
先端技術ニュースプラス
目次
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2022年12月期最終赤字のAGC、目指すは「戦略事業」の営業利益50%超
半導体関連部材など戦略事業*の伸びもあって売上高は過去最高だが、ディスプレーの大幅な需要減少などの影響で営業利益は前期比減。ロシアからの製造拠点の撤退を含む大幅な減損損失の痛手で最終損益は赤字に--。AGCが2023年2月8日に発表した2022年12月期の連結決算の結果だ。
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アマダ社長に技術畑の山梨専務が昇格、磯部現社長は会長として管理面を担当
アマダは2023年2月9日、山梨貴昭取締役専務執行役員が2023年4月1日から社長に就任すると発表した。山梨氏は発表の場で「顧客に技術力をもっと訴求して理解してもらい、ともに成長していけるようにしたい」などと語った。
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「給与と利益率に相関あり」DMG森が賃金改定に手応え
DMG森精機は2023年2月8日、2022年度本決算(1~12月)を発表した。連結受注は前年度比19%増の5424億円、売上収益は同20%増の4748億円、営業利益は同79%増の412億円と増収増益だった。
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プリファード系が家庭向け搬送ロボ発売、食器や本など20kgまで運べる
AIベンチャーのPreferred Networks(PFN)の子会社が、物を運ぶロボットを家庭向けに発売する。専用の棚をけん引して運ぶタイプで、音声で指示すると棚に入った食器や本などを所定の場所に運ぶ。こうした搬送ロボットはこれまで、物流倉庫で商品を入れた棚を運んだり、飲食店で料理を配膳するとい…
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アマダの曲げ加工機新型、熟練要する突き当て動作を映像で支援
アマダは2023年2月3日、新型電動ベンディングマシン「EGB」シリーズを発表するとともに、作業者支援の新機能などの詳細を明らかにした。作業者から見えにくいワークと治具の位置関係を加工機内のカメラでモニターする機能、音声で装置を操作する機能などを設けた。
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車載ICの2022年世界売上高は過去最高4.5兆円に、半導体全体は失速
米SIA(Semiconductor Industry Association:米国半導体工業会)は、2022年通年(1~12月の半導体世界売上高を2023年2月3日(現地時間)に発表した。前年比3.2%増の5735億米ドル(約75兆2300億円)だった。2年連続して過去最高を塗り替えた。また、2…
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ロームが車載LCD用LEDドライバー、ちらつきなくし10インチ以上に対応
ロームは、車載液晶ディスプレー(LCD)のLEDバックライトを駆動するドライバーICの新製品を発表した。6チャネル構成品で、10インチ以上と大型の車載LCDに対応できる。同社が2019年8月に発表した6チャネル構成の車載LCD向けLEDドライバーの強化品と位置付けられ、高出力化したり、扱える調光方…
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アマダ、顧客向けのラボルームなど備えた「世界最大級の自社展示施設」
アマダは2023年2月3日、神奈川県伊勢原市の本社内に「Amada Global Innovation Center」(AGIC)を開設した。最新のベンディングマシンやレーザー溶接機など90機種の加工機を展示する他、同社の顧客企業が技術検証するための専用スペースなどを設けた。
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日仏3社連合が新たな船出、ルノー新会社に三菱自も出資検討
フランスRenault(ルノー)グループと日産自動車、三菱自動車の3社は2023年2月6日、日仏3社連合(アライアンス)の連携を強化する新たな取り組みで合意したと発表した。
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日野自が最終赤字550億円の見通し、エンジン不正による特損で
日野自動車は2023年2月2日、2022年度通期(2022年4月~2023年3月)の連結決算(日本基準)において、最終損益が550億円の赤字になる見通しを発表した。エンジンの排ガス・燃費性能の認証不正問題に関連して、同年度通期で374億円の特別損失を計上する見込みだ。
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N-BOXが5カ月連続の首位、23年1月の新車販売
