
先端技術ニュースプラス
目次
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「SDVが追い風に」、ブラックベリーがIoT事業戦略
車載OS(基本ソフト)「QNX」を手掛けるカナダBlackBerry(ブラックベリー)は2022年11月10日、同社のIoT事業戦略について説明した。自動車業界におけるソフトウエア定義車両(Software Defined Vehicle、SDV)への移行が、同社にとって追い風になるという。
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推し活で資産形成も可能、「Web3」がもたらす新たな世界
昨今話題の「Web3(ウェブスリー)」が実現することで、「推し活」による資産形成が可能になるかもしれない……もう散財と言わせない、立派な資産形成だと言い切れる世界の実現が期待される。
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トヨタとデンソー、次世代半導体の新会社に出資した狙い
次世代半導体の国産化を目指す新会社「Rapidus(ラピダス、東京・千代田)は、2022年11月11日に東京都内で初会見を開いた。米IBMなどと連携し、2nm世代のロジック半導体の技術開発を進め、2020年代後半に国内での量産化を目指す。
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日産は燃料電池であえてSOFC開発、ドローンで鍛えクルマへ
「液体で燃料を充填し、高効率に電気を生成できる固体酸化物型燃料電池(SOFC)を実用化できれば、移動体である自動車にとって有用なエネルギー源の1つになる」(日産自動車EVシステム研究所主管研究員の加藤崇氏)
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「24年末にEUV装置」「量産までに5兆円」、国産先端半導体製造会社が発足
「EUV(極端紫外線)露光装置は2024年末に導入できる見込みだ」――。記者陣の人だかりに囲まれながら、半導体新企業ラピダス代表取締役社長に就いた小池淳義氏はこう明かした。EUV露光装置の導入は日本としては初となる。
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トヨタ・NTTなどが半導体製造会社、IBM技術導入で2nm世代国産化狙う
2022年度に2nm世代半導体プロセスの要素技術獲得、EUV(極端紫外線)露光装置の導入着手――。経済産業大臣の西村康稔氏は2022年11月11日の会見で、次世代半導体の量産に向けた研究開発基盤を年内にも設立すると公表した。併せて、ソニーグループなどが出資する半導体新会社を設立し、2本柱で2nm世…
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ルノーグループ、ビジネスモデルを再構築し5分野を独立の重点事業に
「成功するためにビジネスモデルを再構築する必要がある。(中略)そこで、2つの選択肢がある」。フランスRenault(ルノー)グループのLuca de Meo(ルカ・デメオ)CEO(最高経営責任者)は、2022年11月8日にパリで開催した事業説明会でこう語った。
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下水道管内を3台1組で歩行点検する「クモ型」ロボ、テムザックが開発
テムザック(京都市)は2022年11月8日、下水道点検を支援するロボットのプロトタイプ「SPD1」を開発したと発表した。8本の脚を備える多脚歩行式のロボットで、車輪は持たない。カメラを搭載して直径200mmから300mmの下水管内に入り、1回の作業で200m程度の区間を点検するする運用を想定してい…
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ルネサスが車載カメラモジュール向けPMIC、ASIL B対応の電源設計が簡素に
ルネサス エレクトロニクスは、車載カメラモジュールに向けたパワーマネジメントIC(PMIC)「RAA271082」の発売と量産開始を、2022年11月2日に発表した。ISO 26262に準拠したプロセスで開発されたマルチレール電源用ICであり、ASIL Bに対応できるという。サラウンドビューやリア…
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DMG森、給与改定で営業利益100億減も「廉価販売との決別」で好決算
DMG森精機は、2022年度第3四半期の決算を同年11月7日に発表した。第3四半期累計の売上収益は前年同期比21%増の3330億円、営業利益は同60%増の268億円と増収増益。営業利益率は8.0%と前年同期の6.1%から大きく改善した。年度営業利益率は過去最高水準の9.7%を見込む。
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東芝が超音波検査の作業時間を1/3に、液体塗布不要のシートを開発
