
先端技術ニュースプラス
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量子暗号や原発の技術移転リスクは?東芝に英ファンドが買収提案
東芝は2021年4月7日、英投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズなどから買収提案を受けたと発表した。東芝は量子暗号など、国家安全保障にも関わる技術を開発する。現在は「初期提案を受けたばかり」(同社)の段階だが、実現した場合、国家安全保障に関する技術の海外移転リスクを政府がどう判断するのかが…
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物流自動運転の新星Gatikがいすゞと提携 21年にレベル4商用車
配送用商用車(トラック)向け自動運転技術を手掛ける米国のスタートアップ(新興)企業Gatik(ガティック)は2021年4月6日(米現地時間)、いすゞ自動車の北米子会社Isuzu North Americaと提携した。いすゞが海外向けに展開している小型トラック「Nシリーズ」(日本では「エルフ」)に、…
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日立が1兆円買収を決断、IoT基盤の世界展開を加速
「世界のルマーダ(Lumada)にする買収だ」(日立製作所執行役社長兼CEOの東原敏昭氏)。日立製作所は2021年3月31日、デジタルエンジニアリングサービスなどを手掛ける米グローバルロジック(GlobalLogic)の買収に関する契約を締結すると発表した。
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聖域のエレキ事業も改革、4月1日発足「ソニーグループ」10の疑問
2021年4月1日、ソニーはグループ経営の強化を目的とした経営機構改革を実施する。伝統ある「ソニー」の商号を変更してまで改革に踏み切る狙いは何か。知っておきたい項目をまとめた。
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トヨタといすゞ、3年ぶりの再出発 小型電動トラックを共同開発
トヨタ自動車といすゞ自動車は428億円を相互出資し、小型トラックの電気自動車(EV)化や燃料電池車(FCV)化などに共同で取り組む。2021年3月24日、トヨタ傘下の日野自動車を含めた3社で発表した。トヨタといすゞは18年8月に資本関係を解消したが、新型コロナウイルスの感染拡大や政府の「カーボンニ…
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走れるのは115km、スイス発3輪EVが日本上陸
スイス発の3輪電気自動車(EV)が日本に上陸する。現地メーカーKYBURZ(キーバス)製の車両で名称は「2ndLife(セカンドライフ)DXS」。2021年4月に日本で販売を始める。普通自動車免許で運転できる。3輪のため転倒の危険性が低い。1充電当たりの航続距離は最長115kmでいわゆる「ラストワ…
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PS5向けVRシステムのコントローラーがベールを脱ぐ
米Sony Interactive Entertainmentは、VR向けの新しいコントローラーを公式ブログで発表した。SIEの据え置き型ゲーム機「PlayStation 5(PS5)」のコントローラーの機能を採用しつつ、独特な形状を採用するなどVR向けに最適化を図った。
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Facebookが仮想物体を感じる腕輪型筋電コントローラーを試作
米Facebookは、2021年3月18日(米国時間)、同社が進めるAR(Augmented Reality)関連の研究開発について明らかにした。前面に打ち出したのが、同社が開発中の筋電センサーを利用した腕輪型コントローラーである。
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なぜ必要?商機はどこに?「カーボンニュートラル」10の疑問
世界のビジネスが「カーボンニュートラル」に向けてかじを切った。つい最近まで後回しにしていた「脱炭素」への取り組みが、あらゆる業界で必須となり、また常識となっている。背景には何があるのか、またどこに商機があるのか。知っておきたい項目をまとめた。
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いざ開始、「ahamo」「povo」「LINEMO」10の疑問
携帯大手の格安オンライン専用プランが、ソフトバンクの「LINEMO」を皮切りに21年3月17日から順次スタートする。新たなオンライン専用プランと従来プランとの違い、申し込み時の注意点など、知っておきたい項目をまとめた。
