
先端技術ニュースプラス
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ソフトバンク、5GとVRでインプラント手術支援 東京大阪間
ソフトバンクと医療VR(仮想現実)を手がけるHoloeyes(ホロアイズ)などは2021年7月12日、5G(第5世代移動通信システム)とVRを活用した遠隔手術支援の実証実験を開始した。若手歯科医を対象に、難易度が高いとされるインプラント手術を、5Gを活用して遠隔から指導する。
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「5nmプロセス」で造る最初のDPU、MarvellがNeoverse N2で設計
米Marvell Technology(マーベル テクノロジー)は、DPU(Data Processing Unit) ICの新製品「OCTEON 10ファミリー」を発表した。台湾TSMCの5nmプロセス「N5」で製造する。「5nmプロセスで造られるDPUは今回の新製品が初めて」(Marvell)…
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韓国暁星、ベトナム最大のポリプロピレン工場 日本輸出トップへ
韓国化学大手の暁星(ヒョソン)が約1400億円を投じたポリプロピレン(PP)の新工場が2021年8月に完成する。生産能力は年産60万tとPPを造る工場としてはベトナムで最大規模。BCP(事業継続計画)の観点から樹脂の調達を分散したい日本の企業の需要を取り込み、日本へ輸出するPPメーカー内でトップを…
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「会社を変える」7700億円大型買収の裏にテスラ株の売却益、パナソニック新社長
「会社を変えるための投資だ」。2021年6月24日にパナソニックの代表取締役社長に就任した執行役員CEOの楠見雄規氏は7月8日、報道関係者の合同取材に応じ、21年4月に最終合意したサプライチェーンソフトウエアを手掛ける米ブルーヨンダー(Blue Yonder)の買収についてこう述べた。同企業の全株…
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新型「Nintendo Switch」は有機EL採用、4K非対応の絶妙な理由
任天堂は有機ELパネルを採用した「Nintendo Switch」の新機種を発表した。以前から、同社が有機ELパネルを採用した新型Switchを開発中だと噂されてきた。同時に、4K映像にも対応すると目されていた。だが、4Kには対応しなかった。
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ソフトバンクが衛星通信で価格破壊、月500円以下 海外にも
ソフトバンクは、2022年中に開始予定の衛星通信を使ったIoT(Internet of Things)向け通信サービスを、月500円以下で提供する計画であることがわかった。現在の衛星通信サービスは月5000〜数万円の通信料がかかることが多く、他社の10分の1の価格破壊になる。地上の基地局経由の通信…
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Intelが仮想化基地局向けにFPGAやNIC、高速で暗号化
「MWC Barcelona 2021」に合わせて発表
米Intel(インテル)は、世界最大級のモバイル展示会「MWC Barcelona 2021」に合わせてオンラインイベントを開催し、5G(第5世代移動通信システム)で注目を集めている仮想化基地局「vRAN(virtual Radio Access Network)」に向けたアクセラレーター関連の新製…
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15.6インチディスプレー搭載の6GHzオシロ、独R&Sが発売
独Rohde & Schwarz(ローデ・シュワルツ)は、実験室向けのオシロスコープ「R&S RTOファミリー」の新機種として「R&S RTO6」を2021年7月1日に世界同時発売した。既存の「R&S RTO2000」の後継機となる。
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VWの新世代EV、7月中に初のOTA実施へ 12週ごとソフト更新を計画
ドイツVolkswagen(フォルクスワーゲン、VW)は2021年7月5日、電気自動車(EV)「ID.ファミリー」にOTA(Over The Air)によるソフトウエア更新を初めて実施すると発表した。最新バージョンのソフト「ID.Software2.3」の配布を同月中に開始する予定である。
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「ホンダジェット」にミドリムシ燃料 ユーグレナ、共同所有機に
ユーグレナは2021年6月29日、微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)由来の油脂や廃食油などで製造したバイオジェット燃料を、小型ビジネスジェット機「HondaJet Elite(ホンダジェットエリート)」に導入した。同社は25年にもバイオ燃料製造の商業プラントを稼働する計画。量産と二酸化炭素(C…