東芝は2022年11月8日、超音波非破壊検査にかかる作業時間を1/3程度短縮できる超音波透過シートを開発したと発表した。これまでインフラ保守点検などで課題だった液体塗布したり、粘着シートを剥がしたりする手間を不要にした。「1秒間に10回程度測定」(同社)と応答性が高速のため、非破壊検査ロボットへの…
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TSMCが19社と3次元実装アライアンス設立、日本からは2社
台湾TSMC(台湾積体電路製造)は、同社の実装(パッケージング)技術「3DFabric」を使う半導体の開発支援に向けたエコシステム「OIP 3DFabric Alliance」を立ち上げたと、2022年10月27日(現地時間)に発表した。複数のチップレットを組み合わせて1つのパッケージに収める、い…
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22年9月の半導体市場で変調、中国激減と米州復調
米SIA(Semiconductor Industry Association:米国半導体工業会)は2022年10月28日(現地時間)、同年9月の半導体世界売上高(3カ月移動平均値)が470億米ドル(約6兆9550億円、1米ドル=147.98円で換算)だったと発表した。前年同月に比べて3.0%減少…
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N-BOXが2カ月連続の首位、22年10月の新車販売
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が2022年11月7日に発表した同年10月の車名別新車販売台数(速報値、以下同じ)によると、登録車と軽自動車を合わせた総合順位で、ホンダの軽自動車「N-BOX」が2カ月連続で首位となった。
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超えるか通期売上1.5兆円、ルネサスの22年Q3は前年比50%増
ルネサス エレクトロニクスは、2022年第3四半期(7~9月、Q3)の決算を同年10月26日にオンラインで発表した。売上高(売上収益)の前期比は+2.8%と増加ペースは鈍ってきたものの、前年同期比は+50.0%と好調を維持した。同時に発表した通期(1~12月)売上高予測は約1兆5000億円で、この…
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広島でスマホ向け最先端DRAMの量産体制整う、日本政府が465億円助成
米Micron Technology(マイクロンテクノロジー)は、最先端DRAM製造プロセス「1β」の量産体制が整ったこと、および同プロセスで造ったスマートフォン向け製品のサンプルチップの出荷を始めたことを2022年11月1日(現地時間)に発表した。同プロセスでの量産は日本から始める。この量産に対…
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三菱自が「デリカ」の軽を投入、アウトドア志向の顧客を開拓
三菱自動車は2022年11月4日、超背高ワゴンタイプの新型軽自動車「デリカミニ」を、2023年度初夏に発売すると発表した。「DAILY ADVENTURE(毎日の冒険)」をデザインテーマとして開発した車両で、SUV(多目的スポーツ車)らしい力強い外観デザインとした。
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ミズノの運転用シューズ、厚底でも伝わる接地やペダル操作の感覚
スポーツ用品メーカーのミズノが2022年9月、運転用シューズの第1弾「ベアクラッチ」を発売した。同社は発売に先立ち、報道向けに同シューズの体験会を開いた。実際に履くことで、マツダとの共同開発の知見を生かした靴底(ソール)の効果などを体感した。
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OKIが自動ラベル裁断機能搭載カラーLEDプリンター、業務効率改善
OKIは2022年10月26日、小型のカラーLEDプリンター「PLAVI(プラビ) Pro330S」をリニューアルし、ラベル紙のラベルの間を自動で裁断する機能の実装したと発表した。出荷開始は即日。グローバルで年間2000台の販売を目指す。価格はオープンだが、「40万円前後(税抜き)」(OKI)を見…
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感情推定センサーを搭載、三菱電機が2023年度の家庭用エアコンを発表
2022年11月1日、三菱電機が家庭用エアコン「霧ヶ峰」の「Z」シリーズの2023年度モデルを発表した。非接触で脈波を計測し、それを基に「集中度」や「リラックス度」といった感情を推定するセンサーを搭載。ユーザーの「気持ち」に合わせて空調を制御する機能を付加価値として前面に押し出した。