
先端技術ニュースプラス
目次
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椿本チエイン、幅3mm「世界最小」のローラーチェーン
椿本チエイン(大阪市)は、半導体装置・材料の展示会「SEMICON Japan 2022」(2022年12月14~16日、東京ビッグサイト)において、「世界最小」をうたうローラーチェーン「超小型ステンレスチェーン&スプロケット RS6-SS(仮称)」を参考出展した。
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「CO2削減などのGXでも利益を上げる」、DMG森が示した成長戦略
「二酸化炭素(CO2)排出量削減などのGX(グリーントランスフォーメーション)によってお金もうけもできる」。DMG森精機取締役社長の森雅彦氏は2022年12月14日、「中期経営計画2025」のオンライン説明会でこう語った。
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日産が新型セレナなどに低炭素材料を採用、神戸製鋼から調達
日産自動車は国内で生産する新型車に、神戸製鋼所が開発した低炭素鋼材とアルミニウム(Al)合金板材を採用することを決めた。両社が2022年12月19日に発表した。クルマの部品を製造する工程における二酸化炭素(CO2)排出量を削減するのが狙いである。
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キヤノン、高速被写体の撮影を実現した約1900万画素のイメージセンサー発売
キヤノンは2023年1月下旬に、高速移動する被写体を歪みなく撮影できる「グローバルシャッター」機能を搭載した35mmフルサイズ、約1900万画素(画素サイズ6.4μm)、フレートレート約58fpsのCMOSイメージセンサーを発売する。
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世界の半導体工場の着工数、2022年は政府後押しで過去最高の33件
経済安保や半導体不足、HPC(High Performance Computing)/車載半導体の需要増などを背景にして、半導体工場の新設が相次いでいる。SEMI(本部:米国)の2022年12月12日(現地時間)の発表によれば、2022年の半導体工場(ウエハー処理工程/前工程)の着工数(建設開始数…
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東レ系がパワー半導体チップの外観検査装置、精度が従来比5倍に
東レエンジニアリング先端半導体MI テクノロジーは2022年12月13日、大電力用パワー半導体チップの外観検査装置「INSPECTRA CR-Ⅲ」を開発し、2023年1月から販売開始すると発表した。この装置はSi IGBTやSiCチップの最終テストに使うことができ、トラブル要因となる表裏の微細な傷…
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JR西、台車の亀裂発生事故を教訓に「新幹線の安全性向上の取り組み」
JR西日本(西日本旅客鉄道)は、2017年に起こった台車の亀裂発生事故を基にした安全施策などをまとめた「新幹線の安全性向上の取り組み」を公表した。検討・実施した安全重点施策やその実績などを明らかにしている。
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日本ベンチャーが民間宇宙ステーション計画、惑星間経済圏目指し28年に発進
「国際宇宙ステーション(ISS)は2030年で運用を終了してしまう。でも、宇宙に経済圏をつくるためには実際に人が行ったり、モノを置いたりする場所が必要。今のところ日本では、『ポストISS』を見据えた具体的な動きがないことがきっかけだった」
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水素社会を目指す日立が描く、余剰電力で水素製造し既存ガス配管で供給するシナリオ
日立製作所は2022年12月5日に開催した「2022年度 研究開発・知財戦略説明会」において、「水素社会を実現するマルチエネルギーマネジメント」について展示した。変動する再生可能エネルギーなどの余剰電力で水素を製造し、都市ガスなどの既存の配管に混入させて配送するシナリオを想定し、それに必要な要素技…
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富士通、ミリ波用いた骨格推定技術でプライバシーに配慮した見守りサービス
富士通はミリ波レーダーを用い、カメラを設置できない場所での人の行動を解析できる技術「ミリ波見守りサービス(仮)」を開発している。同技術はミリ波で取得した点群データをAI(人工知能)で解析することで行動を推定する。
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imecが日本での半導体研究開発拠点を検討中、CEOが明かす
「日本への研究開発拠点の設立を検討している」。こう明かしたのは、ベルギーの研究機関imec CEO(最高経営責任者)のLuc Van den hove氏だ。
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「マツダ6」部分改良車、ソフト更新でエンジン性能を改善
マツダは中型スポーツセダン/ステーションワゴンの「マツダ6」を部分改良し、2022年12月9日に予約受け付けを開始した。発売は同年12月下旬を予定する。今回の部分改良のポイントは、(1)走行性能の向上、(2)運転支援機能の強化――などである。
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ルネサスが10TOPS/W実現の推論速度1000倍MPU、2023年に登場へ
ルネサス エレクトロニクスは、かねてマイクロプロセッサー(MPU)のAI(人工知能)推論処理を1000倍速く実行可能にすると宣言してきた。10倍や100倍にしたMPUはすでに製品となって販売している。いよいよ2023年には1000倍のMPUが登場する。そのための技術を開発したとの発表を、同社と国立…
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パナソニック、セルロースファイバーとポリ乳酸で生分解する成形材料
パナソニック ホールディングス マニュファクチャリングイノベーション本部は2022年12月6日、セルロースファイバーを生分解性プラスチックに組み合わせた生分解性の成形材料を開発したと発表した。
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プロセス産業向けデジタルツインをPLMの機能で強化、AVEVAとAras
プロセス産業向けデータ管理ツールの英AVEVAと、PLMツールの米Arasそれぞれの日本法人AVEVAとアラスジャパンは、AVEVAのツール開発にArasのPLMツール「Aras Innovator」を採用する際の具体的な方法について明らかにした。
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「2030年度に売上高4000億円」、川崎重工が描く水素が広がる未来
「モーターサイクルも航空も、(鉄道)車両にも一部水素が入ってくる」「水素事業は、2030年には一番大きな事業となり得る」。川崎重工業が2022年12月6日に開催した「グループビジョン2030進捗報告会」で、同社代表取締役社長執行役員の橋本康彦氏は、何度も水素エネルギー事業への期待を強調した。
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N-BOXが3カ月連続の首位、22年11月の新車販売
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が2022年12月6日に発表した同年11月の車名別新車販売台数(速報値、以下同じ)によると、登録車と軽自動車を合わせた総合順位で、ホンダの軽自動車「N-BOX」が3カ月連続で首位となった。
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日本郵便とACSLがレベル4対応ドローン、23年度内に物流利用目指す
日本郵便と日本郵政キャピタル、ドローン機体の開発を手掛けるACSLは2022年12月6日、日本郵便による配送に向けた物流専用ドローンの新機体を発表した。
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日立、台湾新型特急のデザインで地域との対話に3Dプリンター活用
日立製作所は、台湾で2021年12月から運行している新型特急電車「EMU3000」のデザイン開発過程において、3Dプリンターの造形品などを利用して初期段階コンセプト決定から最終段階まで顧客側と頻繁に議論を重ねたプロセスを明らかにした。
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CMOSアニーリングによる信号機制御で渋滞解消など、日立がデモ展示
日立製作所は2022年12月5日、同社中央研究所(東京都国分寺市)で開いた「2022年度研究開発・知財戦略説明会」で、開発を進める量子コンピュータの関連技術を報道関係者に公開した。