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が2023年2月6日に発表した同年1月の車名別新車販売台数(速報値、以下同じ)によると、登録車(乗用車)と届出車(軽自動車)を合わせた総合順位で、ホンダの軽自動車「N-BOX」が5カ月連続で首位となった。
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技術のソニーと美術の角川大映が融合、バーチャルプロダクションに新境地
ソニーPCLが東京都調布市にある角川大映スタジオにバーチャルプロダクションのスタジオを期間限定でオープンした。映像技術にノウハウを持つソニーと、美術に強みを持つ角川大映スタジオが手を組むことで、バーチャルプロダクションの新しい表現方式やノウハウの習得が狙いだという。
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3Q累計で業績大幅改善の三菱自、通期見通しでは販売台数と売上高を下方修正
「(2022)年末にかけて為替レートが円高で推移したが、引き続き販売の質、あるいは手取り改善活動を推進したことなどにより、前年(度)同期比で大幅に改善した」。三菱自動車代表執行役副社長〔CFO(最高財務責任者)〕の池谷光司氏は、2023年3月期第3四半期(3Q)累計(2022年4月1日~12月31…
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ソニーGの22年度第3四半期決算、イメージセンサー事業が過去最高
ソニーグループ(ソニーG)が2023年2月2日に2022年度第3四半期の決算を報告した。第3四半期の連結売上高は前年同期比13%増の3兆4129億円、連結営業利益は364億円減の4287億円と、過去最高益となった前年同期比に迫るものとなった。特に、イメージセンサー事業の売上が好調で過去最高の売上高…
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ソニーG新社長の十時氏が会見、「成長にこだわる」
ソニーグループ新社長への就任が決まった十時祐樹氏は2023年2月2日にソニーグループ(ソニーG)本社で開かれた記者会見の場で、スローガンとして「成長」を掲げた。会見の席上では吉田会長との2頭体制の狙いや、今後の会社の方向性について語った。
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ルネサスが1200V対応ゲートドライバーIC、SiC搭載インバーターなど向け
ルネサス エレクトロニクスは2023年1月25日、xEV(電動車)インバーター搭載のSiC(炭化ケイ素) MOSFETやSi(シリコン) IGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)を駆動するためのゲートドライバーIC新製品「RAJ2930004AGM」を発表し、同日にサンプル出荷を開始した。
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コマツ「原価が7上がったら売価は10上げる」、利益率重視の価格戦略
コマツは2023年1月31日、2022年度第3四半期の連結決算を発表した。主力セグメントの「建設機械・車両」では、2022年12月までに実施してきた販売価格の値上げについて、「(値上げを)もう少し早くやればよかった。効果が出るのが遅かった」と振り返った。
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デンソーがSOEC水素製造技術を初披露、30年までの実用化狙う
「グリーンファクトリーEXPO」(2023年1月25~27日、東京ビッグサイト)に出展したデンソーは、同社が開発中のSOEC(Solid Oxide Electrolysis Cell、固体酸化物形水電解)技術の詳細を初めて対外的に公表した。自動車部品開発で培われたセラミック技術や熱交換技術を転用…
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パナソニックオートモーティブが全拠点でCO2ゼロ達成、グループ初
パナソニックオートモーティブシステムズは、2023年1月に国内6拠点と海外8拠点の同社全拠点でカーボンニュートラルを達成した。同月27日に発表した。パナソニックグループの事業会社としては初。同グループは2030年までに自社のCO2排出量実質ゼロを宣言している。
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LiDARでもソフト定義、AEyeとContinentalが領域ごとに精度を変更可
LiDAR(レーザーレーダー)メーカーの米AEye(エーアイ)と1次サプライヤー(Tier1)のドイツContinental(コンチネンタル)は「第15回 オートモーティブワールド」(2023年1月25~27日、東京ビッグサイト)に出展し、ソフトウエアでスキャン性能を柔軟に制御できるLiDAR「H…