全2207文字
PR

IoTデバイスにRustを活用

 AI(人工知能)スタートアップのIdeinはAI解析を利用したIoT(インターネット・オブ・シングズ)システムを構築・運用するプラットフォームサービス「Actcast」などでRustを採用している。Actcastの開発初期はRustのみを使っていたが、現在はシステムの拡張に伴い、サーバーサイドではTypeScriptやHaskell、Goも利用し、デバイスのエージェントソフトウエアの開発にRustを使っているという。

Actcastのイメージ
Actcastのイメージ
(出所:Idein)
[画像のクリックで拡大表示]

 Ideinの志村琳研究開発部エンジニアはRustを選んだ理由の1つを「コンピューターリソースの使用量が少ない言語が良かったため」と説明する。C/C++といった使用するリソースが少ない言語を利用する手もあるが「実行時エラーが発生してデバッグが大変になるのは避けたかった」と開発当初を振り返る。

 志村エンジニアはRustのメリットの1つに型システムを挙げる。プログラムの様々な箇所を変更しても型システムが全体の整合性を保証するためバグが出にくかったという。並行処理の安全性も型システムが保証するため、「複数のリクエストを処理するサーバーサイドの開発やマルチタスクを実現するIoTデバイスのエージェントソフトウエアの開発に役立った」(志村エンジニア)という。

■変更履歴
公開当初、フォルシアがPostgreSQLをC言語で拡張した過去のデータベースについて「インメモリーデータベース」としていましたが、正しくは「検索用データベース」でした。おわびして訂正します。本文は修正済みです。[2021/03/04 14:50]