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3階出発ロビー。左に並ぶ光るボックスは「メカニカルランタン」と呼ばれ、天井に向けた照明や空調の吹き出し口などが上部に配置されている(写真:車田 保)
3階出発ロビー。左に並ぶ光るボックスは「メカニカルランタン」と呼ばれ、天井に向けた照明や空調の吹き出し口などが上部に配置されている(写真:車田 保)
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 中部地方初の国際空港として、常滑沖の人工島に建設された中部国際空港。社長をはじめ主要ポストをトヨタ自動車の出身者が占める空港会社が、トヨタ流の徹底したコスト削減を図った。

 設計を担当した日建設計の赤司博之設計室長も「役所と違って、ものの決め方がトップダウン。極めて民間的だった」と語る。「改善できる部分に気付いたら、すぐに対処する。設計変更が多く、その分、苦労も大きかった」(赤司氏)。

 比較対象として、よく引き合いに出されるのが関西国際空港だ。コンペで選出されたイタリア人建築家、レンゾ・ピアノ氏が設計したターミナルビルは、当初の見積もりの3倍近い2000億円を超える建設費がかかった。