
先端技術ニュースプラス
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バイオマス発電+ハウス栽培でカーボンネガティブ、三菱重工が小型CO2回収装置
三菱重工エンジニアリング(横浜市)と三菱重工パワーインダストリー(横浜市)、太平電業は2022年8月24日、太平電業が保有するバイオマス発電所(広島市)内に新設したCO2回収装置と農業ハウスを報道機関に向けて披露した。
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AGC鹿島工場から塩酸1228tが流出、タンクの底に穴か
AGCは2022年8月29日、同社の鹿島工場(茨城県神栖市)で貯蔵していた塩酸が同月26日から27日にかけて漏洩し、一部が海に流れ出たと公表した。27日時点で工場敷地境界地点の塩酸濃度は基準値以下で、「工場敷地外に影響を与える可能性は極めて低い」(同社)としている。
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新型「スペーシア ベース」にスズキ初の外観パネル、樹脂をぴったり接着
スズキが2022年8月26日に発売した商用軽バン「スペーシア ベース」。標準モデルの「スペーシア」との大きな違いは外観で、荷室側面のデザインを変えた。スペーシアではガラス窓だった部分を、スペーシア ベースでは樹脂製のクオーターパネルに置き換えた。
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ダイソンがペットによる室内空気汚染用掃除機、抜け毛やフケを吸引
新型コロナウイルス感染症の拡大による在宅時間の増加で成長した市場の1つが、犬や猫などのペット市場だ。最近ではペットの多くが室内で飼育されているが、オーナーの多くはそれによる室内環境の汚染に気づいていない。
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「量子コンピューター投資1桁足りない」、大阪大・北川教授
内閣府の「ムーンショット型研究開発制度」で量子コンピューターの研究開発プログラムを主導する大阪大学大学院基礎工学研究科教授の北川勝浩氏。実現すれば“現代の産業革命”が起こるとされる量子コンピューターをどのように開発していくのか、プログラムの体制や方向性を聞いた。
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Intel CEO、「1兆トランジスタに向けファウンドリーは変わる」
Hot Chips 34開催
先端プロセッサーに焦点を合わせた国際会議「Hot Chips 34」(米国時間の2022年8月21~23日にオンライン開催)の基調講演に、米Intel(インテル)のCEOのPat Gelsinger氏が登場した。半導体の微細化ロードマップであるMooreの法則の展望や、今後のファウンドリー事業のあ…
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車載OS「QNX」、フォルクスワーゲンのソフト基盤に採用
カナダBlackBerry(ブラックベリー)は2022年8月26日、車載OS(基本ソフト)「QNX」の採用状況や、米Amazon Web Services(アマゾン・ウェブ・サービス、AWS)と共同開発している車両データ基盤「IVY(アイビー)」の進捗についてオンライン会見で説明した。
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那覇離陸後にエンジン破損したボーイング777、原因はブレードの加工不良
運輸安全委員会は2022年8月25日、2020年末に那覇発羽田行き日本航空904便のボーイング777型機で、左側エンジンのファンブレードが破断した事故について調査報告書を公表した。ファンブレード製造時に中空構造の内部表面に溶着した粒状の金属塊が起点となって亀裂が発生し、その後の定期検査でも発見され…
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スズキの新型「スペーシア ベース」、商用軽市場で巻き返し
スズキは2022年8月26日、商用軽バンの新型「スペーシア ベース」を発売した。同社の軽自動車「スペーシア」シリーズでは「スペーシア」、「同カスタム」、「同ギア」に続く4車種目であり、同シリーズでは初の商用車となる。
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東レがポリアミドの原料をバイオ化、カギは新しい微生物の発見
東レは2022年8月24日、バイオマス100%由来のアジピン酸を開発したと発表した。同社によると、植物の食べられない部分の成分を用いてバイオマス由来の糖を生成し、アジピン酸の原料としたのは世界初。アジピン酸は、プラスチック樹脂として代表的なポリアミド66(ナイロン66)の原料として知られている。
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シリコン量子ビット:汎用量子コンピューター実現へ期待の星
シリコン量子ビットは、量子コンピューターの計算に使う情報の単位「量子ビット」を半導体技術で作成したもの。新材料開発や創薬研究といった応用が見込める汎用的な量子コンピューターを実現する有力技術の1つとして注目を集めている。
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AR市場で8割シェア誇るNreal、「日本の開発者に大きな期待」
日本Nrealは2022年8月24日、報道機関向けに新製品発表会を開催した。同イベントでは、同社のスマートグラス「Nreal Air」向けに、HDMI/Lightning端子を持つ端末に対応したアダプター「Nreal Adapter」を2022年9月末から販売開始すると発表した。
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一度の給油で1000km走れる、トヨタが「シエンタ」を全面改良
トヨタ自動車は2022年8月23日、同社の小型ミニバン「シエンタ」を全面改良して発売した。同社の車両設計・開発手法「TNGA(Toyota New Global Architecture)」を適用し、小型ミニバンとしての基本性能を高めたのが特徴である。5人乗り2列シート仕様と7人乗り3列シート仕様…
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ソニーが「PS VR2」を23年初め発売、メタから王座奪還なるか
米Sony Interactive Entertainment(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)は2022年8月22日(米国時間)、据え置き型ゲーム機「PlayStation(PS)5」向けの新しいVR(Virtual Reality)システム「PlayStation(PS) VR2」…
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切る・縫う可能な織物型圧力センサー、京都工繊大が糸で実現
京都工芸繊維大学は2022年8月4日、新構造のテキスタイル(織物)型圧力センサーを開発したと発表した。全体を糸のみで構成するため製造が容易で、簡単にカットしたり、衣服などに縫い付けたりできる。
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日野自の不正が約64万台に拡大、小型トラック用エンジンでも
日野自動車は2022年8月22日、小型トラックに搭載するエンジンの認証申請で不正があったと発表した。不正対象の車両は、これまでに公表していた約57万台から約64万台に拡大した。日野自は同日、対象車種の出荷を止め、国内市場向けのほぼ全ての車種で出荷を停止することになった。
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オムロンが工場のデータ活用を容易にする新基盤、開発期間9割減の事例も
オムロンは、製造現場のデータ活用基盤「i-BELT Data Management Platform」(i-DMP)を開発した。データの収集や可視化に必要な機能を取りそろえ、個別開発するよりも、データ活用のためのシステムの開発期間や費用を抑えられる。現場のデータ活用を支援する同社のサービス「i-B…
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ルネサスが産業Ethernet用MPU、FA/産業機器をネットワーク対応に
ルネサス エレクトロニクスは、産業Ethernet通信に向けたMPU(マイクロプロセッサー)「RZ/N2L」の発売と量産出荷開始を2022年8月9日に発表した。FA(Factory Automation)/産業機器のホストCPU(マイコンやMPUなど)に新製品をコンパニオンチップとして外付けするこ…
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「脱炭素での主導的位置の確立に注力」、川崎重工が目指す水素の道
「今年度の最大の重点施策は、低炭素・脱炭素社会の実現に貢献する製品・サービスの提供だ」。川崎重工業が2022年8月12日に開いた2022年度第1四半期決算説明会で、同社副社長の山本克也氏はこう語った。
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米大手半導体が5兆円超の新投資、巨額補助金「CHIPS」成立で
2022年8月9日(米国時間)、半導体分野や科学技術分野などに対して広範、かつ多額の補助金を投じる法案「CHIPS and Science Act of 2022」にバイデン米大統領が署名した。既に米国の上院と下院で可決されており、今回の署名で成立した。もともと法案成立を見越して、大手米半導体企業…