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IT大手やユーザー系企業など、知名度の高い企業が躍進した。学生に寄り添う取り組みをした企業もランキングを大きく伸ばした。「雇用を守りそう」ランキングは首位が入れ替わった。

 「楽天みん就」と日経コンピュータは、2022年4月に入社予定(22年卒採用)の学生を対象に「IT業界就職人気ランキング」調査を実施した。

 2010年に調査を始め、今回で12回目。調査期間は2020年9月16日から2021年3月26日まで。投票方法は前回と一部異なる。これまではWebアンケートと「楽天みん就」が主催する就職イベント会場での紙によるアンケートだったが、紙のアンケートがオンラインイベント「みん就LIVE」「IT Job Festa LIVE」でのWebアンケートに代わった。

表 IT業界における就職人気企業の総合ランキング
知名度高い大企業系システム会社がランキング伸ばす
表 IT業界における就職人気企業の総合ランキング
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NTTデータは12年連続1位

 IT業務を希望する学生からの得票(志望する学生)が多い順に並べた総合ランキングを見ると、首位はNTTデータだった。調査開始以来、12年連続である。2位は楽天グループ、3位は富士通で、SCSK、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)の5位までは前回調査から変動がなかった。大手に人気が集中している様子がうかがえる。

 NTTデータはIT業界に限らない全業界が対象の総合ランキングでも2位と上位に入っている。このほかにも富士通が43ポイント順位を上げて32位に、CTCは27ポイント上げて59位とランキングを伸ばすIT企業が目立った。調査を担当した楽天グループの福地茂樹みん就ビジネス課ヴァイスシニアマネージャーは「コロナ禍で様々なITサービスに触れて、異業種志望の学生がIT業界にも目を向けるようになったのではないか」との見方を示す。

 JTBグループや全日本空輸(ANA)といった人気企業が新卒採用を中止または大幅に減らした影響で順位を落とし、コロナ禍で多くの社会インフラを支え、業績好調なIT企業の人気が相対的に上がったことも要因として考えられそうだ。