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東大中尾研とNEC系がソフトウエア基地局、ローカル5G向けに格安
東京大学大学院工学系研究科の中尾彰宏教授と東京大学発ベンチャーであるFLARE Wireless、NECネッツエスアイは、ローカル5Gの実証利用を念頭に、企業や自治体向けに格安なソフトウエア基地局の提供を始める。中尾研究室が開発してきたソフトウエアベースの無線装置を活用し、共同で事業展開する。格安…
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Amazonが配送ロボでヘルシンキに新拠点 実空間模擬ソフトを開発
米Amazon.com(アマゾン・ドット・コム)は2021年7月1日(米国時間)、フィンランドのヘルシンキに自律配送技術の研究開発を行う拠点「Amazon Scout Development Center」を新たに設けることを明らかにした。
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「トヨタとFCVで一体に」、日野新社長に小木曽氏が就任
日野自動車の代表取締役社長に、親会社であるトヨタ自動車出身の小木曽聡氏が就任した。就任は2021年6月24日付け。社長だった下義生氏は代表権のある会長に就いた。新社長の小木曽氏は21年7月2日の就任会見で「燃料電池車(FCV)ではトヨタグループと一体となり競争力を上げていく」と意気込み、カーボンニ…
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クアルコム、最新5GモデムやオープンRAN関連製品を一斉に発表
米Qualcomm(クアルコム)は2021年6月28日、「Snapdragon 888 Plus」5Gモデムやスモールセル向けオープンRANプラットフォーム「FSM 200xx」、5Gインフラストラクチャー向けアクセラレーターカード「5G DU X100」を含む、5件の発表を行った。イベント「MW…
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GaNトランジスタ内蔵の5G無線子局向けPAモジュール、NXPが開発
オランダNXP Semiconductors(NXPセミコンダクターズ)は、Sub-6GHz帯5G通信無線子局のRFフロントエンドに向けて、新たなパワーアンプ(Power Amp:PA)マルチチップモジュールを開発した。出力段にGaNトランジスタを採用したPAモジュールで、2.6GHz時の効率が5…
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ドローン配送Ziplineが約280億円調達、コロナワクチン配送に威力
ドローン配送を手掛ける米Zipline International(ジップライン)は2021年6月30日(現地時間)、新たに2億5000万米ドル(1米ドル111円換算で277億5000万円)を調達したことを明らかにした。
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エッジでXilinxやIntelと勝負、Latticeが中規模FPGAでリベンジ
米Lattice Semiconductor(ラティスセミコンダクター)は、汎用FPGAの新製品「Lattice CertusPro-NX」を発表した。最大96K個のロジックセルと最大7.3MビットのSRAMを集積した「中規模」(同社)のFPGAである。通信、コンピューティング、産業、車載、民生な…
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テスラがエクサ級スパコン、5760基のGPUで自動運転の進化加速
米Tesla(テスラ)は、2021年6月19~25日にオンラインで開催された画像認識技術の国際学会「CVPR 2021」で、運転支援システム「オートパイロット」や自動運転機能に向けたDNN(Deep Neural Network)のトレーニング(学習)に利用する自社スーパーコンピューターを披露した…
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ルノーが電動車両にSiCやGaN採用へ 26年めど、STと提携
フランスRenault(ルノー)グループと伊仏合弁STMicroelectronics(STマイクロエレクトロニクス)は2021年6月25日、SiC(シリコンカーバイド、炭化ケイ素)やGaN(ガリウムナイトライド、窒化ガリウム)といった化合物半導体を利用したパワー半導体素子(以下、パワー素子)の供…
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ホンダ、北米初の量産EV 24年初めにSUVタイプ
ホンダの米国法人であるAmerican Honda Motor(アメリカン・ホンダモーター)は2021年6月28日(現地時間)、大型SUV(多目的スポーツ車)タイプの電気自動車(EV)「PROLOGUE(プロローグ)」を、24年初めに北米で発売すると発表した。