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ドローンで建物の損壊を調査

 損害保険会社が建物の損壊に対して保険金を支払う際には、その前に修理費の見積もりを修理業者に出してもらう必要がある。しかし大規模災害では修理業者が足りなくなるため、見積もり作業だけで数カ月を要することがある。この部分をドローンによって短縮する取り組みも進んでいる。

 MS&ADグループはテラリフォームと提携し、ドローンを活用した修理業者紹介サービスを2020年12月に開始した。テラリフォームは全国の100社を超える修理業者や400人以上のドローンパイロットと提携している。「ドローンを使って屋根の損害を調査し、テラリフォームの提携修理業者がすぐに見積もりを出す仕組みだ」(三井住友海上の山元部長)。最短で数日のうちに修理を着工できるという。

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図 MS&ADグループによるドローンを活用した家屋調査の取り組み
図 MS&ADグループによるドローンを活用した家屋調査の取り組み
かわらの破損具合をドローンで把握(写真提供:MS&ADインシュアランスグループホールディングス)
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 建物の修理ができない状況が続くと、その地域に悪徳修理業者がやってくる恐れもある。ドローンの活用によって修理までの期間を短縮することで、悪徳修理業者の排除も狙う。