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「繰り越し」「シェア」「ギフト」の仕組みも充実

 MVNO各社の新料金は単に安いだけでなく、これまで一部の事業者に限られていたデータ通信量の「繰り越し」「シェア」「ギフト」といった仕組みが充実してきた。繰り越しは余った通信量の翌月への充当、シェアは複数人や複数台での通信量の共有、ギフトは友人や知人への通信量の付与を指す。

 最近はシンプルで分かりやすくするため、月間データ通信量に応じた数種類のメニューに絞るケースが増えているが、独自色を打ち出す動きもある。

 例えばエキサイトは「エキサイトモバイル」で、段階制料金の「Fit」と定額制料金の「Flat」を用意。Fitは低速通信(毎秒200キロビット)だけでの利用(0ギガバイト)であれば音声SIMでも月495円の低水準に抑え、Flatでは月50ギガバイトの大容量までカバーした。「あえてターゲットを狭めず広くした。プラン全体の考え方を含め、コストパフォーマンスや利便性で(他社に)負けているとは思わない」(Life & Communications事業部の飛田猛彦副事業部長)と胸を張る。

エキサイトの「エキサイトモバイル」の新料金。段階制料金の「Fit」と定額制料金の「Flat」を用意した
エキサイトの「エキサイトモバイル」の新料金。段階制料金の「Fit」と定額制料金の「Flat」を用意した
出所:エキサイト
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 イオンリテールの「イオンモバイル」では月間データ通信量に応じて豊富なメニューをそろえ、自由に変えられるようにした。

イオンリテールの「イオンモバイル」の新料金。「さいてきプラン」では月間データ通信量に応じて豊富なメニューを用意した
イオンリテールの「イオンモバイル」の新料金。「さいてきプラン」では月間データ通信量に応じて豊富なメニューを用意した
出所:イオンリテール
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 毎月の通信量を把握していないと選びにくいように見えるが、使い始めれば毎月の利用状況に合わせて最適なメニューに微調整できるので好評だという。「他社は、例えば3ギガ契約なのに1ギガバイトしか使わないユーザーが存在するから利益が出る。利益的には厳しいが、当社は量り売りに近く、余った通信量も繰り越せるので無駄なく安く使える」(住居余暇本部イオンモバイルユニットの井原龍二イオンモバイル商品マネージャー)。実際、同社の「マイページ」で通信量をこまめにチェックし、切り替えているユーザーは多いとする。