日産自動車は2021年2月26日、電動化に向けた切り札を発表した。それが、同社のシリーズハイブリッド技術「e-POWER」に適用する発電専用エンジンだ。「STARC(Strong Tumble and Appropriately stretched Robust ignition Channel)」と名付けた独自の燃焼技術によって、エンジンの最高熱効率を大台の50%に乗せる。

 STARCを適用した発電専用エンジンとはどのようなものか。そして、日産はその武器をどう使い、“究極”と位置付ける電気自動車(EV)へとバトンをつないでいくのか。日産のパワートレーン戦略を主導する平井俊弘氏(専務執行役員)をはじめとする関係者への単独インタビューから、2050年のカーボンニューラル実現に向けた最新のパワートレーン戦略を探った。