
先端技術ニュースプラス
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高校生が人工衛星開発、2023年秋に打ち上げへ
クラーク記念国際高等学校、東京大学、Space BDは2023年3月17日、クラーク国際の高校生を対象とする宇宙教育の一環で開発していた人工衛星が完成したと発表した。人工衛星は2023年に宇宙航空研究開発機構に引き渡し、2023年秋に国際宇宙ステーションに向けて打ち上げる予定。
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まるでSF、レーザーでドローン撃墜を三菱重工と川崎重工が競演
SFの世界から飛び出したような兵器が姿を現した。三菱重工業と川崎重工業は、防衛・セキュリティーの総合展示会「DSEI Japan」(2023年3月15~17日、幕張メッセ)に、それぞれ高出力レーザーを使った車両搭載型のドローン撃墜システムのプロトタイプをそれぞれ出展した。
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コニカミノルタがカーボンマイナス実現を2025年に前倒し、製品で他社のCO2削減
コニカミノルタは2023年3月15日、「Konica Minolta Day」と題した、経営方針や重点事業に関する説明会を開催した。その中で、自社外での二酸化炭素(CO2)削減量が、自社製品の製造過程で発生するCO2を上回る「カーボンマイナス」を実現する時期を従来の2030年から2025年に前倒し…
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幼児置き去りを防ぐ後付け装置、日産も2023年6月に発売
日産自動車は2023年3月17日、幼児などの車内への置き去り防止を支援する装置を同年6月に発売すると発表した。同社の幼児送迎用バスに後付けできるもので、取り付けは全国の販売店で行う。
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マツダ新社長に毛籠氏、「電動化は避けて通れない」
マツダは2023年3月17日、社長交代人事を発表した。新社長兼CEO(最高経営責任者)に取締役専務執行役員の毛籠(もろ)勝弘氏が就任する。同年6月の株主総会後に正式に決定する。同社が同年3月17日に開いた代表取締役社長交代に伴う記者会見で毛籠氏は「私の役割は2030年に向けた経営方針の具現化と実行…
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22年度の光産業は絶好調、国内生産額が8年ぶりにプラスへ
産業技術振興協会(OITDA)は2023年3月16日、2022年度の光産業(光機器・装置と光部品)の日本企業の海外生産を含む出荷額(全出荷額)と国内生産額の見込み、2023年度の予測、2021年度の実績を発表した。
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ソニーが2つの先端映像技術を世界初融合、本人とリアルな分身が共演
2023年2月、ソニー・ミュージックエンタテインメントは、フジテレビのドラマ「競争の番人」の主題歌「GLOW」を歌うアーティスト、idom(イドム)氏のミュージックビデオの特別版を公開した。
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JSRと京大発ベンチャーがα酸化ガリウム向けp型材料、MOSFETなど量産に道
京都大学発のベンチャー企業FLOSFIAとJSRは2023年3月15日、α酸化ガリウムと組み合わせて使用するp型半導体の新規成膜材料を開発したと発表した。従来材料では結晶成長速度や埋込性が悪く量産課題があったが、新規材料は成長速度が従来比で10倍以上、埋込性も改善したという。今回の材料によって、α…
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JR東日本が自動走行モビリティーの実証実験、歩行者との共存可能性を探る
JR東日本は2023年3月10日、ウォーターズ竹芝(東京・港)で自動走行モビリティーの実証実験を報道陣に公開した。同実験では、自動走行モビリティーと歩行者との共存可能性を検証する。現在、再開発を進める高輪ゲートウェイ駅周辺のビル群を結ぶモビリティーとして導入を目指している。
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掃除ロボが配送ロボの進路を塞ぐ、実証で見えたロボ社会実現の課題
ロボットの普及やロボットを導入しやすい(ロボットフレンドリー)環境の実現を目指す、一般社団法人「ロボットフレンドリー施設推進機構」(RFA)代表理事の脇谷勉氏は、2023年3月8日に開催した「ロボットフレンドリー×施設管理 令和4年度成果報告会」で次のように発言した。
