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 米カリフォルニア(加)州車両管理局(DMV)が2021年2月に発表した20年度(報告期間:19年12月~20年11月)の自動運転公道試験の結果報告書において、米IT企業関連で成績が良かったのが米国の新興企業Zoox(ズークス)だった。同社は、米Amazon.com(アマゾン・ドット・コム)によって20年6月に買収された。今回の報告書では、自動運転継続平均距離は約2620kmと19年度に比べて微増し、10位に入った。総走行距離に関しては、期間中にロックダウン(外出制限)が敷かれたコロナ禍にもかかわらず、19年度比で約5割増の約16万5000kmだった。これは、米Cruise(クルーズ)、米Waymo(ウェイモ)、中国系のPony.ai(小馬智行)に次ぐ4位となる長さで、同社が精力的に試験をしている様子がうかがえる。

サンフランシスコに停車中のZooxの自動運転車
サンフランシスコに停車中のZooxの自動運転車
2020年撮影。(撮影:日経クロステック)
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 Zooxは、20年9月に加州DMVからテストドライバーが不在での自動運転車を利用した公道試験の認可を得た。20年12月には、移動サービス(ロボタクシー)向けの独自小型電気自動車(EV)を披露するなど、Amazonによる買収後も、実用化に向けて順調に歩みを進めている。

Zooxのロボタクシー向け小型自動運転車
Zooxのロボタクシー向け小型自動運転車
(出所:Zoox)
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