
先端技術ニュースプラス
目次
-
ENEOSマテリアル、「世界初」強化学習AIによるプラント自動制御を採用
ENEOSマテリアル(東京・港、旧JSRエラストマー事業部門)は2023年3月30日、プラントの自動操業に向けて自律制御用のAI(人工知能)「FKDPP(Factorial Kernel Dynamic Policy Programming)」を正式採用したと発表した。
-
三菱自の軽SUV「デリカミニ」、ネーミングが奏功し好調な受注
三菱自動車は2023年4月6日、新型軽自動車「デリカミニ」を同年5月25日に発売すると発表した。2023年1月に生産を終了した超背高ワゴンタイプの軽自動車「eKクロス スペース」の後継車になる。
-
コグネックスがAI搭載の新たな外観検査カメラ、幅広い検査に対応
コグネックスはAIを搭載した外観検査用カメラ「In-Sight 3800」シリーズを新たに発売。画像をパソコンで処理するのではなく、画像を取得するデバイス上、すなわちエッジで処理して不良品判断などを出力できる「エッジラーニング(EL)」機能を備える。
-
パナソニック、常圧凍結乾燥技術で香味の高い乾燥食品を試作
パナソニック くらしアプライアンス社は2023年3月30日、香味を高く保ったまま食品を乾燥させる「常圧凍結乾燥技術」の装置と、それによる乾燥食品3種類を試作したと発表した。
-
輸出管理厳格化の半導体製造装置23品目、難解なリストを見やすく整理
経済産業省は2023年3月31日、高性能な半導体製造装置23品目を輸出管理の対象に追加する意向であることを明らかにした。同日、対象となる追加品目を省令改正案の中で公開した。同年4月29日まで意見募集を行い、同年7月の施行を予定している。
-
「業界最安値」の1個0.39米ドル、TIが同社初の汎用Cortex-M0+マイコン
米Texas Instruments(テキサス・インスツルメンツ、TI)は、英Arm(アーム)製CPUコアベースのプロセッサー製品2つを2023年3月15日(現地時間)に発表した。「Cortex-M0+」コアをベースとしたマイコン「MSPM0」と「Cortex-A53/A72」コアをベースとしたビ…
-
ルネサスがRISC-V搭載品の第3弾、音声対話デバイス特化IC
ルネサス エレクトロニクスは、RISC-VコアをベースにしたプロセッサーICの第3弾として「R9A06G150」を発売して量産を始めたと2022年3月30日に発表した。新製品は音声認識HMI(Human Machine Interface)に向けたASSP(Application Specific…
-
NTTがサブテラヘルツ帯で1.44Tビット/秒達成、6G時代を狙う
NTTは2023年3月30日、サブテラヘルツ帯の32GHz幅を使って最大1.44T(テラ)ビット/秒の無線通信に成功したと発表した。同一チャンネルで多重伝送技術OAM(Orbital Angular Momentum、軌道角運動量)での8多重に偏波多重を加えた16多重で実現した。
-
ゲーム見本市「E3」が中止に、大手離脱で問われる展示会の意義
2023年6月に開催予定だった世界最大級のゲーム見本市「E3 2023」が中止になる。主催団体の米エンターテインメントソフトウエア協会(ESA)が発表した。4年ぶりの対面開催を計画していたが、任天堂や米Microsoft(マイクロソフト)などが出展見送りを表明するなど、ゲーム大手の離脱が響いた。
-
スズキ、自動運転EVプラットフォームをApplied EVと共同開発へ
スズキは2023年3月30日、オーストラリアApplied Electric Vehicles(Applied EV)と、自動運転に対応する電動車両向けプラットフォーム(PF)の開発に関する覚書を締結したと発表した。Applied EVは、自動運転車向けの電動化技術やソフトウエア技術などに強みを持…
-
パナソニックが高い色再現を持つ撮像素子、有機材料で混色対策
パナソニックホールディングスが、光源の種類によらず高い色再現性を実現した有機CMOSイメージセンサー技術を開発した。今回、光電変換層の薄膜化や、電気的な画素分離技術によって、混色成分を抑え、正確な色再現が実現できたという。
-
NTTが生体器官の運動を模倣できるハイドロゲル、疑似体内環境で実験可能に
NTTは2023年3月29日、腸のような筋肉を持つ生体器官の動きを再現できる「光駆動型オンチップ運動素子」を開発したと発表した。
-
レクサス初のEV専用車「RZ」は880万円から、冬場の航続距離は?
世界初公開から約1年、トヨタ自動車の電気自動車(EV)「RZ」が2023年3月30日にようやく日本で発売となった。RZは高級ブランド「レクサス」初のEV専用モデルで、世界150カ国に投入する予定。販売目標は、世界で月間2700台である。
-
ドローン普及の課題「騒音」、JAXAとACSLが新形状プロペラで低減
宇宙航空研究開発機構(JAXA)とACSLは、ドローンの普及に向けた課題の1つとされている飛行時の「騒音」を低減するプロペラを共同開発し、その効果を確認した。
-
東レ13年ぶりの社長交代で営業出身の大矢氏、日覺氏は会長に
東レは2023年3月27日、13年ぶりとなる社長交代人事を発表した。繊維の営業畑を歩んできた副社長執行役員の大矢光雄氏が新社長に昇格する。同年6月に開催する株主総会後の取締役会での正式決定を経て就任する。2010年から社長を務めてきた日覺昭廣氏は代表権のある会長に就き、同社を引き続き経営面で支える…
-
ソフトバンクがリチウム金属電池の成層圏動作実証、「空飛ぶ基地局」向け
ソフトバンクは、同社のR&D部門である先端技術研究所による技術展「ギジュツノチカラ ADVANCED TECH SHOW 2023」(2023年3月22~23日開催)で、空飛ぶ基地局「HAPS(High Altitude Platform Station、成層圏プラットフォーム)」の実用化に向けた…
-
三菱重工が沿岸監視の無人母艦、無人航空機/潜水艇を搭載
三菱重工業は防衛・セキュリティーの総合展示会「DSEI Japan」(2023年3月15~17日、幕張メッセ)で、水上無人機(USV: Unmanned Surface Vehicle:USV)の試作機を披露した。沿岸警備や自国の領海への不法侵入、海賊行為、密輸などのリスクを監視する。自律航行だけ…
-
リコーのリサイクル用プラ判別センサー、「意外な用途」で製造業でも引き合い
リコーは、プラスチックの種類を瞬時に判別できるセンサー「RICOH HANDY PLASTIC SENSOR B150」を「第1回サーキュラー・エコノミーEXPO」に出展、「プラスチックを出す際の検査だけではなく、部品や部材を受け入れる際の簡易検査用途に製造業からの引き合いが多い」と明らかにした。
-
使用済み樹脂の素材を判別、リコーが受光素子1つにした低価格センサー
リコーが使用済みプラスチックの素材を判別するセンサーを発売した。ハンディータイプのもので、樹脂に近赤外線を照射し、その反射波の波長を計測することで素材を判別する。受光素子は複数個設けるのが一般的だが、リコーはこれを1つの受光素子で実現しコストを削減した。価格は98万7800円(税込み)。
-
「Ninja H2R」エンジンベースの固定翼無人機、Kawasakiが防衛展で構想披露
川崎重工業傘下のカワサキモータースは、防衛・セキュリティーの総合展示会「DSEI Japan」(2023年3月15~17日、幕張メッセ)で、同社の二輪車「Ninja H2R」用のエンジンをベースに開発した航空機用エンジンを搭載する無人航空機(UAV、ドローン)の開発構想を披露した。