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「最適な組み合わせ」、いすゞ社長交代で“2トップ”体制に
「今の経営状況では、1トップは非常に負担が大きい。2トップにする方が確実に発展できる」。いすゞ自動車は2023年3月10日、社長交代人事を発表した。2015年から社長を務めてきた片山正則氏は同日に開いた会見で、体制変更の理由を説明した。
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民間航空機エンジンの整備事業を3倍に拡大、三菱重工子会社
三菱重工航空エンジン(愛知県小牧市)は2023年3月7日、拡張した航空機エンジンの整備工場を公開した。同工場は、三菱重工業名古屋誘導推進システム製作所の小牧北工場内にあり、現在は月産5~6台のエンジン整備を請け負う。今回の拡張で生産性を高め、2030年ごろに月産15台への事業拡大を目指す。
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垣間見えた将来のデジタル体験、BMWがMINIシリーズのコンセプトEVを日本初披露
ドイツBMWの日本法人であるビー・エム・ダブリュー(東京・港)は2023年3月2日、「MINI」シリーズで初となるクロスオーバータイプのコンセプトEV「MINI Concept Aceman」を日本で公開した。同車は2022年7月に発表されたものだが、日本での公開は初めてだ。
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Azure Kinect由来のADIのToFセンサー、メガピクセルで5m先を誤差3mm
米アナログ・デバイセズが同社初のCMOSベース3次元ToFセンサーを2023年2月に出荷を開始した。開発したセンサーは、マイクロソフトのToFセンサー技術「Azure Kinect」の技術をベースにしており、5m先の測定誤差は±3mmと小さい。人との協調が求められているロボットへの応用などで今回の…
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日産がバーチャル店舗の実証実験、若い世代をつかむタッチポイントに
日産自動車と日産東京販売は2023年3月8日、メタバース(仮想空間)を活用したバーチャルディーラー店舗「NISSAN HYPE LAB(ニッサン ハイプ ラボ)」の実証実験を同年6月30日まで実施すると発表した。車種やグレードの検討・選定から試乗体験、購入の契約をメタバース上で行えるようにする。
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いすゞが小型EVトラックを発売、モジュール式電池を採用
いすゞ自動車は2023年3月7日、小型トラック「エルフ」の全面改良車を日本で発売した。約16年ぶりの全面改良となる新型車は、改良前のディーゼルエンジン車に加えて、同社初となる量産タイプの電気自動車(EV)を設定した。
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使用済み自動車テールランプからアクリル樹脂再生、三菱ケミカルGが“脱焼却”
三菱ケミカルグループは、自動車部品などに使われるアクリル樹脂の再生に乗り出す。アクリル樹脂は車のテールランプなどに使われており、これらの廃品を化学的に分解し原料に戻す「ケミカルリサイクル」を行い、新品と同等の原料を自動車メーカーなどに販売する。
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2輪車に「グリーンアルミニウム」、ヤマハ発動機が2024年モデルから採用
ヤマハ発動機は2023年3月2日、二輪車用アルミニウム部品の材料に「グリーンアルミニウム」を採用すると発表した。再生可能エネルギーによる電力で製錬したアルミ材で、製品製造における二酸化炭素(CO2)排出量の削減が期待できる。2024年の発売モデルから順次適用する。
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STMicroがGaNと組み合わせるUSB充電器向け電源制御IC、最大140W出力
スイスSTMicroelectronics(STマイクロエレクトロニクス)は、USB充電器に向けたデジタル電源制御ICの新製品「ST-ONEHP」を2023年2月27日(現地時間)に発表した。新製品を同社のGaN(窒化ガリウム)パワー・トランジスタ・モジュールと組み合わせることで、最大140W出力…
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BMWが最高出力480kWのPHEV、エンジン出力をガソリン車と差別化
ドイツBMWの日本法人であるビー・エム・ダブリュー(東京・港)は2023年3月3日、高性能多目的スポーツ車(SUV)「XM(エックスエム)」(以下、同車)を日本で初公開した。XMはプラグインハイブリッド車(PHEV)の四輪駆動車だ。