
先端技術ニュースプラス
目次
-
窓ガラスを空中触覚デバイスに、imecがディスプレー上に大面積圧電素子を作製
ベルギーの先端エレクトロニクス研究機関imecは、イタリアのベネチアで開催された超音波に関する国際シンポジウム「IEEE Ultrasonics Symposium」(2022年10月10日~13日に開催)で、フラットパネルディスプレー(FPD)加工技術で作製した圧電マイクロ超音波トランスデューサ…
-
NECがVVC準拠4K映像リアルタイムエンコーダー、なんと汎用サーバーで動作
NECは2022年11月16日~18日に開催された映像・放送機器の総合イベント「Inter BEE 2022」で、従来よりも大幅に高い圧縮性能を持つ次世代コーデック「H.266/VVC(Versatile Video Coding)」(以下、VVC)規格に準拠した、4K映像のリアルタイムエンコーダ…
-
植物由来PA6使用のベビーカー販売へ、DSMがバガブーらと組む
植物由来の樹脂でできた業界初のベビーカー──。オランダRoyal DSMは、オランダBugaboo(バガブー)が開発したベビーカーにバイオマスバランシングを利用した植物由来ポリアミド(PA)6「Akuon B-MB PA6」が採用されたと発表した。
-
ラピダス発足緊急座談会(2)iPhoneの中核チップを日本が担えるか
ラピダス設立は日本を幸せにするのか。課題は何か。今後、期待したい点も含めて、日経BP総合研究所クリーンテックラボ所長の大石基之、日経エレクトロニクス編集長の中道理、日経Automotive編集長の木村雅秀が語り尽くす第2弾。
-
「縦型GaNはまだこない」、Infineonの講演に波紋広がる
窒化物半導体の国際ワークショップ「IWN 2022」(2022年10月9日~同14日、ドイツベルリン)における基調講演(プレナリーセッション)で、Infineon Technologies AustriaのHerbert Pairitsch氏が「縦型の窒化ガリウム(GaN)パワーデバイスに産業界が…
-
AMDが5nm世代初のサーバー用MPU、GoogleやMSがクラウドで採用
米Advanced Micro Devices(AMD)は、5nm世代の半導体プロセスで造る初めてのサーバー向けMPU(マイクロプロセッサー)「第4世代AMD EPYCプロセッサー(AMD EPYC 9004シリーズ)」の出荷を始めた。同社が2022年11月10日(現地時間)に開催のプライベートイ…
-
ラピダス発足緊急座談会(1)なぜ今なのか、TSMCに追い付けるのか
ラピダス設立の裏に何があるのか。日本の先端半導体製造は復活するのか。日経BP総合研究所クリーンテックラボ所長の大石基之、日経エレクトロニクス編集長の中道理、日経Automotive編集長の木村雅秀が語り尽くす。
-
「クルマ電動化でレーザー溶接にチャンス」トルンプCEO
ドイツ・トルンプ(TRUMPF)取締役会長兼CEOのニコラ・ライビンガー=カミュラ―氏と同取締役兼CDOのマティアス・カミュラ―氏は2022年11月、「クルマの電動化を機に、日本でレーザー溶接機へのニーズが高まっている」などと語った。同時に、板金加工用プログラム作成などの自動機能の提供サービスを構…
-
マツダが電動化対応に1.5兆円を投資、エンビジョンAESCから電池調達
マツダは、2030年までにサプライヤーの設備投資や開発費を含む電動化戦略全体に約1兆5000億円を投資する。同社が2022年11月22日に開いた、2030年経営方針説明会で明かした。併せて、中国エネルギー大手の傘下である車載電池メーカー、エンビジョンAESCからEV用電池を調達することを発表した。
-
シャープ出身者が無線ディスプレー技術、スマホがタブレットやパソコンに
リコーがスマホ用サブディスプレー「RICOH Portable Monitor 150BW」を2022年11月30日に発売する。無線かつ双方向に接続できることが特徴だ。15.6インチと大型ながら700g程度で持ち運びやすい。
