
先端技術ニュースプラス
目次
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デンソーの新社長に林氏、ソフトウエア開発を主導
デンソーは2023年4月10日、経営役員の林新之助氏が新社長兼COO(最高執行責任者)に就任する人事を発表した。同年6月の株主総会後に正式に決定する。2015年から社長を務めてきた有馬浩二氏は会長兼CEO(最高経営責任者)に就任し、引き続き経営を支える。
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NICTと住友電工が新型光ファイバーで世界記録更新、6G時代の大洋横断級ケーブルへ
情報通信研究機構(NICT)と住友電気工業は2023年3月、伝送容量が世界最大となる1.7ペタ(P)ビット/秒の新型光ファイバー(標準外径)を開発し、63.5km(キロメートル)の伝送実験に成功した。
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JDIの有機ELパネルを中国大手の工場で生産へ、2025年内量産目指す
ジャパンディスプレイ(JDI)が、生産出荷規模が世界3位の中国パネル大手、恵科電子(HKC)と戦略提携することを2023年4月10日に発表した。両社は共同で中国国内に工場を建設し、2025年内を目標にJDIの次世代有機ELディスプレーの量産開始を目指す。
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日本発技術で「海のDX基盤」構築、NEDOの経済安保重要技術育成が始動
「日本が地政学的優位性を利用し 『自由で開かれたインド太平洋構想』を実現するため、宇宙を活用した我が国の周辺海域およびシーレーン周辺海域の海洋状況把握(MDA:Maritime Domain Awareness)を行う能力の強化が必要になってきている」
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日本オーチスが千葉の開発拠点に太陽光パネル、エレベーター試験の電力など2割を賄う
日本オーチス・エレベータ(東京・中央)は2023年4月5日、千葉県にある開発・生産拠点「NOLEC」に設置した太陽光パネルを報道陣に公開した。米オーチス・ワールドワイドでは世界の全工場において、2030年までに直接・間接的に排出する温暖化ガスを2019年と比較して50%削減することを目指している。…
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「事業利益率7%」は中計通りに進捗、三菱重工の泉澤社長が強調
三菱重工業は2023年4月5日、2024年3月期までの中期経営計画の進捗状況を発表した。同社の泉澤清次社長は「計画通りに進捗している」と話した。
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N-BOXが7カ月連続の首位、23年3月の新車販売
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が2023年4月6日に発表した同年3月の車名別新車販売台数(速報値、以下同じ)による と、登録車(乗用車)と届出車(軽自動車)を合わせた総合順位で、ホンダの軽自動車「N-BOX」が7カ月連続で首位となった。
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ENEOSマテリアル、「世界初」強化学習AIによるプラント自動制御を採用
ENEOSマテリアル(東京・港、旧JSRエラストマー事業部門)は2023年3月30日、プラントの自動操業に向けて自律制御用のAI(人工知能)「FKDPP(Factorial Kernel Dynamic Policy Programming)」を正式採用したと発表した。
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三菱自の軽SUV「デリカミニ」、ネーミングが奏功し好調な受注
三菱自動車は2023年4月6日、新型軽自動車「デリカミニ」を同年5月25日に発売すると発表した。2023年1月に生産を終了した超背高ワゴンタイプの軽自動車「eKクロス スペース」の後継車になる。
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パナソニック、常圧凍結乾燥技術で香味の高い乾燥食品を試作
パナソニック くらしアプライアンス社は2023年3月30日、香味を高く保ったまま食品を乾燥させる「常圧凍結乾燥技術」の装置と、それによる乾燥食品3種類を試作したと発表した。
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コグネックスがAI搭載の新たな外観検査カメラ、幅広い検査に対応
コグネックスはAIを搭載した外観検査用カメラ「In-Sight 3800」シリーズを新たに発売。画像をパソコンで処理するのではなく、画像を取得するデバイス上、すなわちエッジで処理して不良品判断などを出力できる「エッジラーニング(EL)」機能を備える。
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輸出管理厳格化の半導体製造装置23品目、難解なリストを見やすく整理
経済産業省は2023年3月31日、高性能な半導体製造装置23品目を輸出管理の対象に追加する意向であることを明らかにした。同日、対象となる追加品目を省令改正案の中で公開した。同年4月29日まで意見募集を行い、同年7月の施行を予定している。
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NTTがサブテラヘルツ帯で1.44Tビット/秒達成、6G時代を狙う
NTTは2023年3月30日、サブテラヘルツ帯の32GHz幅を使って最大1.44T(テラ)ビット/秒の無線通信に成功したと発表した。同一チャンネルで多重伝送技術OAM(Orbital Angular Momentum、軌道角運動量)での8多重に偏波多重を加えた16多重で実現した。
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ゲーム見本市「E3」が中止に、大手離脱で問われる展示会の意義
2023年6月に開催予定だった世界最大級のゲーム見本市「E3 2023」が中止になる。主催団体の米エンターテインメントソフトウエア協会(ESA)が発表した。4年ぶりの対面開催を計画していたが、任天堂や米Microsoft(マイクロソフト)などが出展見送りを表明するなど、ゲーム大手の離脱が響いた。
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「業界最安値」の1個0.39米ドル、TIが同社初の汎用Cortex-M0+マイコン
米Texas Instruments(テキサス・インスツルメンツ、TI)は、英Arm(アーム)製CPUコアベースのプロセッサー製品2つを2023年3月15日(現地時間)に発表した。「Cortex-M0+」コアをベースとしたマイコン「MSPM0」と「Cortex-A53/A72」コアをベースとしたビ…
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ルネサスがRISC-V搭載品の第3弾、音声対話デバイス特化IC
ルネサス エレクトロニクスは、RISC-VコアをベースにしたプロセッサーICの第3弾として「R9A06G150」を発売して量産を始めたと2022年3月30日に発表した。新製品は音声認識HMI(Human Machine Interface)に向けたASSP(Application Specific…
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スズキ、自動運転EVプラットフォームをApplied EVと共同開発へ
スズキは2023年3月30日、オーストラリアApplied Electric Vehicles(Applied EV)と、自動運転に対応する電動車両向けプラットフォーム(PF)の開発に関する覚書を締結したと発表した。Applied EVは、自動運転車向けの電動化技術やソフトウエア技術などに強みを持…
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パナソニックが高い色再現を持つ撮像素子、有機材料で混色対策
パナソニックホールディングスが、光源の種類によらず高い色再現性を実現した有機CMOSイメージセンサー技術を開発した。今回、光電変換層の薄膜化や、電気的な画素分離技術によって、混色成分を抑え、正確な色再現が実現できたという。
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NTTが生体器官の運動を模倣できるハイドロゲル、疑似体内環境で実験可能に
NTTは2023年3月29日、腸のような筋肉を持つ生体器官の動きを再現できる「光駆動型オンチップ運動素子」を開発したと発表した。
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レクサス初のEV専用車「RZ」は880万円から、冬場の航続距離は?
世界初公開から約1年、トヨタ自動車の電気自動車(EV)「RZ」が2023年3月30日にようやく日本で発売となった。RZは高級ブランド「レクサス」初のEV専用モデルで、世界150カ国に投入する予定。販売目標は、世界で月間2700台である。