「DX人材」とは何か――。デジタルトランスフォーメーション(DX)の機運が高まる中、このシンプルな問いの答えを模索し人材の採用と育成に奔走する企業が増えている。DXを推進するための人材像はどのようなものか、どうすれば必要な人材を確保できるのか。DX先進企業への取材で明らかにする。

特集
「DX人材」の正体、見えた育成・採用の勘所
目次
-
こんなやり方は失敗する、知っておきたいDX人材獲得の「べからず5カ条」
DX推進のための人材獲得は一足飛びにはいかない。先進企業への取材から、失敗を回避する教訓と対策が見えてきた。
-
DX人材を育てるダイキン・旭化成・JFEスチール、育成を「血肉」にする共通点
ダイキン工業、旭化成、JFEスチールの3社はDX人材の社内育成を進めている。共通するのは、育成といえども現場の課題解決に取り組ませる「現場百遍」とも言える姿勢だ。
-
なぜあの会社にはDX人材が集まるのか?先進3社に学ぶ「組織作り」の流儀
DX人材が採用できない――。嘆く人事担当者をよそに、成功企業は数十人から100人規模の人材を集めている。企業はDXを実現するために人材をどう集め、推進のための組織を作り上げていくべきなのか。複数の成功企業の事例を基に、DX組織作りの勘所を探る。
-
DX人材は「とりあえず欲しい」では集まらない、採用と育成の前に必要なこと
「DX人材」は多様だ。企業の目指す姿に応じて様々なタイプや役職の人材があてはまる。「とりあえずDX人材が欲しい」という姿勢で中途採用を始め、失敗するケースが多いという。採用や育成に乗り出す前にやるべきことがある。