大きな進歩を遂げて活用が広がる人工知能(AI)。これまで数年の周期で「ブーム」と「冬の時代」を繰り返し、今まさにブームである春の真っただ中だ。本特集では、世界的名著「ゲーデル、エッシャー、バッハ あるいは不思議の環」(白揚社)の著者、ダグラス・ホフスタッターのまな弟子が「AIの春」について4回にわたってお届けする。

特集
教養として知っておきたいAIの到達点
目次
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懐疑派と支持派で割れる「シンギュラリティ」議論、AI開発の現在地を探ろう
レイ・カーツワイルの著作『スピリチュアル・マシーン』と『ポスト・ヒューマン誕生』への反応は、「熱烈な支持」「懐疑的、否定的」という両極端なものに分かれているようだ。カーツワイルの本を読んだときの私の感想は後者だった。
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AIの「シンギュラリティ」はいつ?人間の脳はコンピューターで再現できるか
レイ・カーツワイルはAI分野の長年にわたる有力な楽観主義者だ。MITでマーヴィン・ミンスキーの教え子だったカーツワイルは、発明家として輝かしい経歴を収めてきた。世界初の文章音声読み上げ機や、世界最高レベルのシンセサイザーも彼の発明だ。
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AIと人間を見分けられるか?「チューリングテスト」でだまされた審査員
1930年代にプログラム可能なコンピューターの構想を初めて描いたイギリスの数学者アラン・チューリングは、「機械は思考できるのか?」という問いかけは何を意味しているのかを問う論文を1950年に発表した。そのなかでチューリングはのちに有名になった「イミテーションゲーム」を提唱した。
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強いAI、弱いAIとは?再び満開を迎えた「AIの春」の論点
あなたは飼っているネコの動画を撮って、YouTubeに投稿したことがあるだろうか?もしそうだとしたら、仲間はたくさんいる。YouTubeに投稿された動画は10億本を超えていて、ネコを主役にしたものも多い。
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