全4893文字
PR

 一眼レフやミラーレス一眼カメラのセンサーは、主に「フルサイズ」「APS-Cサイズ」「4/3型」の3種類がある。3種類の中では、フルサイズのセンサーが最も大きく、APS-Cサイズ、4/3型の順に小さくなる。サイズが大きいほど高画質な写真が撮影できるが、価格も高くなりがちだ。余裕があればフルサイズを選択したいが、3Dモデルの作成を試す程度であれば4/3型でも問題はない。4/3型センサーは主に、マイクロフォーサーズ規格を採用したミラーレス一眼カメラに搭載されている。

キヤノンが2020年7月に発表した一眼レフ「EOS R5」に搭載しているフルサイズのCMOSセンサー。画面サイズは約36×24mm。同社のAPS-Cセンサー(画面サイズは約22.3×14.9mm)と比較すると、縦横ともに約1.6倍大きい(出所:キヤノン)
キヤノンが2020年7月に発表した一眼レフ「EOS R5」に搭載しているフルサイズのCMOSセンサー。画面サイズは約36×24mm。同社のAPS-Cセンサー(画面サイズは約22.3×14.9mm)と比較すると、縦横ともに約1.6倍大きい(出所:キヤノン)
[画像のクリックで拡大表示]

 ちなみに、コンパクトデジカメ(コンデジ)のセンサーは4/3型よりも小さい1型、スマホに搭載されているものはさらに小さい1/2.3型というサイズが一般的だ。これらのカメラを使って3Dモデルを作成するとなると精度が低くなってしまう。試しに3Dモデルを作成するなど、用途を割り切ろう。

デジカメの種類で比較すると、フォトグラメトリー用途で使用する際にメリットとデメリットがそれぞれある(資料:一岡 洋佑)
デジカメの種類で比較すると、フォトグラメトリー用途で使用する際にメリットとデメリットがそれぞれある(資料:一岡 洋佑)
[画像のクリックで拡大表示]

 次に画素数を確認しておこう。センサーのサイズとは異なり、画素数は大きいからといって必ずしも高画質になるとは限らない。画素数が大きくなると1素子当たりが光を受ける面積が小さくなってしまい、1素子当たりの受光量が少なくなる。その結果、画質が低下しやすくなるというのが理由だ。

 このようなことから、フォトグラメトリーでカメラを選択する際は画素数よりもセンサーサイズにポイントを置いたほうが無難だ。昨今では、APS-Cや4/3型で初心者向けのカメラは2000万~2500万画素程度、中級者以上に向けたフルサイズのカメラは3000万画素超といった性能が少なくない。画素数で迷ったら、このくらいのスペックを目安にしておくとよいだろう。

キヤノンが2020年10月に発表したエントリーユーザー向けのミラーレス一眼カメラ「EOS Kiss M2」。APS-Cサイズで有効画素数が約2410万画素のセンサーを搭載している(出所:キヤノン)
キヤノンが2020年10月に発表したエントリーユーザー向けのミラーレス一眼カメラ「EOS Kiss M2」。APS-Cサイズで有効画素数が約2410万画素のセンサーを搭載している(出所:キヤノン)
[画像のクリックで拡大表示]
パナソニックが2020年7月に発表したミラーレス一眼カメラ「LUMIX DC-G100」。4/3型で有効画素数が2030万画素のセンサーを搭載している(出所:パナソニック)
パナソニックが2020年7月に発表したミラーレス一眼カメラ「LUMIX DC-G100」。4/3型で有効画素数が2030万画素のセンサーを搭載している(出所:パナソニック)
[画像のクリックで拡大表示]

レンズは広角を選択

 一眼レフやミラーレス一眼カメラを使用する場合、使用するレンズにも注意を払いたい。フォトグラメトリーでは1枚の画像に多くの情報量が写り込むことが望ましいため、撮影範囲が広い「広角レンズ」を使うのがお勧めだ。焦点距離でいえば、35mm換算で24~28mm程度の撮影ができるとよいといわれている。

 レンズは単焦点タイプでも、ズームタイプでも問題はない。デジカメのセンサーサイズによって異なるのだが、例えば、フルサイズの場合は焦点距離が25~50mm、APS-Cサイズの場合は18~35mmのレンズを用いるのが好ましい。