新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、ビジネス環境の不確実性や曖昧(あいまい)さが増大している。先が読めない時代の到来だ。こうした環境の激変に打ち勝つには、個人が自律性を発揮し、組織の一体感を醸成する必要がある。

ただ、「上司が言う自律性」や「いま話題の自律性」「ありふれた自律性」では人が育たず、組織が崩壊する恐れがある。コロナ前の“常識”は通用しなくなっている。今後の人材・組織開発のあるべき姿はどのようなものか。今回の連載コラムでは、その処方箋について考える。
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新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、ビジネス環境の不確実性や曖昧(あいまい)さが増大している。先が読めない時代の到来だ。こうした環境の激変に打ち勝つには、個人が自律性を発揮し、組織の一体感を醸成する必要がある。
ただ、「上司が言う自律性」や「いま話題の自律性」「ありふれた自律性」では人が育たず、組織が崩壊する恐れがある。コロナ前の“常識”は通用しなくなっている。今後の人材・組織開発のあるべき姿はどのようなものか。今回の連載コラムでは、その処方箋について考える。
第6回(最終回)
前回(第5回)のコラムでは、不確実な時代において「ジョブ型雇用」や「管理・報酬」によって組織のパフォーマンスを向上させることが難しいこと、創造性こそが企業価値を上げる鍵であり、その創造性は自律性の高い人間から生み出されることについて述べた。今回は「自律性の高い人材をどのように生かすか」という点につ…
第5回
これまで本連載では、個人の自律性や組織の一体感をいかに上げるかという点について述べてきた。今回は少し視点を変え、「自律性を持った個人をどのように生かしていくか」という観点で組織のあり方を考えてみる。
第4回
本コラムの第2回と第3回では、VUCA時代(不確実性時代)に求められる “個人”の在り方について説明してきた。それでは、組織はどうあるべきだろうか。今回は「一体感」をキーワードに、“組織”の在り方について考える。
第3回
第1回の本コラムでは自律性と一体感の重要性について解説し、第2回では個人の自律性を読み解くことで、自律性向上のためのポイントを押さえてきた。第3回では会社内での自律性に着目し、従業員が自律性を発揮するために会社が果たすべき役割や、自律性向上のための取り組みについて紹介する。
第2回
第1回の本コラムでは、個人の自律性を高め、それを組織が許容することにより、多様化していく市場要求に応えられるようになることを説明した。第2回では、個人の自律性の向上について考える。
第1回
2021年に入っても、新型コロナウイルスの感染拡大は止まらない。コロナ以前より、不確実性や曖昧(あいまい)さはますます増している状況だ。多くの専門家の間で、長期的な“Withコロナ時代”を覚悟する必要があると言われており、コロナ禍が収束しても元の世界には戻らないとの見方が大半だ。このような中で、人…