿を現した。三菱重工業と川崎重工業は、防衛・セキュリティーの総合展示会「DSEI Japan」(2023年3月15~17日、幕張メッセ)に、それぞれ高出力レーザーを使った車両搭載型のドローン撃墜システムのプロトタイプをそれぞれ出展した。
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幼児置き去りを防ぐ後付け装置、日産も2023年6月に発売
日産自動車は2023年3月17日、幼児などの車内への置き去り防止を支援する装置を同年6月に発売すると発表した。同社の幼児送迎用バスに後付けできるもので、取り付けは全国の販売店で行う。