-
米マイクロン、エルピーダ買収後8年間で日本に1兆8200億円を投資
Micron Technology(マイクロンテクノロジー)は2022年11月16日、最先端DRAM製造プロセス「1β」(1ベータ)の量産開始を祝う式典を、その製造現場であるマイクロンメモリ ジャパンの広島工場(広島県東広島市)で開催した。
-
小型モジュール炉:建設コスト低く安全、原子力発電の新しい選択肢に
小型モジュール炉(Small Modular Reactor:SMR)は、モジュール化の発想を取り入れた小型原子炉の総称である。出力が小さく、簡素化した構造で建設費用を抑えられる他、安全性も高まるとの期待がある。国によってSMRの定義はさまざまだが、国際原子力機関(IAEA)によると、電気出力30…
-
なぜ?ロームが東芝に3000億円出資との報道
東芝に対する日本産業パートナーズ(JIP)の買収提案を巡り、ロームが最大3000億円規模の投資額で参画を検討していると、日本経済新聞が2022年11月16日に報じた。日経クロステックがロームに確認したところ、「出資を検討していることは事実だが、金額など詳細は何も決まっていない」と答えた。
-
5GHz帯Wi-Fiで複数スピーカーに音楽配信、100m以上にも対応
オーディオ技術を開発するミューシグナル(仙台市)は、5GHz帯のWi-Fiを用いてパソコンなどに保存した音源から10台以上のスピーカーに無線で音楽を配信する技術「ミュートラックス」を開発した。
-
「デスクトップ版SOLIDWORKSは無くならない」ダッソー
「デスクトップ版SOLIDWORKSは無くならない」――。フランスダッソー・システムズ(Dassault Systemes)のジャン・パオロ・バッシ(Gian Paolo Bassi)氏は2022年11月14日、「3DEXPERIENCE WORLD JAPAN 2022」でこう話した。
-
アイシンの自動駐車支援システム、AI処理にFPGAを活用
アイシンは2024年の量産車への搭載を目指す次世代の自動駐車支援システムにFPGA(Field Programmable Gate Array)ベースの車載SoC(System on Chip)を採用した。米AMD(Advanced Micro Devices)が2022年2月に買収した米Xili…
-
ランボルギーニCEO「合成燃料車の可能性を模索」
イタリアAutomobili Lamborghini(アウトモビリ・ランボルギーニ)の会長兼最高経営責任者(CEO)であるステファン・ヴィンケルマン氏は、2030年以降にランボルギーニ車の動力源として、「合成燃料(e-fuel)の可能性を模索している」と語った。日本法人であるアウトモビリ・ランボル…
-
東芝が音で機器劣化を検知するAI、うるさい中でも誤検知なし
東芝は、機器の稼働音を解析して劣化の兆候を高精度に捉える音響劣化推定AI(人工知能)「VAE-DE(Variational AutoEncoder based Deterioration Estimation)」を開発した。このAIを用いると、機器の稼働音に周囲の騒音や雑音などの音響ノイズや回路の…
-
パナソニックが人工嗅覚、吐息成分で個人認証・犯人特定
「におい」で個人を特定――。パナソニック インダストリーは2022年11月14日、開発した人工嗅覚システムの記者向け説明会を実施した。吐く息の成分はヒトによって異なることから、特定の信号パターンを検出して個人認証や人物特定に役立てる。「実用化までは数年かかる」(同社)と語った。
-
ドローンに雷誘いインフラ守る、NTTが落雷制御技術
避雷針の代わりをするドローンを雷雲に合わせて飛ばし、高精度に雷を捕捉してインフラ設備やビルを守る。NTTは2022年11月16日~18日にオンラインで開催する「NTT R&Dフォーラム 2022」で、ドローンを活用した落雷制御技術を紹介している。