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ついに日本勢もパワー半導体で300mmライン、東芝が23年度稼働
東芝デバイス&ストレージは、パワー半導体素子などのディスクリート半導体を生産する加賀東芝エレクトロニクスの構内に、口径300mmウエハーに対応する製造ラインを導入する。低耐圧MOSFETやIGBTの作製に充てる。稼働開始は、2023年度上期を予定する。
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いま、福島第1原発はどうなっている? 廃炉10の疑問
福島第1原子力発電所の事故から10年を迎えた。事故が起こった原子炉、そして廃炉の状況はどうなっているのか。あらためて現状をみてみる。
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世界に先駆けた「ホンダのレベル3自動運転車」10の疑問
市販車としてレベル3(アイズオフ)の自動運転機能を世界で初めて搭載したホンダの新型セダン「LEGEND Hybrid EX・Honda SENSING Elite」(以下、レジェンド、図1)。2021年3月5日、100台限定でリース販売を開始した。先進運転支援システムと呼ばれるレベル2までと違って…
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イーロン・マスク氏の衛星通信サービス、車や船舶、航空機にも
Elon Musk氏が率いる米SpaceXの衛星インターネット事業「Starlink」において、自動車や船舶、航空機といった移動体にまでサービスを広げる考えがあることが、米連邦通信委員会(FCC)への提出資料から分かった。これまでスターリンクのサービスは、住宅などに向けていた。
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3.11原子力災害はなぜ防げなかったか 「福島第1原発」10の疑問
2011年3月11日午後14時46分、東北地方を中心とする東日本をマグニチュード9.0の巨大地震が襲った。その50分後、それまで想定していなかった巨大な津波が福島第1原子力発電所に押し寄せ、未曽有の原子力災害を引き起こした。想定外の巨大な地震と津波に見舞われたとはいえ、なぜ炉心溶融(メルトダウン)…
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21年秋に量産開始の安全・低コストLIB「全樹脂電池」10の疑問
従来のLi(リチウム)イオン2次電池(LIB)よりも安全で低コストな「全樹脂電池」の量産が2021年秋に始まる。全樹脂電池を開発するAPBは、既に量産拠点を設立済みだ。従来LIBと一線を画す全樹脂電池はどのような電池なのか、その技術と同社の歩みをおさらいする。
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「空飛ぶクルマ」の独新興が250億円超を追加調達、NTTも出資
「空飛ぶクルマ」と呼ばれるような電動の垂直離着陸(eVTOL)機を手掛けるドイツのスタートアップ(新興)企業Volocopterは、新たに2億ユーロを調達した。今回のラウンドで、NTTや大手リース企業の東京センチュリーといった日本企業が新たに出資者に加わったとする。この結果、同社の調達額は累計で3…
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MSがマルチデバイス対応のMR基盤「Mesh」を発表 「ポケGO」も動作
米Microsoftはクラウド基盤「Azure」を活用したMR(Mixed Reality)プラットフォーム(基盤)「Microsoft Mesh」を発表した。実物と仮想物体を重畳して表示した空間上で、離れた場所にいる複数の人との共同作業やコミュニケーションなどを行うMRアプリの構築を促す。
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米新興とトヨタが「空飛ぶクルマ」の製造拠点、21年内に着工
電動の垂直離着陸(eVTOL)機を手掛ける米新興企業Joby Aviationは、SPAC(特別買収目的会社)の米Reinvent Technology Partnersとの統合を通じてニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場する。21年内に機体製造施設の建設に着手するという。同施設は、Jobyの…
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横浜ゴムら3社、タイヤで路面検知の実験 「地図連携」強みに
横浜ゴム、アルプスアルパイン、ゼンリンの3社は2021年2月19日、タイヤを使った路面状態検知の実証実験を始めると発表した。3月下旬以降の開始を目指す。地域の公表は未定。小型センサー搭載タイヤを装着した実験車を走らせる。得られた情報から、路面の凹凸や凍結などの状態を推定していく。地図情報と連携させ…